2015/08/10 のログ
ご案内:「図書館」に八代 拓斗さんが現れました。
■八代 拓斗 > …ふぅ。やはり本はいい
まるで心が洗われるようだ…
【大量に積まれて有る本】
【その中に埋もれる影があった】
ん…この作者も、読み終わったか
次は…と
【そう言って立ち上がる男性】
■八代 拓斗 > よい…しょっと
【如何にも重そうなものを持ち上げた時の掛け声】
【ただでさえ何百とあるページの分厚い本】
【それを複数、持ち運ぶのだ】
■八代 拓斗 > 【ぱたん、と空虚な音が図書館に響き渡る】
今日の読書はこれで終わり…か
もっと、知識を蓄えないと行けない
【そう言って彼は何処かへ消え去ってしまう】
ご案内:「図書館」から八代 拓斗さんが去りました。
ご案内:「図書館」にオリハさんが現れました。
■オリハ > 図書館。
冷房の効いた、有人であってもそれぞれがマナーを胸に心地よい静寂が佇む場所。
個人的な調べ物や娯楽本での時間つぶし、グループで静かに勉強会を行う生徒達等など。
様々な利用法でそれぞれの時間を過ごしている中。
かなり利用者の限られている児童絵本コーナーにて、
年齢不相応な少女が、ニコニコ顔で絵本を読んでいた。
「…………。 ふふっ………。 ……! …………。 …………。」
■オリハ > その横には何冊も絵本が積み重なっており、
山が大小左右に分かれているあたり結構な時間をここで読み続けていたようだ。
ある絵本を手にとっては楽しげに、ワクワクと読み。
ある絵本を手にとっては悲しげに、涙ぐみながら読み。
時折近くを通る他の利用者に、微笑ましい物を見るような笑みを向けられるのも気付かず。
片方の山から取り出して読んではもう片方の山へ積み、また読んでは積み。 を繰り返している。
■オリハ > 「………ふぅ。」
やがて、百面相をしながら読みふける時間も図書委員が交代して、
さらにもう一度交代する頃にようやくその終わりを迎える。
何度も泣き、何度も声を殺して笑い。
本の世界へ没頭しすぎたせいか、その目は少しとろんとしていて……。
「くぁ……っ、………あふ………。」
ぐっと伸びをした後。
こてん。と、机に腕枕をして寝こけ始める。
その拍子に肘がぶつかって山がざざ、と音を立てて軽く崩れる。
結果的に、人が来ないとはいえ、
児童絵本コーナーの近くにある机全てを乗っ取って昼寝を始めてしまう。
「……………すぴゅー…………………………すぴゅー……………」
静な寝息を立て、ぐっすりと眠っているようで
近くを歩くものの足音や、少し覗きこんで見る人の苦笑にも起きずに寝続けている……。
■オリハ > やがて、影になって隠れていたその少女に気づき図書委員が声をかけようと近づいたその時。
---差し込む夕日に溶けるかのようにして、少女は粒子状に解けて消える。
………ちょっとこぼれた涎と、大量の読み終えた絵本を置いて。
ご案内:「図書館」からオリハさんが去りました。