2015/06/25 のログ
枢木 柩 > 落下の最中にどこからともなく取り出したのは刀身1.5mほどの、桜色の刀。彼女がそれを鞘からおもむろに抜けば、ごう、と紅く刀身は燃え上がる。

熱がる素振りもなく背面に刀を振れば、地面直前で爆風。風は絶妙に落下スピードを相殺し、彼女はそのまま空中で三回転をきめて着地する。

枢木 柩 > 「壁を降りればよかったかもしれん…。」

気だるげに呟きながら時計塔を後にする。刀はもうどこにも見当たらない。

ご案内:「大時計塔」から枢木 柩さんが去りました。
ご案内:「大時計塔」にサイエルさんが現れました。
サイエル > ……ゴーンゴーン……

鐘の音。これだけは古かろうが、新しかろうが
どんな時代でも残る学び舎の開始の合図だ。
始業。慌てて駆け込む生徒たち。
遅刻をすれば、大変だ。
それは先生とて同じ。だが――

「くぁぁぁぁ……はぁ……」

大きく伸びをしたあと一息。
その光景を見つめながら
時の流れは早いなぁなんてのんきに。
白衣をなびかせて、口にはタバコ。
がしがしと頭を掻きながら
”急ぐ様子もなく”まったりと

「あっはっは、遅刻は青春の一ページだ、さぁさぁ急げ急げ」

なんて、聞こえないはずの声を出しながら
愉快そうに笑っていた

サイエル > 携帯も、帽子もまだ預かったままだが
まだ返せてない。入院中だろうか。
学校出会えればいいななどと思っていたが
困ってるかななんて思いつつ……

「ま、なんとかなるさ……」

空に向かって煙を一つ。
あまり考えるのは趣味じゃない。
が、こっちの案件はそうはいかない。
特別な箱を開ける。
そこには2本の葉巻……

「死活問題ですよ、まったく」

あと2回。しかし、あぁしなければ安静は保てなかった、
ミライアル女性に捧げたと思えばこれくらい……
これ、くらい……

「はぁぁぁぁぁぁぁ……」

いいえ、それとは別問題。
ため息が深く出た

サイエル > 「さて……にしても最近忙しいよなぁ。いろいろ」

公安も動いてる。
風紀もバタバタ。

いろんな情勢と、いろんな力がせめぎ合って
そうしてなにかの根元に迫っているような。そんな……

「まぁ、教師は絡む権限もなければ。大人はおとなしくってとこだわね」

若いっていうのはすごいなって常常思う。
そして、その若さを失わず。
とことんまで、極を目指す者たちも。
自分にはきっと無理だし
サボリ道に努力の文字はない。

「せやな」

誰に向かっていったかわからない同意。
独り言の多いおっさんである。

「ま……とりあえず。キャンディガールには報告しておくかね」

録音機を再生。振動を、”彼女”へと。
最近目覚しい活躍と聞いているが、どういう風の吹き回しやら……

「くぁぁぁ……」

あくびをしながら、その再生が終わるまで、じっとしていて……

サイエル > 「ま、サボりすぎてもあれだから、たまには相談教室でも担当すべきかねぇ……?」

たまには仕事しないと。
1時間くらい。たまには

「えーっと、今は……まだ職員会議してるな……」

まだ出勤には早い。まだ

「うーん、なにかなかったかなぁ……」

リュックをガサゴソ

サイエル > しかし、真面目に教えられることといえば……

「経験ぐらいだけどね。勉強なんて教えるのは嫌だし」

勉強を教えられるようなものもない。
もとい、勉強を教えるのだけはサボリきって見せるという決意で。

「異能の使い方……うーん? どんな授業なら受け持てるだろうねぇ」

そろそろ担任にでもされそうな気もするので講義を考えてみようか。
だれもでなさそうな講義。むずかしい……

サイエル > 「……ま、おいおいねおいおい……」

んーっと腕を伸ばして、時間を確認すれば
職員会議は終わり、一限が始まる時間帯。
ちょうど行けば、授業が終わるかおわらないくらいかの頃合だろう。

「さて、と。出勤だけしときますかね」

重い腰を上げて、ようやく保健医は学校へ行く……

ご案内:「大時計塔」からサイエルさんが去りました。