2016/07/06 のログ
ご案内:「図書館」にクローデットさんが現れました。
クローデット > 放課後。
試験や公安委員会関連の調査、そして「大義」のためだったり、個人的趣味だったりする魔術の探究。
それらの合間を縫って、クローデットは図書館に訪れていた。

今日の用事は、先日借りた魔法薬学のテキストの返却である。

クローデット > 錬金術と近しい分野である魔法薬学に、興味がなかったわけではない。
しかし、母親と違い「戦う術」を身につけることを望んだクローデットは、そちらにはあまり修得のための時間を割かなかったのだ。
由緒正しい「白魔女」の領域たる「美容と健康」程度の嗜みで、勉強を止めてしまっていたのである。

きっかけは、公安委員や風紀委員の仕事を増やす、奇妙な噂に過ぎなかった。
それでも、それらの「怪異」をきっかけとして、自らの知見を広げるのはそれなりに面白い趣向だった。

「ありがとうございました」

返却カウンターへ、丁寧な手つきで借りていたテキストを差し出す。

ご案内:「図書館」に伊織 六郎さんが現れました。
伊織 六郎 > 季節を大きく無視したジャンパーコートを着込んだ姿で、図書館に入ってくるとクローデットの後ろに並ぶ。

何が狙いかというと、単純に、返却の順番待ちだ。

片手に数冊、西洋魔術の火や燃焼に関する教本や指南書と行ったものが抱えられている。