2015/07/31 のログ
ご案内:「大時計塔」に枢木 柩さんが現れました。
枢木 柩 > 「…。」

屋上に佇む桃色の狐。空を見上げたまま動かない。

枢木 柩 > 思い浮かべるのは故郷。何の変哲もない山であったが。

――こんなふうに静かだったな。

時たま懐かしくなる。

ご案内:「大時計塔」にギルゲイオスさんが現れました。
ギルゲイオス > 結局、面倒くさくて飛んでしまったのである。
考えてもみれば、空飛ぶ怪物にでも出会わない限り、速度さえ上げればそのまま撒けるのであるよな。
(次からはこうするべきかな、と思いつつも。
機械文明からの転移物だろうか。
高射砲らしき物体に散々撃たれた時は、随分大変な目にあったと苦い顔をする)

(という訳で、高度的には大時計塔の、屋上辺り。
傍らを通り過ぎようとする、その最中)

……おや?
(視界に映るのは、普通の動物にしては妙に派手な毛色をした……狐か何かだろうか。
身に着けている装飾も加味すれば、野生の動物には見えないが)
どうしたのであるかな、佇んでおるのか?
(遠くを眺めるような視線は、人間の様な思考も感じられる。
通じるは分からないままに、声を掛けつつなんとなく寄ってみた)

枢木 柩 > 「…ん。こんばんは。いい天気だな。」

――なんだこいつ。飛んでる。

とは思ったものの、この学園ではまぁ、ありえないことではないな、と思い直して、頭を下げる

ギルゲイオス > …………
(唐突に返事が訪れて、僅かな、間)
何かしら訳ありの動物に見えたが、普通に返事が来たのである。
少々驚いた、が。
まぁこの街である故、不思議な事ではないか。
(喋る狐と空飛ぶ魔王、かつてのこの世界では常識外の現象ではあるが。
今となっては、些細な事であり、相殺される)

こんばんは。
そうであるな、この調子だと明日も晴れであるかな。
暑いのは困るが、ま、雨が降って蒸し暑くなるよりマシであるな。
(小さくと喉を鳴らせば、屋上に足をつけて。
緩い足取り、近づきながら軽くと挨拶を交わす)

枢木 柩 > 「雨は勘弁だ…着替えが少ないし。海にも行きたいからな。」

蒸し暑いとなんにもやる気が起きないよ、と尻尾を揺らす

ギルゲイオス > 着替え、であるか?
(桃色狐を眺めるままに首をかしげ。
揺れる尻尾に合わせて、視線が右へ左へ。
狐の着替えとはコレ如何に、である)
ふむ、誰かに飼われておるのかの?
犬やらに服を着せる主人も、居るとは聞くし……
(そういう意味では、不思議ではないのだろうか。
何やら別のニュアンスを感じなくもないが)

海であるか。
我も何度か行ってみたがの。
人間が夏に行くと泳ぎにいく理由が、なんとなく分かった気がするの。
もっとも、一人で行くのは少々片手落ちな上、街中より余計に暑いがな。
(くくっと、小さく喉を鳴らせば肩が揺れた)

枢木 柩 > 「…普段は人の姿で学生やってるよ、枢木 柩(くるるぎ ひつぎ)二年だ。」
くぁ、とあくびをひとつして、飼われてない。と返す。

「波に揺れるだけでも結構楽しいし。人間の水着、可愛いじゃないか。」

――見る価値、あると思うぞ。

ふふ、と笑って

ギルゲイオス > (よっこらせっと腰を降ろすと、胡坐をかき。
左手に持ったままにしていた剣を、傍らへと置く)

あぁなるほど、変化(へんげ)の類であったか。
これは失礼した。
(頭を軽くと下げる)
という事は、物珍しさに負けて、気安く触らぬでおいて正解であったの。
(考えるように、ややと空を見上げる。
声としては女性の様にも聞こえるし、ヘタをするとセクハラか何かで訴えられかねない)

我も学生での、来てそう経ってはおらぬ故、一年だが。
魔王、ギルゲイオス・ホッドケーテである。
親愛と畏怖を込めて、ギルと呼ぶのが良い。
(何時も通りの、自己紹介)

ほほう、中々話が分かるのであるな。
(にやっと上げる口元と)
皆大胆な格好をしておるのに、特にと隠す様子もない。
目の保養には、良い季節であるな。
泳ぐ、という話ならば。
柩もう既に用意しておるのかの、可愛いヤツを。
(口元に笑みを浮かべたまま、ちょいと肩を揺らす)

枢木 柩 > 「ああ、場所によっては噛んでいたかも。ふふ。」

狐がくく、と女性の声で笑う。

「まおう。んー…あれか、信長が第六天魔王かなんか名乗ってたよなぁ…天下人か?」

ギル、な、よろしく、水着はこないだ友達と買いに行ったよ、かわいいやつ。と笑いつつ

ギルゲイオス > それは確かに困るのであるなー。
逆に言えば、場所によっては許してもらえるのであるかな?
(相手の声に合わせ、冗談めかしたように、くくっと喉が鳴る)

ノブナガ?ダイロクテン魔王とは、何となく格好いい響きであるが。
天下人、という意味ではその通りであるな。
我は元いた世界で魔王、つまり魔族の王であったが故にな。
(ふふんと、鼻を鳴らせばちょっと偉そうに胸を張ってみせた)

ほほう、それはどんな水着が非常に興味深いのであるな。
海に行けばそのうち遭遇するかも知れぬし、楽しみにしておこう。
(だがしかし、ヒトの姿がどんなのか知らないという問題。
多分気が付かないという落ちである)

枢木 柩 > 「まぁ、よく話すようになれば許すかもしれない。ふふ。魔族って、西洋の妖怪みたいなものか?」

小首を傾げて問いかける。

ギルゲイオス > そうであるな、初対面の女性になれなれしくし過ぎるのも問題である。
こういうのは徐々にお近づきにならねばならぬ。
(腕を組めば、もっともらしく頷く)

妖怪であるか、ふーむ、その辺の定義は良く分からんのであるが。
我の世界の魔族、について説明した方が早いかの。
簡単に言えば『主に魔力の濃い場所から発生する生物』とでも言えばいいのかの。
魔族と一纏めにするが、見た目も性質も人間に比べると多種多様での。
そう言う意味では、妖怪にも近い、のかもしれん。
(指をくるくると回しつつ、逆方向に首をかしげた)

枢木 柩 > 「あーなるほど、まぁ、似てるっちゃ似てるな…。妖怪は信仰やら畏れやら、まぁ感情が濃ければ生まれたり…私は狐が長生きしただけなんだが。それで、魔王って偉いんだろう、この学校には何をしに来たんだ?」

忙しくないのか?と

ギルゲイオス > 我の様に人に近い姿をしたモノは、誕生の際に人間の思念が混入した結果、とも言われておるからの。
鳥っぽいヤツなら鳥の、犬っぽいヤツなら犬と。
本質は兎も角、やはりそう言う意味でも近いかの。
長生きか、何歳――いや、女性に聞くべきではないか。
(薄い苦笑いを浮かべて見せる)

『何かをしに来た』のではなく、門が不意に足元で開いて『落ちてきた』のである。
やってきた門も今は消失しておってな、学生やらアルバイトをしつつ、帰る方法を探しておる。
(そういう意味では、とても忙しかった)

枢木 柩 > 「ふむ。まぁ人外同士仲良くしたいものだ、ふふ…

――こっちに来たのは事故か…そりゃあ大変そうだ。」

歳は…別に大したことじゃないが、それもそうだと思い言わないでおいた。

ギルゲイオス > 特にこれといって、いがみ合う理由もないしの。
人ならざる者同士、都合の良い部分もあるであろうし。
勿論、人間とも仲良くはしてきたいがの。
(小さくと笑ってから、一つ、頷いて)

もう完全に事故である。
私財も一切無し出来たし、元の世界と違って魔力も薄い故、生活するだけで一苦労である。
(ため息を零せば、肩が落ちて)
柩はどうなのであるかな?
人外となれば、大多数は異邦人、というイメージなのであるが。

枢木 柩 > 「いやぁ、私は地球生まれだよ、たしかに人前に現れてるのは少数派だしなぁ…。地球の人外はけっこう人間嫌いだからな、私は好きだけど。」

人間に憧れて妖狐になった身分である。

ギルゲイオス > 地球、と言えば我らが居るこの場所全体の事であるな。
へぇ……まぁ、話しに聞くところによれば、人とは違う存在がこの世界で確認されて、さほど月日は経っておらぬようだし。
そういう意味でも、接触は少ないのは確かであろうが。
(思案気に、顎を指で撫でる)

人間同士でも普通に争いが起こるからの。
人と人外となればなおさらであろう。
そう言う意味では、離れる選択も妥当とは言えるが……
ほほう、何か人間に惹かれる部分があったのか?
(人の姿をとれる、という話でもあるし。
好きになる、という事は、良く想い惹かれる部分があった、のではないだろうか)

枢木 柩 > 「人のいいところ。余裕だよ。私はただの狐だったからな。
毎日生きることしか考えなかったし、まぁそんなものだったけど。
それでも人間を見る事があってさ、あんなふうに一生の間に色々できる人間が
凄いと思ったし、羨ましかったんだよ。
人類同士協力して、当時の私には到底理解できないような
高度なことが出来た。

まぁ、憧れるよな。楽しそうだよな。」

他愛無い、人の日常に憧れた。そんな理由。