2016/06/02 のログ
ご案内:「屋上」に東雲七生さんが現れました。
東雲七生 > 天気のいい日は特に高い所に居たくなる。

思いがけず午後の授業が潰れて、
昼休みからの時間をどう過ごすかという問題に直面した七生はとりあえず屋上に来ていた。
受講しているクラスの関係上、
生徒の大半はまだ授業がある為か天気が良いにも関わらず屋上はさほど賑わっていない。

「んー……さあて、どうしよっかな……?」

ぐるりと辺りを見回して、意味も無く肩をぐるぐる回しながら七生は一人、考える。

東雲七生 > 選択肢としては、
1:自習
2:自己鍛錬
3:寝る
──の3つがある。

どれも学生生活における大事な要素であるので、
このうちどれか一つを選ぶとなるとそれなりに迷うものなのだ。

「よっし、とりあえず昼寝してから考えよ。」

あんまり迷わなかった。
昨夜とくに夜更かしをしていた訳ではないが、ここはあれである。
──寝る子は育つにワンチャン賭けてみる。

東雲七生 > どうせ自己鍛錬なんて寝るまでの間に色々やるし、
自習なんて自発的にやる様な成績優良児でもないし。
どうせなら午前中の授業で使った脳みそを一時的にでも休ませてあげたい。
それに、寝る子は育つというじゃないか。大事なことだから二回。

「とはいえ寝過ぎないようにしねえとなあ……結構日差し強いし。」

ベンチに寝っ転がって、ふわぁ、と欠伸を漏らす。
その姿は子供っぽいというよりは、仔犬っぽかった。

東雲七生 > だらだらごろごろ。
寝ようと決めたところで特別睡眠時間が普段少ない訳ではない。
そんな状況で簡単に眠りに就けるはずも無く、ベンチに寝そべったままだらだらしている、という状況に落ち着いてしまった。

「うーん……夜寝れる生活ってのも、これはこれでなあ。」

不便というほどではないけど、と独りごちる。