2017/03/17 のログ
七海 > (本棚から選んだ本を一冊手に、閲覧場所へと向かっていく人影。
 読んでいるのは様々な症状と原因について纏められた医療書。
 借りることはせずに、さっと読んで覚えて戻るつもりでいる。)

………単純に怪我病気だけが原因じゃないんだよな…。

(治癒師としては数百年前レベルのプロトタイプ。
 そうそう難解な事に出会う事は無い―――と思ってはいるのだけれど、
 いざという時に出来る事は一つでも多い方がいい筈。
 頬杖をつきゆっくりと頁を捲っていた。)

ご案内:「図書館」に永井一さんが現れました。
永井一 > (借りた本を返し忘れたと思い図書館にテレポートでやってきた。いつものごとく誤差で微妙に違う場所にでてしまう。つまり、七海のすぐ近く)あ・・・どうも・・・
(鈴を転がすような小さな声が2mの細長い体から出てくる。能面のような笑顔だが、本人的には愛想良く挨拶したつもり)

七海 > ん?

(ふっと声が聞こえる。てっきり小柄な少女の姿を想像していたのだけれど
 思いがけず長身の笑顔を、きょとんと見上げている白衣。)

あ…いえいえ。お邪魔しています。……ここ、使うかな?

(漠然と、向かう予定だった先が此処ではないような気配を
 声の様子から察してはいたのだけれど、邪魔になっていたとすれば心配で、念のためにそっと尋ねる)

永井一 > (少しきょろきょろとあたりを見回す。医学書のコーナーに来てしまったらしい)え、と・・・・・・これ、返しに、きました(蜘蛛のように細長い指に挟まれている「2001年宇宙の旅」「幼年期の終わり」そのほかライトな感じの恋愛小説がいくつかをそっと七海の目線のあたりに持ち上げて見せる)え、と、先生?は、おいしゃさん、ですか?おべんきょう?(ふと気になってなんとなく人寂しさから話を続けてしまう。ゆるりと首をかしげて)
七海 > ああ…それで、ワープしてきたんだね。

(便利で素直に羨ましい。
 控え目な声で問われることを半分、肯定しながら頷いて。緩く笑みを浮かべる)

うん。非常勤で保健の先生をしているよ。
あなたは学生さんかな。

(宇宙、恋愛小説。こういうものが好きなのだなと漠然と心得る。
 このところあまり会話をさせて貰うことが無かったので
 ちょっとぎこちがないかもしれない)

今日は代わりに何か、借りて行ったりするのかな。

永井一 > あ、はい。そうです。そう。

(こくこくとゆっくりうなずく。相手が緩く笑ったのを見て安心して)

ほけんのせんせい・・・

(かみしめるようにつぶやく。自分は保健室を使ったことはないが、保健室とはロマンスの場でもあるとか本に書いてあったことを思い出し。もちろん、本来の用途も知ってはいるが。優しそうだし、そういう相談とかもしているのかな?とか思う)

あ、はい。高校一年、です。

(ここまで話していて気づく。そういえばこの人は自分を見て驚いていない。普通に話してくれている。だから話そうという気になったのだと。すごくいい人かもしれない。と思う)

あ、はい。まだ、きめてませんけど。

(何か小説を借りようとは思っていたがとくに決めていなかった。とはいえここで話を切るのもどうかと思って続ける)

何か、おすすめ、ありますか?

七海 > (色々な異種の人を見てきたので、慣れているのかもしれない。
 こうして会話をさせてもらった機会は、あまり無かったので新鮮にしていて)

(時々内緒で、相談を受けたりするような意味では、ロマンスなのかもしれない保健室。
 艶っぽい方面のロマンスには、七海はちょっと無縁なのだけれども。
 噛みしめるように反芻された言葉を聞いてから、一拍おいて。)

まだまだ勉強中だけれどね。……何か困ったことでも…?

……お勧め。おすすめかあ。
ジャンルは宇宙か、恋愛の分類がいいのかな?

(七海の読んでいたものといえば、解剖された人体が書かれていたりするので
 興味のあるなしに関わらず、繊細な印象の生徒に見せるのは憚られて、そっと閉じた)

永井一 > (困ったこと、と聞かれていろいろ想像してましたとは言えず。少し考えていろいろはしょって伝えよう!と決めた)

私、最近、入学しました。友達、ほしい、です。先生、なんだか、え、と、カオガヒロイ?思います。

(いや紹介して欲しいというわけではなくってね。と続けたいが上手く言えない)

あ、あ、わたし、てれぱしー、つかえます。それなら、おしゃべり、とくい、です。つかってもいい、ですか?

(おろおろしたような顔で)

あ、はい。宇宙、恋愛、すきです。両方ある、とても、すきです。

(見えていたが、彼女にとっては種族的なあれで特になんとも感じることはないが、気遣いをされたのはわかる。宇宙をモチーフにしたスケールの大きいロマンスや異種婚姻譚がわりと好きだと言いたかった)

七海 > ごめん。全然想像できてなかった。そっか、入学したばかりなんだね。
顔はぜんぜん広くないから、紹介する方面では役に立てるか分からないけど

……てれぱしーが使えるの?凄い。いいよ。あなたにとって話しやすいように、してもらえれば大丈夫。

(ピント外れの方向に、想像をしていたとは言えずに。
 紹介が出来たらなお良いのだけれど、そういう事ではないのかもしれない。
 とにかく今は、彼女にとって話しにくい状態で、困っている。
 まず自分が深呼吸をし、落ち着いて。ぺたんと眉下げた笑みを浮かべゆっくりと話す)

えっと、もし私などでよかったら、最初のお友達になってもらえませんか?

(ちょうど付近に恋愛小説のコーナーがあったので
 いったん立ち上がり棚の前に立って、悩みながら一冊の本を手に取った。
 星の瞬く夜空が書かれた表紙のもので)

宇宙にも恋愛小説にも、あまり詳しくないんだけどね。

永井一 > (ぱあぁ・・・と花が咲くような笑顔で)

あ、はい。ありがとうございます。

≪わあ、ありがとうございます。先生はとても優しいですね!気遣ってくれてうれしいです!えっ本当ですか!うわあうれしいな!もちろんよろこんで!≫

(うれしそうに差し出された本を手にとって大切に抱きしめて、とてもうれしそうに笑い、ぺこりとゆっくり頭を下げる)

≪あっ、なんかこれいいですね!さっそく読んでみます!えっ先生は本とかあんまり読まないタイプですか?それとも好きなジャンルは他にあるとか?気になります!っていうかよく考えたらもうこんな時間ですけど、大丈夫ですか?≫

(テレパシーはとても早口ではしゃいでいる様子。人と長い間しゃべれなかったらこうなる、という状態。そこでふと少し落ち着いて)

≪そうだ!自己紹介しますね!永井ひとつ、って言います。種族はなんかよくわからないのと人間のハーフです。先生のお名前、聞いてもいいですか?あっこれ住所とアドレスです!≫

(「おきがえ」の応用で名刺を作り出して渡そうとする)

七海 > わ、早っ。

(テレパシーで伝わってきた言葉は、快活で元気だった。
 続くかぎり目を丸めながら聞き入り、若干押され気味になりながら、こちらもゆっくりと頭を下げた)

こちらこそありがとう。
月に咲いた薔薇のお姫様と、宇宙を渡っている王子様のお話なんだ。
ちょっと切ないお話だから、好みは分かれると思うけど。

(宇宙アルラウネと人間の異種族恋愛…になるのかもしれない。
 喜んで貰えると嬉しそうに頬を緩め)

良かったら永井さんのおすすめも、教えてもらえると嬉しいな。
えっと、名乗るのが遅れました。私のことは七海、って呼んで貰えると嬉しいです。
………なんかよくわからないってこともあるよね…。

(魔術でさっと作り出された名刺を受け取り、こちらは凄く普通にメモの裏側にアドレスを記し、手渡そうとする。)

永井さんなら大丈夫だと思うけど、何かあったらいつでも連絡してね。
私はもう少し本を読んでから戻るから、急ぐようだったら先に戻って。

(またね、と、言って。もしもう少し図書館をめぐるということなら、
 七海は閲覧室から時々、手を振ったりしていたのかもしれない。)

永井一 > (ふむふむとあらすじを聞いて興味深そうにうなずく)

≪なんだか面白そうですね!すごくファンシーですし!おすすめ・・・≫

(すこし顔に手を当てて考えている)

≪いろいろありますけど、旅のラゴスって小説はおすすめですよ!軽いのだとブギーポップとかバッカーノ!とか好きですね。クトゥルフとかも時々いいのがありますし・・・えっと、そんな感じです!≫

(こくりとうなずいて)

≪七海さんですね!ほんと、ありますよねー、うふふ≫

(手渡されたメモを大切にポケットに入れて)

≪あ、はい。ありがとうございます!はい、おやすみなさい七海先生。また会いましょうね!≫

(ゆっくりゆっくり歩いて去って行く。一度振り返りこちらも手を振る)

ご案内:「図書館」から永井一さんが去りました。
ご案内:「図書館」から七海さんが去りました。