2017/10/12 のログ
ご案内:「大時計塔」に黒峰龍司さんが現れました。
黒峰龍司 > 大時計塔の最上階…の更に上。先端、とでも呼ぶべき場所に器用に立ちながら煙草を蒸かす男。

何時もの黒スーツにサングラス姿。ヤーさんかチンピラじみた雰囲気や外見は相変わらずで。
紫煙を燻らしながら、眼下の景色を何処か退屈そうに眺めており。

「…やっぱ学生なんてのは俺の性分にゃイマイチ合わねー気がすんだよなぁ」

とはいえ、折角偽造学生証を持っているのだから、まぁこうして男なりに学園生活とやらを送ってみているが。
矢張り、落第街やスラムの混沌とした空気の方が己には合っているのだと再確認する。

黒峰龍司 > 「…ま、学生身分だからこそ手に入る情報とかもあるって訳で…」

そういう意味では都合が良いといえる。偽造学生証も二重三重に手が込んでいてバレる可能性は低い。
まぁ、自分が作った訳ではなく、あくまで交換条件として貰ったようなものだが。

煙草の吸殻を魔術で軽く灰にして夜風に流しつつ、懐から煙草の箱を取り出し…ん?と眉を潜めた。
やたら軽い。中を確認してから舌打ち。どうやら今のが最後の一本だったらしい。失念していた。

「…仕方ねぇ、帰りにコンビニかどっかで補充してくか…」

カートン単位で販売していれば纏め買いするのだが、生憎とアメスピはカートンでは売ってないのだ。

黒峰龍司 > 「…さーて、んじゃさっさと煙草補充して帰るとすっかね…」

何時もならここから飛び降りて重力魔法で落下速度を減衰して着地、歩き去るのが定番だが今夜はそうではない。

こちらの世界で編み出した、亜空間に通じる小型の門を作り出す魔術。それを無詠唱で展開する。
男のまん前に、直径2メートル程度の漆黒の穴が口を開く。そこに無造作に足を踏み入れて。

やがて、穴が閉じるとともに男の姿が消えて…その後、学生街のコンビニの傍へと転移したのだった。

ご案内:「大時計塔」から黒峰龍司さんが去りました。