2015/08/06 のログ
ご案内:「大時計塔」に唐沢響さんが現れました。
唐沢響 > かなりの高所もあってか風もやや強めである
しかしこのうだるような暑さにはちょうどいいくらいの風通しのよさで


ここはたしかに立ち入り禁止であるが警備などはさほど厳重でない為たやすく侵入できる。


その上探索用の魔術を駆使した為にほとんどノーリスクで通過したようなもので



高い場所は嫌いではない。
この高い眺めから町全体を一望する。


最近の風紀委員会への襲撃の爪痕はここから見下ろすとはっきりと見えていて


「随分なありさまになったな」

とそう言葉にして

ご案内:「大時計塔」に嶋野陽子さんが現れました。
唐沢響 > 一人の時間というのはこの世界に来てから随分と増えた気がする。
と言うのもただ単にこの世界になかなか馴染めずにいて友達らしい友達や知り合いらしい知り合いもほとんどできなかったのもあり



とはいえせっかく何もない場所で静かな場所だ
と、そのまま寝転がり空を眺め

嶋野陽子 > 救急出動した、風紀委員会本部
襲撃現場で覚えた違和感の正体を突き止めようと、現
場の全体像を俯瞰できる場所を求めて、委員会街全体
を見下ろせるこの時計塔に登って来た陽子。
風紀委員会本部を見下ろす位置には、既に先客がいる
のを見付けて、出直すか隣に座るかを一瞬考えた末に
ゆっくりと先客の隣に歩み寄り、
「済みません。隣に座っても、宜しいですか?」
と許可を求める陽子。

唐沢響 > 「貴方は?…いいよお好きにどうぞ」


このような人気のない場所にくるなど珍しい
と思いつつも相手が許可を求めてきたので承認する。


立ち入り禁止の場所であるがこちらを注意しない辺り、そこまで規則等に厳しい人物ではないのか?と推測する


こんな場所に何が目的できたのだろうと考えて

嶋野陽子 > 寝転んでいた相手が快諾
してくれたので、失礼しますと声をかけて座ると、

「私は一年生の嶋野陽子と言います。この図体ですが
保健委員をやっています」と自己紹介する陽子。

「はじめまして……かな?」と問い掛けると、目的だっ
た風紀委員会本部の観察を始める陽子。ここからだと、
昨夜園刃先輩と切野先輩と話していた正面玄関は向か
って右側の死角となっている。

手前側の面では5階辺りに修復?の跡が見え、左側の
面の6階辺りにも同様の跡が見える。

唐沢響 > 「これはご丁寧にどうも、私は二年の唐沢響。響でいいよ」


相手側から名のったからにはこちらも軽く自己紹介を済ませる。
あいかわらず寝転んだままではあるが相手が風紀委員会の建物を眺めているのを見て自分もそちらに視線を移す



相手が何を見ているのかはっきりとは見えないため眺望のルーン魔術を発動。
視力を強化してようやく相手が何を見ているのかを確認する。


「ボロボロだとおもってたけど案外修復が進んでるところもあるんだね…」


視力を強化してよく見てみると所々修復の後が確認できて自分が思った以上に修復が進んでることに感心していて

嶋野陽子 > 唐沢先輩から名乗りを受けると、
「よろしくお願いします、唐沢せ…響さん」と言い直す
陽子。どうやら先輩には先輩と呼び掛けるのが標準の
ようだ。

「向かって左側の6階は、もう1個先週開けられた穴
があるので、新しい穴は昨日出来たものですね」と、
響さんに説明する陽子。

【2d6で10以上で、何かに気付く】

嶋野陽子 > 6階の様子を見ながら、何か考え込む陽子。 [2d6→1+4=5]
唐沢響 > 「呼び捨てでいいんだけど…まぁ、いいか」


先輩後輩年齢関係なく自分は呼び捨てで呼ばれるのに慣れている。
が、そこまで相手に強要はさせるつもりはないので好きに呼ばせて


「ふーん…ってどうしたのなんかあったの?」


響は建物全体をざっくりと観察する。
視線を集中している相手に気がつき何かあったのかと尋ねる


響は全体に視線を移していたので細かな変化に気がつくことはできずに

嶋野陽子 > 気のせいだったようだ。

損傷の様子から見てとれるのは、正面で暴れた者の
他に、何者かが反対側の6階から突入し、横側の5
階から逃げ出したという事だけだ。

この場所から見てとれるのはここまでなので、後は
唐沢先輩とお話してよう。と思う陽子。

「先週は、取り調べ室の壁を破って逃げた人がいた
そうですよ」と、自分がその現場にいたことはおくび
にも出さずに唐沢先輩に教える陽子。

唐沢響 > 全体をぐるーっと一周して見ていたがそれもだんだん飽きてきたころに声をかけられ


「ふーん…そんな奴もいるのか。往生際が悪いねぇ…」


捕まってもなお抗う人物がいるとは
しかしその諦めの悪さだけは心の中で評価して



「そういえば保険委員だって?被害状況怪我人とかの人数って大体でいいから分かったりする?」


相手が保険委員えあると自己紹介したのを思い出してそのような質問をする。
建物の損害からその事件の規模を知ることは出来るが


響は実際の死傷者の数でそのときの戦闘の激しさを知ろうとしていて

嶋野陽子 > 唐沢先輩から、死傷者の数を聞かれた
陽子は、一瞬回答をためらう。なぜなら、その数が少
なすぎるのも、この1件に陽子が違和感を抱いた理由
の1つだからだ。

「死者・重傷者は共にゼロ。軽傷は100を超えたけ
ど、多くが失神や気絶だけで、傷を負ったのは数十人
程度だったと聞いています」
少しの遅れのあとでそう答える陽子。

ご案内:「大時計塔」に嶋野陽子さんが現れました。
唐沢響 > 「建物の損壊の度合いにしては被害は軽微…」


建物の壊れ具合からしてもっと死傷者はいてもおかしくはない
それは風紀委員のメンバーが優秀だったのかもしくは―――



「ここを襲撃した目的はなんだったのだろうな…何か風紀委員らにでも恨みでもあったのか?」


相手が大体の数値を知っているのは所属の委員のおかげである
そう思ったのだが他にも陽子は何かしってるのではないのか?


単なる直感ではあるが少し気になったのでカマをかけてみることにして

嶋野陽子 > 喉の渇きを覚えた陽子は、肩掛け鞄から
経口補水液を2本出すと、1本を

「熱中症にならないうちに、どうぞ」と響さんに薦める。

唐沢先輩の仮説には、
「むしろそれは逆では?ある程度の実力差が無いと、
手加減は難しいですから。襲撃した犯人側が手練れ
で、しかも目的は風紀委員会その物ではなく、本部
の中にある何かだったのではないですかねぇ?」と、

あくまでも私の推測ですが、と付け加えて、逞し過
ぎる肩を竦める陽子。

唐沢響 > 「水分か…助かる頂こう。」


ちょうど響も喉が渇いたところである
近くに自販もない屋上では貴重な水分で

一口飲み終わったところで話を進め


「本部の中にある何か、か…確かにこの状況から見るに納得できるね。
しかし推測にしてはストーリーがよくできているじゃないか…」


推測にしてはよく出来ている。
相手がまだ何か隠しているか。

それともただ単純に相手の頭がいいのか少し考えていて

嶋野陽子 > 『推測にしてはストーリーが良く
できてるじゃないか……』と言われると、

「ここまでは、先程考え込んでいる時に思い付けたん
ですが、ここで詰まってしまったんです」と正直に言
う陽子。

「正面が陽動で、裏が本命と言う仮定に立てば6階に
突入した所までは説明できるのですが、その後の流
れを一切知らないので、何故5階から逃げたのか、
とか、何故あっさりと襲撃を切り上げて逃亡したの
かが判らないのです」と説明する陽子。

この推理の続きは、公式発表待ちですかね、と付け
加えると、経口補水液を一気にボトル半分飲む陽子。

唐沢響 > 「なるほどね…襲撃は表が陽動、裏が本命…
実に戦法としては良い手だな…
だからさっきはあんなところをじっと見てたのか」


戦争慣れしている彼女にとっては陽動と本命の動き方についてはよくわかっていると関心する
さきほど陽子がずっと窓際を凝視してたのに合点がいき


「公式の組織とはいえやっぱこういう争いというか事件もあるもんだねぇ…どの世界にも…」

その発言はあたかも響が別世界から来たような言い方で

嶋野陽子 > ここで陽子の端末が鳴り、風紀委員会
からの発表が流れる。風紀委員の報告に上がった名前
を見て凍り付く陽子。

(白崎玲刃…先輩!顔見知りの風紀委員が確認!?)

公式な指名手配が出たので、早速情報を唐沢先輩と
共有する。
「この白崎先輩は、先週脱走したのと同じ人物です」
と補足する陽子。

ここで、遅蒔きながら唐沢先輩の発言が、現代日本
の人の物としては違和感があるのに気付いた陽子は、
「ひょっとして、唐沢先輩は、異界出身ですか?」と
尋ねる。

唐沢響 > 「ふーん、この人物がねぇ…これって捕まえたらなにか貰える?」


その人物ら自体にはさほど興味はないが
指名手配と言うことは懸賞金などかけられているはず
そうでなくとも再逮捕に貢献すればなにかしら報酬は貰えるはず

基本的には正義などではなく利害によって動く響にとって達成した際の報酬は重要で


「まぁね、普段はこんなこと話さないんだけどさっきの情報を教えてくれたかわりってとこかな
そうだね、戦争の耐えない世界だね。」


本来ならば異世界出身というだけで因縁などつけられたりすることもあるのでこの情報は話さないのだが先ほどの情報のかわり、ギブアンドテイクということで話して

嶋野陽子 > 襲撃犯が白崎先輩と発表された
事で、色々な情報の断片が、ジグソーパズルのピース
のように陽子の頭の中で収まっていく。

陽動の共犯は、神様のミウさんだろう。津波を止めた
彼女の実力なら風紀委員会を敵に回した陽動役も行け
るだろう。

先程6階の壁を見たときの既視感は、同じ人が開けた
穴だったからか。そして5階から逃げたのは、本命の
白崎先輩が偶然園刃先輩と鉢合わせしたからだ。
白崎先輩と戦ったのならば、あの大食いも説明が付く。
きっと私がクラーケンと戦った時並に、園刃先輩も消
耗したのだろう。

『これって捕まえたら何か貰える?』
の問いには、
「公式な指名手配が出ているし、白崎先輩の実力と罪
状を考えると、相当の報償金は出るでしょうね。
ただし、もし捕まえられれば、ですが」と答える陽子。

唐沢先輩の返答を聞いて、
(戦争の絶えない世界で、報酬に関心がある…)

「なるほど、元の世界では傭兵だったのですね?」
と推理を展開する陽子。

唐沢響 > 「ま、そうだね。私は傭兵。損得で動く兵士さ」


よく分かったねとひとことを付け足す
相手がなにやら分析している。顔の表情からはあれはなにか考えている顔だと読み取る。


「陽子もその指名手配をこれから探しにいくのかい?」


彼女は戦闘はできなさそうではないように見えるが
自分から犯人を捜すといったことはしなさそうである

むしろ保険委員の仕事もあるのだろう。
たぶん探さないものだと考えながらも一応尋ねてみて

嶋野陽子 > 『陽子もその指名手配をこれから
探しに行くのかい?』と聞かれると、はっとする陽子。

しばらく言葉を探しているようだったが、
「私は、怪異との戦いで、白崎先輩に命を助けられま
した。恩人を探しに行く事はしません」と唐沢先輩に
答える陽子。

「もし、私が彼を探しに行く事があるのならば…それ
は、彼の贖罪の道が開けた時ですね」と付け足す陽子。

ご案内:「大時計塔」に嶋野陽子さんが現れました。
唐沢響 > 「そう、なら仕方ないね…でも」


自分の声に我に返ったりするほど考え込んでいたり
応えの返答にしばらく考えている様子からみると
その白崎という人物に対して相当葛藤があるのかと考えられる


敵対関係になってしまった恩人。
複雑な関係から導きだされる答えは間違ってはいないだろう


「私がその恩人を捕まえにいくとしたら?
私がもし目の前でその恩人を追い詰めているものだとしたら…陽子はどうする?」


敵対関係になってもなお手を下さないとならば第3者による危機に対して救出してしまうか?それが気になり質問を続け

嶋野陽子 > 『わたしがその恩人を捕まえに
いくとしたら?』と問われれば、
「失礼ですが、一対一では相手にならないでしょうね」
と率直に実力差を指摘する。

『もし目の前でその恩人を追い詰めているものだと
したら……陽子はどうする?』と聞かれた陽子は、
ワンピースの袖をまくって巨大な力瘤を盛り上げると、
「その時は、私のこの腕で、先輩の身体にどんな事が
できるのか、色々と体験して貰うことになるかも知れ
ませんね」と、対決を辞さないことを伝える陽子。