2015/06/25 のログ
ご案内:「第一部室棟ロビー」にユーユン・レイさんが現れました。
ユーユン・レイ > 部活。
学生としては何かやっておかないといけない気もする。
とは言え何をすべきか。
やりたい事か、得意な事か。
そもそも何をやれるのか。
見学とかどうやってするんだろう。

「さてと……」

辺りを眺めてみる。
部室が一杯。当然だが。

ユーユン・レイ > 実際の所、部室に飛び行って『何やってるんですか、見せて!』なんて言う勇気は無い。
なのでとりあえず様子を見てみる。
見ると言うか、聞いたり匂いを嗅いだり。
何だかとてもいい匂いをさせているのは料理部だろうか?
それにしてはやけに本格的な匂いだな、と思う。
肉やら魚が高温で焼ける匂いだ。
…あ、これマグロだ。気付くとお腹がすいて来た。

ユーユン・レイ > 聞こえてくるのは音楽か。
音楽系の部活は鉄板だもんな。
ブラバンとか、軽音とか、合唱とか。
楽器も出来なくは無いけど、この学校の部活はどのくらいのレベルなのだろうか。
あんまり本格的だと多分付いていけない気がする…。上手っぽいけど。
猫耳と尻尾をリズムに合わせて揺らしながら歩く。
部室のドアは開けずに、外から様子を伺いながら。

ユーユン・レイ > そう言えば学内広報誌?見たいなのを作ってるのもどっかの部だとか。
学生なのに色々やっててすごいな、と思った覚えがある。
取材内容もだが、印刷して配っている所に感動した。
そう言うのは自分の知らない世界だったから。
知らないと言えば空の事も良く知らない。
天文部と言うのは屋上で星でも見ていたりするのだろうか。
まだ時間が早いかな。登るだけ登ってみるのもいいけれど。

ユーユン・レイ > この匂いは時々教室棟でも感じる事がある。
絵画にはとんと縁は無いが、絵の具の匂いくらいは知っていた。
きっと美術部員は大分と活動に力を入れているのだろうな、と思う。
絵の具や有機溶媒の匂いには慣れてしまうものなのだろうか、そういうのに敏感な身としては気になってしまう。

ユーユン・レイ > そして屋上へ。
屋上という場所自体は好きだ。
風は気持ちいいし、いつも昼食は屋上だし。
時折青春されて居心地悪いけど…と、それは今は関係ない。
やっぱり明るいうちから天文部とかはいないのだろうか。
そうなると活動は暗くなってからか。まぁ見る物もないだろうし。
深夜の学校とか、ちょっと入ってみたい気がするけれど…。

ユーユン・レイ > 「…はぁ」

ため息をつく。
結局の所、今回の訪問では部活を決める事は出来なかった。
というかその活動自体を見る事すらできていない。
もっと『これ』と言ったモノを持ってから来るべきだったか。
多分まだ運動部とか色々あるんだろうけど、今回はここまで、と階段を下りる。
部室棟はもう一つあるし、きっとどこかに何かが待っている。
はず。
まだまだこれからも、猫少女の青春探求の旅は続くのだった。

ご案内:「第一部室棟ロビー」からユーユン・レイさんが去りました。