2016/06/05 のログ
ご案内:「休憩室」に東雲七生さんが現れました。
東雲七生 > ──日曜の昼下がり。

異能は個人によって差があり、中には異能が全く異なるものへと変質する事もあるという。
そんな噂話めいた話を聞き、
過去、常世学園にてそのような事例があるのかと、半分興味本位で七生は調べてみることにした。

調べ物をするなら図書館が一番。そう思って訪れてみたものの、
日曜の朝一でやってきて、この時間まであちこち文献を引っ繰り返してみたけれど。

「……やっぱそう簡単に見つかるもんじゃねえか~」

ぐったりと休憩室のソファに崩れ落ちている七生が居た。

東雲七生 > もし、仮に、噂が本当であれば。
自分の異能にも何らかの変化が訪れる可能性もゼロじゃない。
そう思ってはみたものの、やはり現実は厳しいか。

そんな事をぼんやり考えつつ、ソファに身を委ねてパックジュースを啜る。
図書館に来る前に購買で買って来たイチゴ牛乳はすっかり温くなっていた。

(ま、別にぬるいイチゴ牛乳も嫌いじゃないけど。)

慣れない場所で慣れない事をした所為か疲れた体に糖分が染渡る

東雲七生 > (やっぱり、諦めた方がいいのかな……)

片手に紙パックを持って、もう片方の手を軽く掲げて眺める。
肌が薄い為か血管がはっきりと見て取れる。

「怪我の治りが早いってのも、異能の副産物なんかな……?」

ぽつりと。
何度か異能の行使のために傷をつけてきた掌だが、今は殆どその痕跡は無い。
強いて言えば、手相がちょっとはっきりし過ぎなきらいはあるけれど。

東雲七生 > (いやいや、諦めちゃ駄目だ。)

ぼへー、っと掌を眺めたまま思考をさらに飛躍させる。
もし、異能が変化するとしたらどんなものが良いだろうか。
炎とか雷とか、そういう見た目的にも派手で格好いいのが良いな、とか
何かもう風とか闇とか重力とか操っちゃうか、とか
いっそのこと変身したり出来たら、とか

色々考えては、ふへへ、と締まりのない笑みを浮かべてみたり。