2017/11/30 のログ
ご案内:「屋上」に岡崎燐太郎さんが現れました。
■岡崎燐太郎 > 祭りも終盤、その盛り上がりも静けさを取り戻しつつある。
そんな祭りの残火を屋上で一人、余韻に浸りながら眺めていた。
既に撤退を始めた店や展示物の片付けを手伝っていれば、いつの間にか日は落ち夜となっていた。
「平和に終わったなー……」
名残惜しげに呟くと口からは白い息が吐かれる。
多少の事件や諍いはあっただろうが特に大きな問題はなく今回も無事終わりを迎えた。
そして祭りを楽しんでいた者たちも、明日からはまた日常に戻っていくのだろう。
「……ふぅ」
ふと背後や左右に目を傾けて一息ついてみる。
しかし、皆片付けや後処理で忙しいとはいえ流石に人っ子一人いないとは思わなかった。
とりあえず応援を要請された分の仕事を終えてやって来たはいいが、
祭りっぽさに欠ける屋上で一人いるとなんというか物悲しさが倍増してしまう気がして。
■岡崎燐太郎 > この場所から見下ろせる校庭の片隅ではダンスの出し物をする者達が踊り、
階下にある教室からは歌声や笑い声が聞こえてくる。
一足先に祭りを終えた者が打ち上げでもしているのだろう。
自身は部活などに所属しておらず特別出し物に参加したわけでもないので、
こうして放浪を楽しんでいるわけなのだが。
「うぅ……!」
夜の寒さに冷やされた突風に思わず見下ろしていた目を細める。
同時に念のためにと持参し肩掛けしていたパーカーが背後に飛ばされる。
咄嗟のことで掴む余裕はなくふわりと浮いたパーカーは入口の扉に向かい、風に乗って飛ばされていく。