2015/07/13 のログ
ご案内:「大時計塔」に東雲七生さんが現れました。
■東雲七生 > (どこかボーっとした様な、浮ついた顔で時計台の階段を登っている。
無性に高い所から遠くを眺めたくなったのだ。
学校の屋上よりも、もっともっと高い所で。)
……はぁ。
(半分ほど階段を登り、ふと足を止める。
上に、先客が居たらどうしようか。
そんな事をぼんやりと考え、まあ、別にいいかと再び登り始めた。)
■東雲七生 > (非常にゆっくりしたペースで階段を登り終え、辺りをぐるっと見回す。
先客は居ないようだ。居なければ居ないで寂しいものである。)
……んまあ、良いけどさ。
(適当な場所に腰を下ろし。
夕闇に染まりつつある常世島を一望する。)
■東雲七生 > ……ぁー。
(ふと、頬に手を当てる。
ほんの数時間前にひんやりとした感覚のあったそこは、
既にその名残だけがわずかに感じられる程度だ。
午後の授業は殆ど頭に入らなかった。
というかあの後どうやって学校に戻ったのかもあまり覚えていない。
それほどの衝撃を東雲は受けたのだった。
見た目より遥かに純情少年である。天然記念物かもしれない。)
■東雲七生 > あー……。
(呻き声しか口から出て来ない。
その目はどこか遠くを見て、心は更に遠くへ飛んでいる。
普段の東雲を知る者は、今の彼を不思議に思う事だろう。
明朗快活が服を着て歩いている様な東雲が、黄昏ている。そりゃあもうどっぷりと黄昏ている。)
ご案内:「大時計塔」にトトさんが現れました。
■東雲七生 > あぁー……あああああああ。
(壊れた。
先の出来事を思い出し、頭を抱えてその場で転げまわる。
何度意識を飛ばしてもしぶとくフラッシュバックしてくる羞恥心に完敗しつつも、東雲は青春していた。)
■トト > 「はーれるや、はーれるや。」
音楽の時間で覚えた歌を鼻歌交じりに意味無く歌いながら彼に暫し遅れて上ってくる陰一つ
「よし、到ちゃ……… あれ、七生?」
到着した直後に見たのは、何か頭抑えて転げまわる、初めてのトモダチの姿、流石にぽかん、とした顔で首をかしげる
■東雲七生 > ひゃいっ!!
(転げまわっていたら名前を呼ばれ、反射的に大声で返事をしてしまう。
返事をしてから身を起こし、声のした方へと振り返るその顔は髪と同じくらい真っ赤になっていた。)
あっ! トト…‥。
へ、変なとこ見られちまったなぁ……。
(友達になって間もない相手に醜態を晒してしまった事に対し、更に顔が赤くなる。)
■トト > 「あ、顔真っ赤だ、どうしたの?そんなに転げて、虫でもついたのかい?」
不思議そうに首を傾げてから、彼の傍に近寄ってきて
「ううん、もしも僕が邪魔をしてしまったのなら御免ね。」
見られたくなかった、という事くらいは分かるらしく、じぃ、と少しだけすまなそうにしながら見つめてくる
■東雲七生 > い、いや、そういうわけじゃないんだけどな。あは、あはは……
ああ、別に邪魔だとかそんなことは全然だから、つーかむしろ気にしないでくれ。忘れて……。
(両手で両頬を押さえ、泣き笑いのような顔でトトを見上げる。
詮索されれば泣きだしかねない様な雰囲気が全身から醸し出されていた。)
■トト > 「………? よしよし、わかった、君がそういうならもう言わないよ、これ、飲むかい?」
背中をぽんぽんとそっと叩いて、ごそごそとポシェットを漁り、一本のジュースを差し出す… レ○ンジーナだった
■東雲七生 > サンキュー、そうしてくれるとすっげ嬉しい。
……え?ジュース?あ、これ一時期話題になったってやつ。
本当にいいのか?ありがとな、ちょーどのど乾いてたんだよ。
(ジュースを受け取ってキャップを捻る。
炭酸の抜ける小気味よい音に笑みを浮かべた。)
■トト > 「土の味がするって聞くと、僕としては試したくなって買ったんだけど… そんなに土っぽくなかったよ?
個人的にはオレンジの奴のほうが好きかな、でも果物のジュースは基本的に好きだけどね。」
こくこくと頷きながら七生に渡して、ぐぐっ、と身を乗り出すように景観を見通す
「わぁ… 此処もいい景色だね、学校の屋上も中々良かったけど、こうして見下ろす、というのは新鮮な気分になれるよ。」
にこーっと笑顔になりながら、ええと、あれがあれだろう…?と場所と名前を一致させようとしている
■東雲七生 > へー、そんな事で話題になったのか。
何だか話題になってるっていうのは知ってたけど、詳しい事は全然知らなかったぜ。土の味ねえ……。
(片手で外したキャップを弄びながら、ボトルに口をつけぐいっと呷る。
独特な果実の風味と炭酸が口に広がり、喉を通り過ぎて行った。)
……あー、なるほどな。レモンの皮の味だ。丸齧りしたときの。
トトはここに来たの初めてか?まあ、俺も二回目なんだけどさ。
眺め良いよなぁ、たまに来たくなるんだ。
(楽しそうに島を見下ろす友人の姿を微笑ましく眺める。
さっきまで景色を楽しむ余裕なんてまるで無かったのだが。)
■トト > 「ふむふむ、成る程、皮の味か、僕はそこまでわからなかったや、凄いね七生、まるかじりしたときあるの?」
感心したようにぱぁ、と笑顔になって、すんすんと顔を近づけて匂いを嗅いでみたり
「うん、此処じゃなくても大体のところは始めてくるし… 後最近言ったのは、海を偵察にいったくらいかな
でも良かった、一人で眺めるより、友達と眺める方が楽しいだろうしね、七生がいてくれたお陰だよ。」
眺めがいい、というのにしきりに頷きながら、自分もオ○ンジーナを取り出して、ぷしゅ、と飲み始める
■東雲七生 > おう、あるぜー。採りたてのをな。美味いのはホント美味いんだ。
とはいえ植物だから、やっぱ青臭さっていうか、土っぽい味はするわ。
(その味だな、と納得した様に再度ジュースを呷った。)
へえ、そうだったのか。 海ね、俺もこないだ釣りに行ってきたんだよ。
……よせやい、そんな大した事してねーよ。照れるじゃねえか。
(軽く鼻をこすりながら笑顔を向ける。
さっきまでの悶々とした気持ちは、今はどこかに行ってしまった様だ。)
■トト > 「… ふふ、元気になったみたいだね?」
くすり、とその様子を眺めて安心したように
「成る程、僕も今度齧ってみようかな?どこなら手に入るか知ってるかい?」
興味深げに話を聞きながら、ごくごくとジュースを飲み干す
「僕はまだ水着を買ってないからちょっと見てきただけだけどね、高級自動販売機があって吃驚したよ!」
楽しげにそんな海での思い出を語る、何かちょっとおかしなものが混じっているが
■東雲七生 > うん? 別にどっか調子悪かったりなんてしてねーぜ?
(不思議そうな顔で首を傾げる。
もとから元気なことは元気だったのだ。)
あー、俺がやったのはこの島に来る前だからなー。
本土……日本の片田舎でさ、農家があったんだよ。レモン農家。
この島にもあんのかな?あるとしたら農園の方だろうなー。
ああ、そういやお前とも水着買いに行くとか約束してたっけな。
高級自販機って……なんだよそれ、何が売ってたんだ?
(怪訝そうな顔で訊ねる。自販機なんて普通に生活していればジュースかタバコか、それくらいしか見かけない。)
■トト > 「ニホンのイナカ?そっか、七生はまた別のところの生まれだったんだね… それはどんな所なんだい?僕好みの水分はあるのかな。」
興味深げに口元に指を当てながら聞いてきて
「ふふ、そういうならいいんだよ、何となくそう思っただけだからね… そうそう、ええっとね
僕が500円で買ったのが【大漁】って奴で、一緒にいたテリメーラって子が買ったのが幾らかわからないけど【蜘蛛】だったね。」
そう調子についてはそう呟いて笑いながら、あの自販機との出来事を思い出す
「高級な自販機は自分で動けるし、召喚じみたことも出来るんだね、僕のようなゴーレムの仲間なのかな?被造物らしいし。」
とか言いながら首をかしげた
■東雲七生 > まずお前好みの水分ってのが俺にはわからねーけど。
どんな所かー、数年前学校の実習で行ったんだけどさ。山ン中だよ。右も左も木ばっかりさ。
そこにレモンの木もいっぱいあってな、そこで農家の手伝いをしたんだよ。
(面白かったなあ、と過去を懐かしむ様に語る。
──が、それらは全て偽りの記憶だ。それを東雲本人は知らない。)
大漁、と蜘蛛……?
え、何だよそれ。明らかに自販機から出て来るような物じゃねえじゃんか。
……まあ、お前が別に気にしてなさそうだから、良いけどさ。
(話を聞いてみるとどんどん訳が分からなくなっていく。
実際に自分の目で確かめれば良いのだろうか、とも思ったが混乱が増すだけだろうと思い考えるのを止めた。)
へ、へー……動いて、召喚。すげえな高級自販機。
……って、ちょっと待て待て待て、聞き間違いかもしれないから確認させて。
え?ゴーレム?
(ぴし、とトトを真っ直ぐ指さして、今聞いた単語を口にした。)
■トト > 「そうだね、混ざりものが多ければ基本的に好きだよ… 僕の知識にあるものだと、生命が多い水場の泥水とか
ああ、後、この前授業で見た産業用排水、だったかな?あれも中々素材にするにはいいものだったね。」
割と真面目に自分の好みについて答える
「へぇ、僕も一度行ってみたいな、中々楽しそうな所じゃないか、森は嫌いじゃないしね… そうなの?
うーん、確かに自販機からは基本的に飲み物が出てくるよね、じゃあ特別だったのかな。」
イナカというものに思いを馳せながら、少し首をかしげて
「言わなかったっけ?僕は種族で言うならゴーレム… 泥人形って言われる事もあるかな、ともかく【そう】だよ。」
うん、と頷いて改めて自分の事について説明する
■東雲七生 > 混ざりもの……泥水、産業排水……。
だったら森とかの田舎よりも、都会の方が良いんじゃねえのかなあ。
(あるいは研究区なら、と思ったがあそこは清潔すぎるか、と考え直す。
大体の排水は垂れ流しにせず、施設内でろ過処理されていたっけ、と記憶を辿る。その記憶は“本物”だった。)
特別……ああ、特別だったんだろうな。他に言い様が無い。
(俺もお目に掛かってみたいもんだ、と冷たさの失われたジュースを飲みながらその場に仰向けに寝転んだ。)
ゴーレム、ゴーレムねえ……もしかしたら前に俺が聞き逃してただけかもしれねえけどさ。
そっか、ゴーレム……はは、ホントここは一癖も二癖もあるダチが出来るとこだな。
(割とあっさり事実を受け入れた。
人ならざる者の知り合いは既に何人か居る。もうゴーレムくらいどうって事は無い、のだろう。)
■トト > 「そうなのかい?まぁ確かに、このジュースとかが生まれたのも都市にあたるんだろうしね、コーラは味としても僕好みだし。」
ぐっ、と拳を握り締める、熱いコーラ推しである
「ふふ、友達は友達さ、それに僕は約束も忘れてないよ?水着、買いに行ってくれるんだろう?」
寝転がった彼を上から見下ろす、ワンピースを涼しげに揺らしながら、楽しみにしているよ、と付け加えて
■東雲七生 > ああ、そうだな。まあ、色んなとこに行ってみたいって思うのは良い事だと思うぜ。
どんな形であれ、何か目標があるってのは毎日が楽しくなる。
(それでなくてもお前は楽しそうだけどな、と苦笑しつつトトを見上げた。)
ああ、もちろんだ。ダチにゃ変わりねえよ。水着も、そうだな、都合がいい日をメールしてくれりゃ、何時だって付き合うぜ。
(少なくとも、以前別の友人と行ったときよりはだいぶ気が楽な買い物になりそうだ、と思った。
そんな彼は、目の前の友人を“ちょっと女っぽい男”と信じて疑っていないのである。ゴーレムだと知っても、そこは変わらなかった。)
■トト > 「そうか!そういう時のための【メール機能】なんだね、じゃあ後で早速飛ばしてみるよ、こういうやりとりも友達っぽい、なのかな?」
ぽん、と手を叩いて納得したように頷く
「うん、でも一人よりも、誰かと一緒に行ったほうが楽しくなるだろうな、とは思うよ?
一人でじっとしている、というのは……… あんまり、ね、何時でもできることだし、友達と一緒に行きたいものだね。」
一瞬だけ目が中空を泳ぐ、取り繕うようにまた笑みを浮かべて
■東雲七生 > あー、なるほどな。使い道がイマイチ分かんなかった感じか。
おうよ、ダチ同士なら約束の予定とかメールで取り付けたりすんのさ。
(けらけら笑いながら肯定する。
そういえば自分もあんまりメールでやりとりする方では無いな、と思ってみたり。)
あー、分かる分かる。確かにな。
俺も一人で居んのはあんまり好かねえからさ。皆でわいわいしてた方が楽しいもんなっ!
(にひ、と満面の笑みで頷く。
相手の胸中は、思うところあったが詮索しないことにした。まだ、その時じゃない気がしたのだ。)
■トト > 「約束… うん、約束、というのは好きだね、関わりが続いている気がするもの。」
こっちも笑顔でそう返して、ぽちぽちと自身の携帯を弄っている、どうやら今のことをメモっているようだ
「七生もかい?そっか、でも、そう思いながらこんな誰もいなそうな所に来ちゃったりするんだけれどね…
ああ、でも、もしかして、誰かがここにいる、って何となく予想していたのかもしれないけど、勘、っていうのかな。」
先ほどの一瞬がなかったかのようにそう楽しげに言いながら、試しにごろーん、と七生の横に大の字で寝転がってみる
「おー、結構冷たい… 今日は暑かったからね、溶けそうだって言う人も沢山いたよ。」
心地よさげに目を細めて、ふぅ、と息を吐いた
■東雲七生 > 別に約束なんて無くても、俺らずっとダチだぞ?
(変な事言うなあ、と笑う。それが当然だと、心から思ってるようだ。)
おう、俺もさ。俺も何故かこんなとこまで……いや、トトの言う通りかもな。
誰かに会える気がしたから、来たのかもしれねえ。
(隣に寝転んだ友人から、だいぶ星のまたたき始めた空へと視線を移す。良い眺めだな、ぽつりと溢して。)
ホントに今日は暑かったよなー。俺も溶けるかと思ったぜ、特に昼間なんて──っ!
(ぼふっ、と音を立てる勢いで顔が赤くなった。
突然のフラッシュバックだった。心の準備も出来ていない。)
■トト > 「うん、そう… そうだね、七生、ありがとう、何だか、とっても嬉しいよ。」
少しだけ目を見開いて、それから笑う、少し優しげに
「うん、そうだね、あ、そうだ、天の川って知ってる?この前聞いたんだけど…。」
と空の星を指差して、覚えたての星の知識をぽつぽつと語っていく
「……… Σ 七生が暑くなった!」
とやっていると、急に顔が真っ赤になった七生にちょっと吃驚したり
■東雲七生 > あ、いや気にしないでくれ。これは……そう、新手の発作みたいなもんで、害は無い。
(赤くなった顔を手で隠しつつ、無理やり話題を戻そうとする。)
そんなことより、なんだよ、改まって。当然のことを言ったまでだぜ?
(ホントにここの奴らは、と呆れた様に笑った。)
天の川? へー、俺あんまり星には詳しくねえんだよなあ……。
ただ眺めて綺麗だなーって思うだけでさ、どれが何でーとかはさっぱり。ただ、興味は無いわけでもないから、そういう話は好きだぜ。
(語られる知識をふむふむと相槌を打ちながら聞いている。
いつまで覚えていられるか自信は無かったが、それでも興味を持ったのは確かだ。)
■トト > 「発作? ん、それなら僕だって、思ったことを言っただけだもの… 誰かとそう言い合えるって素敵な事なんだね?」
不思議そうに首をかしげてから、此方も七生の言葉にそう返す
「だって、こんなにも色んな人と話すのも、友達ができるのだってはじめてなんだもの、嬉しいに決まってるよ
うん、僕もあんまり詳しくないんだけど、星によっては水分だけでできているのもあるんだってさ!」
と楽しげにそう語る、覚えてもらうというよりも、そう誰かと語り合うだけで楽しいらしい
■東雲七生 > そう、発作。気にするな。死にゃしないから。 そっか、まあ確かにな。気軽に思った事を言える仲ってのは、良いもんだな。
(ははは、と声を上げて笑いながら大きく体を伸ばした。
昼間の暑さによる疲れが夜風に流されていくのを感じる。)
何から何まで初めて尽くしなんだな、トトは。
それは退屈し無さそうだなー、とは言っても俺もこの春にこの島に来たばかりだから、似たようなもんだけどさ!
……へえ、水分だけで?何だそりゃ、どうやって生活してんだろうな。
(毎日が新鮮で飽きないよなと、笑いつつ。
トトの語る話を興味深そうに聞いている。話を聞く“だけ”ならそう苦手では無い。教科書とかが、無ければ。)
■トト > 「春… 四季、という概念だったね?僕はまだほかの季節を知らないから、それも知ってみたいな。」
わくわくするよ、という声はとても楽しげで、空に届けと言わんばかりに手を伸ばしている
「生き物がいないのかも… それとも、魚や、ちょっと前に聞いた人魚とかだけで生きている星なのかもしれないよ?
そうだなぁ… ねぇ、七生は、どんな星なら行ってみたいと思う?」
と自分なりの意見を述べつつ、空に思いを馳せて
■東雲七生 > ……もしかして、本当につい最近覚醒した?
覚醒って言うか、目覚めたっていうか生まれたっていうか……違うな、ゴーレムだと何て言うのが適切なんだ?
(期待を膨らませているトトの隣で一人勝手に頭を悩ませている。)
はー、なるほど。水生生物だけの星かあ。
まあ、俺らが今居る星ももとは海だけだったらしいしな……え?どんな星なら?
───そうだなあ、考えた事も無かったな。でもまあ、何だろう。
ここよりもっと広い世界の星に行ってみてえなあ。
(そう呟いて星を眺める。宇宙には何があるのかなんて想像も出来ない。
きっと自分の想像なんて軽く超える様な物事に溢れているんだろう、そんな風に考えたら少し胸が高鳴った。)
■トト > 「そうだね、少なくともこっちに【来て】からは地球の時間で言うと一ヶ月も経ってないと思うよ?
ん、造られたでも、生まれたでも、どちらでもいいと思うよ、先生に聞いたらわかるかもしれないけど」
うーん、と唇に指を当てて考え込むようにしながら、そう答える、嘘を言っているようでもないようだ
「広い世界か、僕はやっぱり、水分がいっぱいある星かな?固めがいがあるものも多そうだし
… あ、でも、一人で行くのはちょっと嫌かもしれないね、誰もいない星だったら………。」
少しぶるっ、と身震いしたように見える
■東雲七生 > ああ、なるほど。他所の世界から来てるのか。
過去に栄えた文明の遺産、とかそういうのじゃなくって。
(なるほどな、と頷いた。それなら納得だ。
この世界にこの異邦人の友人が来た時には、すでに初夏だっただろう。それなら、この世界の春を知らなくても当然だ。)
お前ホント水というか、水分好きなんだな。
固めるとか、ちょっと何するのか想像つかねえんだけど。
そうだな、一人で行くのはちょっと怖いかもな。誰か居ても、好意的とも限らねえし……。
(身震いするトトを横目で見て、苦笑しながらその手に自分の手を伸ばした。
触れられたらそのまま、軽く握ろうとするだろう。)
■トト > 「うん、そうだよ… といっても、あんまり覚えている事は多くないんだけどね、でも、この地球は好きだと思うよ。」
だからほかの季節はとっても楽しみなんだ、と強調するように七生に伝え
「ふふ、なら今度見せてあげるよ、特殊能力だって、日々練習… らしいしね?やってみたいこともあるし
……… うん、怖い、怖いっていうのは多分適切だ、戦いたいわけでも、ないしね。」
一瞬目をぱちくりとさせてから、手を伸ばした、きゅ、と握り合う手からは、柔らかさとほのかな暖かさを感じる
本やゲームなどで七生が知っているゴーレムとは、噛み合わない感触かもしれない
■東雲七生 > そっかー、何か嬉しいな。生まれついた星を他所から来たやつに好きだって言って貰えるとさ!
楽しみにしてろよ、面白いくらい変わるぞ。これからはもっともっと暑くなる。
そしたら今度は秋になって、冬になって雪が降るんだ。
(そりゃあもう色々変わるんだ、と笑顔で語る。トトの期待を、煽る様に。)
へえ、おう。見せてくれよ。俺のは……まあ、見せるほどでもねえんだけど。って前も言ったか。
怖いよな、俺もちょっと怖くなった。でも、今はまだ此処にお前が居るし、お前にも俺が居るだろ。
だから怖くねえぞ、って。それだけ!
(にっ、と子供っぽく歯を出して笑ってトトを見る。
つないだ手はゴーレムと聞いてのイメージよりも、やっぱり人としての感触だと思った。
やはり俄かには信じ難い。しかし、本人が言うのだからそうなのだろう。それを、信じようと思う。)
■トト > 「秋に冬… 雪か、どれも見ごたえがありそうだ、それも皆、友達と、七生と楽しめたら、楽しさも何倍にもなるだろうね。」
きゅっと握る手を強めて、にこにこと楽しそうに思いを馳せているようで
「前にも聞いたよ?ふふ、僕としてはちょっと興味あるけどね、無理に見せるものでもないだろうし
… うん、七生の手、暖かくて、怖くなくなった!もしいけるようになったら、その時は真っ先に七生を誘ってあげるね。」
満面の笑みでそう答えて、何だかちょっとだけ体が熱くなった気がするのは、喜びからなのだろうなと