2016/09/22 のログ
ご案内:「ロビー」に佐伯貴子さんが現れました。
佐伯貴子 > (「おしるこコーラ」と書かれた清涼飲料水を持ち、
 片手で携帯デバイスを操作している。
 ソファにゆったりと腰掛け、
 休み時間を満喫しているようだ)

今学期はこのスケジュールで行けば…
単位を取れるな…

佐伯貴子 > (おしるこコーラを一口のみ、
 タブレット端末を取り出し操作する。
 進学目標の大学に合格するための、
 必要な受験科目と目標点が表示される)

割りとギリギリかな…
4年になったら委員会の仕事を減らそう。

ご案内:「ロビー」に蒼穹さんが現れました。
蒼穹 > 彼女が座ったソファの後ろ側。
そこに何時の間にか立ってた、久しぶりだろうその姿。
ちょん、と彼女の頭に蒼穹の指先が当てられると、

「やっほ。」

端末見てるその姿にまっるきりちょっかいがてら、
相変わらず変わらない緩々な態度で挨拶。
彼女が振り返ったら軽く片手を揺らして見せよう。

「久しぶりだね、係長。休憩かい?」

ソファの後ろ側に片手を付いて体重をかければ、
そのまま彼女に話しかけた。

佐伯貴子 > やあ蒼穹、久しぶりだな。

(特に驚くこともなく振り返る)

休憩でもあり進路のチェックでもある。
君は何だ、この島が恋しくなってついに復活を決めたのか。

(適当なことを言う。
 詮索するつもりはないが、
 いなくなっていた間に悪事を働いていなければそれでいい。
 首だけ捻るとつかれるので、
 横向きに座りなおす)

蒼穹 > 「いやちょっとは驚けよっ!」

それが目当てで折角後ろからちょっかいかけたが、この辺りは流石である。
むちゃぶり半分なツッコミをやけに鋭く入れた。

「ふーん、進路…進路かぁ。そいや係長もどっか行くのかなぁ。

あっはは。私をどこぞの魔王みたいに言わないでよ。
似たようなもんだけど。」

冗談にはまた相変わらずの笑顔にて。

「んー、ま、別にいなくなってたわけでもないし、
死んで復活したわけでもないさ。たまたま目に付かなかっただけよ。」

音沙汰がなかった間も、これといって変わりはなかったらしい。
何処かへ帰省したとか、或いは暗躍していたとか、
まして勇者に封印されていたわけでもない。見ての通り五体満足だ。
ソファの背もたれの天辺で肘を立てて、そこに顔を置いて彼女と向き合った。

佐伯貴子 > うーん、奇襲や不意打ちだったら死んでたから。
驚くだけ疲れるかなって。

(図太いのか何なのかよくわからない)

「も」ってなんだよ、そりゃ卒業したらどこか行くさ。
まだ結構先だけどな。

(あと1年半でここでの生活は終わりを告げる予定だ。
 単位が取れなくてダブルとか、
 大学に落ちて仮面浪人する可能性もあるが)

なんか風紀委員会データベースによると魔王とかとあまり変わらなかったような…
目につかなかったってことはつまり、

サボってたってことだな?

(軽く睨みつける。
 これといって大きな事件はなかったが、
 サボった委員の仕事の一端は佐伯貴子に回ってくる傾向にある。
 つまりサボる風紀委員は敵だ)

蒼穹 > 「係長………ロボットか何か?」

言ってる事は確かに正しいけど、
なんか人間的ではない気がする。
かく思考する己は破壊の神。

「んー?ああいや、ちょっと最近進学の話をちらっとしたからさ。
ん、そりゃなにより。
係長の事だからストレートでいっちゃうのかなぁってね。」

単位についても、この間話したので…ちょっとばかり、敏感なのかも。

「ま、私破壊神ですからっ!


いえっす。」

親指グッと。良い笑顔。
もうご存知過ぎるだろうが、蒼穹は、サボり魔だ。
働いている方が珍しいのは、今更言うまでもない。
とりわけ書類仕事なんて全部横流し。
故に破壊神の生み出した被害は他に流れ弾として飛んでいく。

佐伯貴子 > 係長じゃないしロボットでもない…
常在戦場という言葉があるだろう。
あれだあれ。

(つまり常に生き死にを考えて生きているということである。
 戦闘能力もないのにこのような精神状態は異常かもしれない)

君も進学の話なんかするのか…

(唖然とした表情になった)

そうは言うがな、これがなかなか難しい。
魔術や異能の講義を受けつつ受験勉強というのは、正直きつい。

(かなり珍しく弱音を吐いた)

いえっす。じゃないだろっ!?
他人の時間を破壊するな!
活躍してくれとは言わんが、せめて自分の仕事は片付けてくれ…

(タブレット端末を膝に置き、
 右手でこめかみを押さえる。
 仕事をしに戻ってきた、と少しでも期待した自分がバカだった。
 気が向いたから顔を見せた、それだけのようだ。
 佐伯貴子の仕事は減りそうにない)

蒼穹 > 「じゃあキミは一体なんなんだよ!私はこれからなんて呼べばいいのさ!

……いやそれもう、大袈裟すぎると思うんだけど。」

やけに哲学的な質問を投げかけながら、
しれっと出てきた常在戦場、なる言葉にえぇ…って表情。
彼女からすれば或いは当然なのかもしれないが、
それとは真逆でいつも危機感ナシにぶらぶらしてる蒼穹には、
困惑するしかなかった。

「……したら悪い?」

何を失礼なと目を細める。
因みに、あまり学業も振るっていないというか、
進学どころか、進級も危ぶまれるのが蒼穹の実情である。

「ふーん。あー、そっかあ。一杯勉強することあるんだねー。
私だったらその中から受験勉強一本に絞りそう。

まっ、魔法くらいなら教えれるけど。」

気を効かせた一言。

「じゃあウソでノーンとでも言えば良かったのかい?
あっはっはっは…、まぁまぁ、そんなに怒りなさんな。」

さぞ愉快そうだ。そして、多分変える気もなさそうだ。

「本当にキッツいならちょっとくらいは融通するさ。
それに……働いてないわけじゃあ、ないんだよ。」

でも、融通が効かないわけではない。
言い訳に聞こえるやもしれないが、一言付け足す。

佐伯貴子 > …係長でいいよ…

(諦め口調)

この島でこんなことをしているといつ死ぬかわからないだろ。
私は君のように丈夫じゃないんだ。

(相手が丈夫かどうかわからないが、
 神を名乗るくらいにはしぶといと感じていた)

いつもしろ。

(ついに仕事以外の勉学にまで口を出し始めた。
 嫌な上司そのものである。
 しかも上司じゃない)

そうだよ、普通の学生にとって本分は勉強なんだ。
ありがたいが、これ以上勉強するとキャパシティーを超えるし…
強くなって大活躍したりしたいわけじゃないからな。

(あくまで魔法は知識に留める。
 大きすぎる力を持つ器ではない。
 分相応というものがある)

怒らせたくなければ仕事をしろ。
…刑事課には秘匿事項が多そうだから、
やっていればそれでいいんだがな。

(ふと表情をかげらせる。
 もし相手が事件の捜査の真っ最中で、
 自分が無神経な言葉を投げつけていたとしたら。
 それは空気が読めなさすぎる)

では、もうそろそろ私は行くが、君は勉強しないのか?

(カバンに色々詰め込んでソファを立つ)

蒼穹 > 「では係長よ。ま、まぁ私はしぶといけどさぁ。
そうねー…普通の人間、首と胴体切り離されたら二度と生き返ることないし。
そういうもんよね。」

想像通り、というべきか、この破壊神はしぶとい。
そうでなければ今頃生き残ってなどいないだろうから。

「えぇー…。係長はアレか、私の先生か。」

露骨に嫌そうな顔。
係長って呼んでるからって、そりゃない。
いや、いつもしろっていうのは、至極真っ当な正論なんだけど。

「ね。係長は何処へ行くんだろうなぁ…。

おや、無欲だね。私の魔法を学べば、世界を破壊する魔王になれるぜ~?」

どこまで本気なのやら。
ともあれ、このクールでドライな所は、彼女らしいといえば彼女らしいのかも。
とはいえ、世界を破壊する魔法を教えてやる、というつもりでは勿論なく、
単に分からん魔法をちょちょっとアドバイス、的な意味で言ったのだが。

「やめてやめて。と思ったけどでも、怒った係長ならちょっと見てみたいかも!

んー?そうでもないと思うけど。
ま、ここ二、三カ月で普通の人間ならまず三桁の数は死ぬくらいに仕事はしてるよ。」

蒼穹の言う数字はあまりアテにはならないが、
いえい、と無駄に自信ありげに三本指立てて見せた。

「おっと、お疲れ様!
私?ま、気が向いたら勉強するさ。」

通りがかったロビーだが、もとよりここで休憩するつもりもなく、
彼女にちょっかい出してちょっと話すだけのつもりだった。
彼女が何処かへ行くなら、こちらもそろそろここを後にしよう。

佐伯貴子 > そういうもんだ。
君は生き返るのか。
凄いな。

(どんな怪物も首をはねたら終わりなのがお約束のはず。
 やはり破壊神か)

たまにこういう存在がいてもいいだろ。
君の将来を案じる存在がさ。

(ふ、と柔らかく微笑む。
 先程までの会話の内容と違う優しさが感じられるかもしれない。
 感じられないかもしれない)

私は本土の大学へ行く。
世界を破壊すると大事なものを失ってしまうので却下。
特に優秀なパティシエを失うと生きる意味がなくなる。

(逆に言えば、世界を支配すればスイーツ食べ放題ではあるのだが。
 そこまで欲深くないようだ。
 こちらもどこまで冗談なのかはわからない)

好奇心で人を怒らせると…死ぬぞ。

(割りと真剣な表情で見つめた。
 これもどこまで本気かはわからない)

それは素晴らしい。
報告書を書いておくように。

(無慈悲な言葉を放つ。
 内心ではそれだけ働いてくれていたという安心感があった。
 言葉半分としても)

ここは勉強する建物だ。
食堂でお茶して屋上でのんびりしてそのまま帰る…
などということは教師が許しても私が許さないぞ。

(どう許さないのかは言っている本人にもわからないが)

じゃあな、蒼穹、また会おう。

(軽く手を振ってロビーをあとにする)

ご案内:「ロビー」から佐伯貴子さんが去りました。
蒼穹 > 「さぁどうだろう…覚えがないから分からないなぁ…。」

のらりくらりしているが、首が飛んだら普通死ぬ。
当然である。
この破壊神がどこまで普通に当てはまるかは、微妙だ。

「何で係長に将来を案じられるんだ私?!
ま、ありがたく受け取っとくよ。どーも。」

ただ、親切そうな所を無碍にするほど野暮なヤツでもない。

「へー、日本ってとこの?

……ああうん、冗談だよ。」

乾いた苦笑いを漏らしながらひらりと手を振って撤回した。

「ふっ。ごめんね、気に障ったなら謝るさ。」

少し固まって考えた後、同じく真面目そうに一言、返した。

「……ああああああ…やっぱキミは係長だね。
もうやだこの人。」

あげて(素晴らしい)→おとす(報告書を書け)

一時は切り抜けたかと思ったが、蒼穹に襲い来るのは寝ても覚めても仕事しろである。
流石、係長(仮)だ。

「………。」

どう許さないか以前に、
何でこの人私の学生生活のサイクル知ってるんだ。
唖然として、沈黙。

「おー、精々達者で~。
また会う場所が戦場でないのを祈るぜ~。」

同じく、体重を預けていたロビーのソファから手をどけて、教室の並ぶ廊下へ歩いていった。

ご案内:「ロビー」から蒼穹さんが去りました。