2015/06/30 のログ
雪城氷架 > 額を押されて、がくんと揺れる

……なんで笑っていられるんだろう
昔の自分ならわからなかっただろうけれど、今は「誰かを好きになる」ということを知っている
だから、当然その思いが届かなかった気持ちも、想像だけど、わかるつもりだ

「忘れられるわけないだろ…… ……いいのか?
 私、軽音部にいて……お前の友達続けてて、ホントにいいのか…?」

ギターケースに手を触れつつ、蚊の鳴くような声で、そう呟く

倉来 灯 > 「まぁ、テスト前だって言うのに部室に顔出してるんだから諦めてるか余裕かの二択って決まってるよね」
乗ってくるかはわからないけど。
このままで終わるのは悔しくてたまらないから。

ごくごく簡単なリズムを刻む。
ありきたりでそこら辺にあるような陳腐なビート。
今の自分がミスなくできる精一杯。

烏丸 九郎 > は?おまえな…何度も言ってるだろうが。
お前は、俺と、音楽シーンを塗り替えるんだってな。
お前がいなくちゃよ…俺の野望はかなわねぇんだ。
いや、もちろん誰一人欠けてもかなわねぇ。
俺達は仲間なんだからよ。
当然、いいに決まってるだろうが!

(少年の心は変わらない。自分の終わった恋なんかで
終わらせれる願いじゃない。
それに氷架がここにいてくれて…嬉しいから。)

テスト?まぁ、余裕だな。最近猛勉強してるしよ。
お前らも俺を見習えよ?

(フフンと笑いながら答えて)

倉来 灯 > 「最近じゃなくて、日頃からやっとくもんよ勉強は。
 一年の間に基礎やっとかないと進級してからキツイんだからね?」

刻むリズムは一定のまま。
大丈夫、いける。

雪城氷架 > はぁ~っと大きな溜息をつく

「なんだよ…気を揉んでたの私だけか…?」

勿論そうではない
ただ、それを理解するには少女はまだ男という生物を知らなさすぎた

「……そうだな、仲間だ」
くすりと笑って、ギターケースを開ける
いつも借りて練習させてもらっている、九郎のギターだ

「あー…まぁ、あれだよテストも大事だけど、
 こっちもこっちでサボると忘れそう……」

なにせ最初はアンプの使い方すらもわからなかった

烏丸 九郎 > 仕方ねぇだろ、『良い学生』になったのは最近なんだからよ…
基礎にさかのぼってやってんだからいいんだよ。

(というか、最新の学習内容に追い付くための勉強だ
今回のテストは赤点ギリギリかもしれないが…次のテストを見てろよ?)

…馬鹿野郎。

(傷つかないわけはない、苦しくなかったわけはない
氷架とどう顔を合わせればいいか一晩中悩んだ。
だがしかし、少年は立った。恋に潰されることはなかった。
ただそれだけのことである。)

忘れんなよ?体に覚えさせとけ、おら、いっぺん合わせるぞ。

倉来 灯 > 「『悪い学生』には戻らないでよ?
 ただでさえ軽音楽部とか睨まれやすいんだからさ」
涙は乾いた。大丈夫。
まだいつものメンバーで続けられる。
……結果が出ないのは寂しいけど、続けられる事の方が今の自分にとっては重要なようだ。

「練習するしかないよね、アタイら基本的に下手だから」
ついこの間まで譜面も読めなかったしー と笑う。

雪城氷架 > ギターケースから取り出したギター、肩にかけ、位置を調整する

ポンポン、とゆるく弦を弾くと僅かに歪んだ音が出る

「まぁ合わせるのはいいけどさ…多分私まだぜんっぜんトチるぞ」

烏丸 九郎 > 約束は破らねぇ主義なんだよ、俺は。

(そう言いながら、ベースの弦を弾く。
低く重たい音が部室に響く。)

はじめっからうまく出来るかよ。
間違えながら覚えていきゃいいんだ。
完璧なんざ期待してねぇよ。ほら、行くぞ。

(リズムを取りつつ灯に目配せ
練習開始の合図だ。)

倉来 灯 > 「音楽やってた子に聞いたんだけど、通して練習して覚えたりするのもいいらしいよ?」
単純なリズムをただただ刻んでいた。

目配せをされれば、シンバルを弱く叩いてカウントを開始。
1!
2!!
3!!!

雪城氷架 > 立ち上がり、ふぅ…と息を整える

灯りのドラムに、九郎のベースが乗る
九郎のベースに、自分のギターが乗る
そして最後に、歌が乗る

そう、バンド演奏は組体操に似ている
目立つのは一番上のヤツだけど
一番大事なのは根底を支える

バンドでいうならば所謂リズム隊
ドラムが曲全体のテンポを握っている

ピックを手に、弦を弾く
ロックチューニングのギターとしてはやや軽めの音

とにかく、まずはリズムを外さないように集中する

烏丸 九郎 > ~~♪

(防音のなってない部室に演奏と歌が響く。
部室棟にも、くぐもった音が響く。
三人の音楽が奏でられる。
まだあまりうまいとはいえないけれど…
それでも、今の誠意一杯をのせた音楽。
氷架と灯と自信が織りなすミュージックは
けっこう散々な結果に終わる。
だが、それでも、少年の顔に、笑顔は耐えなかった。
仲間たちと共に作り出す音を心の底から楽しんでいた。)

倉来 灯 > リズムを刻むだけなら、安定はする。
ただそこに感情を乗せようとすると、失敗するのだ。
屋台骨を任されているというのに。
まだまだ練習量が足りないらしい。

「そういやさ、夏休み終わったら学際とかも近い気がするんだけど部としては何すんの?
 ライブだとは思うけどコピー?オリジナル?」
そもそも書ける人がいるのかすらわからないが。

雪城氷架 > どれだけ演奏していただろう
何度も音を外した気がするが、リズムだけは頑張って外さなかった

最後に弦の上に指を滑らせ、グッと抑える
スクラッチ、一番最初に覚えるであろう見え切りである

「……ふぅ」

頬を汗が伝う

烏丸 九郎 > おう、お疲れさん。
まぁ、もうちょっと練習しなきゃいけねーな。

(自身はうまく出来たはずだが、まぁバンド演奏は全体が完成しなきゃ意味は無い。
それまでは要練習なのだ。
タオルで汗を拭きつつ、ソファにどかりと座って。)

オリジナルで行きてぇけど、今からだとコピーですら間に合うのかわからねーし…
まぁ、練度次第だな。だから、今は練習だ。

雪城氷架 > 鞄からペットボトルを取り出して水分補給、楽器の演奏はとにかく熱をもって汗をかく

「オリジナルの譜面が起こしてあるならそれで練習してもいいんじゃないか?」

倉来 灯 > 「難易度が低いオリジナルとか……カッコつかないよね、やっぱり」
ペットボトルに入れておいた水道水を飲んでから スティックをクルクルとまわす。

「どうせ練習しなきゃいけないなら、そろそろ目標を絞らないとキツイんじゃないかなって思うのよ」

烏丸 九郎 > んーそうだな…譜面は近日中に上げるとしてオリジナルを一曲くらい入れておくか。

(最近即興で作った曲、『月の響き』これをブラッシュアップして譜面に起こして仕上げるとしようか。
実際演奏してみないと良さも悪さもわからないが…やってみよう。)

雪城氷架 > 「さすがにそこらは私達は九郎に頼るしか無いからな」

はは、と苦笑する
ギターを覚えるので精一杯である、作詞や作曲なんてまず無理だ

倉来 灯 > 「ホント、着いてくので必死だよ。
 パフォーマンスとかやってる余裕なーし」
スティックを置いて、空から赤い玉を取り出してお手玉。
何回かやった所で、取り落として拾おうとして赤い玉が他にも3つほどボロボロボロ。

「ありゃりゃりゃりゃ」

烏丸 九郎 > 詞とかタイトルとかくらいは手伝ってくれてもいいんだぜ…

(はっきりいえば氷架はそのへんのセンスもあると思うのだが…
ドイツ語喋れるし。)

雪城氷架 > 「歌詞とか書いたこともないっての…」

かぷかぷとペットボトルの飲料を飲んでそう答える
とりあえず現国も苦手強化だ。


「まぁ、まだ時間あるんだし、夏になったら合宿練習とかしたっていいじゃん」

倉来 灯 > 「あー 合宿だとかそういうのの許可ってかーなーり緩いらしいよ」
赤い玉を拾って片付けていく。
どこに仕舞っているのかはよく見ればわかるのだが。

「っとぉ、結構長い間練習してたみたいだねー。
 そろそろアルバイトいかないと」

烏丸 九郎 > そうだな…夏か…それも考えておくかー。

(バイトをしつつ合宿も入れるとなると、ほとんど時間がなくならないだろうか。
自分はそれでも問題ないのだが…)

さてと、今日のところはこのくらいにしておくか。
ふたりとも、おつかれさん。

(少年は立ち上がると、片付けを始める。)

雪城氷架 > 「ん…」
一息ついて、ギターをケースに仕舞う
「いつもありがとうな」
たまには、笑顔を向けてお礼を言おう
練習のたびに貸してもらってばかりなのだ、決して安くはない、楽器を

「あー…バイトか……探さないとな…。
 なんか短い時間でさくっと大金稼げるバイトとかないもんかな……」
ダメな思考回路

倉来 灯 > ドラムセットは割りとそのまま。
重いし、この教室は人こないし。

「夜のお店とか?
 バレたらすっごい怒られるけど」

ひょいとカバンを手に取る。

烏丸 九郎 > ばっか、いきなりなんだよ?

(ケケケと笑いつつ少女に笑顔を返す。
いつもの笑顔だ、目の下のクマさえなければ。
ギターケースを背負い鍵を手にして歩き出す。)

海の家とかどうだ?俺そこでバイトしようかなーって思ってんだけど。

雪城氷架 > 「あのなー、この見た目で雇ってもらえるわけないだろ」
どうみても中学生です、本当に以下略

「海の家って長期だろ?
 うちのもってる島あたりに行く可能性もあるしなぁ」
さっくりと金持ち発言をしつつ、鞄を肩にかけて部室の入り口へ

倉来 灯 > 「世の中需要はあるって、エロい人が言ってたとかなんとか」
笑いながら部室の入り口まで追いかけていく。

「もってる島ときましたよ、ブルジョワジーめ」
ああ、神様。世の不公平を嘆いていいですか。
と笑う。
「シャワーも浴びたいから、おっさきにー」
言うが早いか走り出して行く。

階段のある曲がり角でうっかり滑りそうになったりもしつつ、すぐに姿が見えなくなった。

ご案内:「軽音部部室」から倉来 灯さんが去りました。
烏丸 九郎 > 島とか…ロックだな、おい…

(ため息をつきつつ呆れた様子で。
灯の姿が見えなくなると、すこし真面目な表情になる…
が、すぐに顔を拭って頭を振る。違う、この表情じゃない。
小さく微笑んでから、氷架に振り返り)

ありがとよ。軽音部に残ってくれて。

(そう告げると、少年も部室に鍵を駆け去ってゆく。)

ご案内:「軽音部部室」から烏丸 九郎さんが去りました。
雪城氷架 > 「そう思うなら遅刻せずに来いよ、ばぁか」
笑い混じりに、九郎にそう返して、自分も校門のほうへと向かうのだった

ご案内:「軽音部部室」から雪城氷架さんが去りました。