2017/03/14 のログ
■黒龍 > 「……あ~~…」
アメスピで一服しつつ、僅かにサングラスをズラして目付きの悪い黄金瞳で眺める先。
特定の何処かを眺めているという訳ではないが、目を細めて凝視する。
「……何箇所かに変な歪がありやがるな。…雑多すぎて判別が難しいが…まぁ、この島らしいっつぅ事か?」
誰かが聞いていたとしても意味がわからないであろう独り言をボソボソ呟く。
ズラしていたサングラスを元の位置に戻しつつ、盛大に紫煙を吐き出して一息。
立ったままだった姿勢から、今度はとうとうその場に片足でバランスを取った状態で座り込んだ。
体幹がどうとかバランス感覚がどうとか以前に、この姿勢は普通に無理があるが男は特に問題無さそうだった。
ご案内:「大時計塔」に黒龍さんが現れました。
■黒龍 > 「……そういや、この島は研究所とかもゴロゴロあるんだったな…『門』の研究とか進んでりゃ御の字なんだが」
元の世界に帰還する事を諦めた訳ではない。どうしても借りを返さなければならないクソ野郎が居る。
元々あった左腕を生贄に門を単独で生成してこの島に飛んできたが…。
(また門を作り出すとなると、今度は右腕か足でも差し出さないとキツそうだしな)
煙草を吹かしつつ嘆息。『擬似的な門』なら作成可能だが、まだ調整に難儀している。
左腕の義手の性能試験も含め、今度ここの演習場とやらで試してみるのもいいかもしれない。
(……いや、擬似門の方は面倒だから転移荒野とか人目がねぇ場所の方がいいかもしれねぇなぁ)
煙草の吸殻をポイ捨て…は、せず最近なんとなく購入した吸殻入れに放り込む。
多少だがマナーはあるらしい。多少だが。
■黒龍 > 「……むしろ、擬似門を応用して何か独自の編み出すのもそれはそれで暇潰しにゃなりそうだわな…」
この世界の魔力は、決して己の魔力との親和性が高いとはいえない。
実際、こちらに来た当初は本来の龍の姿であったが、あれ以来まともに龍化していない。
「……人間に化身した方が魔力効率的にゃ遥かにマシっつぅのがな…もうこっちの姿がメインなのもな」
今では完全にこちらの姿が基本だ。この姿ならこちらの世界の魔力との親和性が逆に高まるのだ。
どちらが効率的にもマシかは言うまでもない事で。
2本目の煙草を徐に取り出して口に咥え、魔術の火で点火して紫煙を吐き出す。
ご案内:「大時計塔」に黒龍さんが現れました。
■黒龍 > 「……さぁて、何か美味いモンでも食いに行くとすっかね…」
呟いてその場から無造作に飛び降りる。高所からの投身自殺のようだが、重力を無視して緩やかな速度で着地。
そのまま、煙草を咥えつつ堂々とその場を後にする。幸い教師や風紀委員に見つかって咎められる事はなかった。
ご案内:「大時計塔」から黒龍さんが去りました。