2015/06/17 のログ
ビアトリクス > (自分は何をやっているのだろうか)
(この学園に来る前から異能の修練はしていた。
 歳の近い他の学生の派手な異能に比べて、
 自分のこの異能はなんだ。
 まるでままごとだ……)
(首を振る。そんな雑念を振り払うようにして、
 デッサンへと集中する……)

ビアトリクス > (……数時間ほど経過する。
 デッサンが未完成のまま、スケッチブックは閉じられる。
 続きは明日以降にしよう。
 そう決めて、ビアトリクスは部室を去る。)

ご案内:「美術部部室」からビアトリクスさんが去りました。
ご案内:「部室棟ロビー」にサリナさんが現れました。
サリナ > 印刷系の店から出てきて部室棟ロビーへとやってきた。手にはB6ハードカバーの本
そう、サリナは初めて印刷業に世話になった。

この世界に来て、初めて読んだ本の事を思い出す。
技術レベルが全く違って文字も図面も綺麗に印刷されているのに感動を覚えたのだ。
そして今、サリナは自費出版に手を出したのだった…。

(私、舞い上がっている)
と、本人的には舞い上がっているが、他人から見ても無表情なのでそれは本人だけしか自覚できないものだ。
ちなみに手に持ってるのは先程受け取った見本誌で【効率的燃焼魔術の発現】 サリナ・イバルラ・アマビスカ著、と書いてある。

サリナ > とりあえずはそこら辺に並んでるソファーに座って本の内容を1ページずつじっくり見る。

「金銭目的だったけれど、これはこれでいいものだ」
その本の出来に思わずそんな感想が零れた。彼女の表情筋が活性化していたらニヤけまくっていたに違いない…。

サリナ > (お昼どうしよう)
そういえばと思い出したが、授業終わってからすぐにこちらへ来たので昼を食べてない
昼を食べたら昼寝もする…が、今はこの本の中身をチェックして今すぐにでも受付に行きたい…

(昼食、昼寝、印刷…)
その三つの単語がぐるぐると脳内を駆け回った。

サリナ > 「今日は昼食はやめておこうかな」
今日の行動を早々に決定して昼食を諦め、本に視線を移す。なるべく早く中身のチェックを済ませて印刷所に持っていく事にした。

ご案内:「部室棟ロビー」からサリナさんが去りました。