2017/04/22 のログ
ご案内:「大時計塔」に東雲七生さんが現れました。
■東雲七生 > 朝に見た天気予報では晴れだったのに、気が付けば重い雲が広がっていた。そんな日の午後。
今にも泣き出しそうな空に辟易しつつ、七生は時計塔の屋上へと上がる階段を上っていた。
「よっこいせ、と。ふー、到着ぅー。」
最上まで来れば笑みを浮かべて額を拭う。
汗なんて一つもかいていないが、それはそれ。気持ちの問題というもので。
「こないだ来た時はあいにくの雨だったけど、今日もあやし……あ。」
階段を上り始める前は確かに降っていなかったのに。
ほんの数分の間に、ぽつぽつ始まってしまっていた。