2017/09/28 のログ
ご案内:「休憩室」に神代理央さんが現れました。
神代理央 > 初級魔術講義の小テストを控えた放課後。
黙々とテキストや文献を漁って勉学に励んだ数時間。流石に目元がじんわりと疲労を訴え始め、コキコキと首を鳴らしながら休憩室を訪れる。

自販機で購入したのは巷で話題の「甘すぎる濃厚ミルクココア」
プルタブを捻って一口飲んでみれば―

「…甘すぎると言うからどんなものかと思えば…存外普通じゃないか」

含まれている糖分の量は暴力的な数値をひっそりと訴えており、賛否両論な飲み物ではあるが、少年には程良い塩梅の甘さだったらしい。
満足気に二口目を含みながら、近くに置かれていた椅子に腰掛けた。

神代理央 > 他にも数人の生徒が和気藹々と雑談を楽しむ中、小さく欠伸を噛み殺しつつスマートフォンを取り出す。

メールをチェックしてみれば、ズラリと並んだ風紀委員の連絡事項や実家からの細かな指示、連絡。
重要性の高そうなものに軽く目を通すが、特に急ぎの用件は存在しなかった。

「…取り敢えず、今日は勉強に集中出来そうだな。出来れば、座学だけじゃなくて実技の練習もしたいところだが…」

初級魔術の実技課題も概ね順調ではあるが、風紀委員としての任務に耐えうる様な術は残念ながら学ぶことが出来ない。
自衛の為にも何とか強力な魔術を身に着けたいところではあるが、焦って身を滅ぼしてはつまらない。

どうしたものかと、甘ったるいココアをちびちびと消化しながら考えに耽る。