2017/11/17 のログ
岡崎燐太郎 > 「え、マジ? 大丈夫かな……
 荒野じゃ年中吹雪いている場所もあったから、雪自体は珍しいもんじゃないだけどな」

雪の積もった実家を思い浮かべ不安をよぎらせる。
雪は細かい管理をしなければ後が大変な事はよく知っている。

「この前はハロウィンで……次はクリスマスか?」

早くも季節のイベントに思いを馳せる。
冬といったら、で思いついたのだった。

「ラウラはクリスマス、なんか予定あるの?
 ……と、それはまだ早いか」

その時期には何をするのかと何気なく尋ねるが、少し気が早い質問だろう。
当然言い出した本人はそんなこと考えてもいないわけで。

ラウラ・ニューリッキ・ユーティライネン > 「そんな場所もあるのね。今度いってみようかしら」

一年中雪がふぶいている。
それを聞くと少し興味を持ったのか、今度行ってみようかなと声を漏らす。

「そうね、次のイベントはクリスマスね。ハロウィンはこれといって何もしてなかったけど」

ハロウィン、クリスマス。どちらも故郷ではなじみの深いイベントだ。
最も、この国のハロウィンもクリスマスも、本場のものに比べると大分着色されていて初めは驚きというか、困惑したものだ。

「クリスマスって、25日のことよね?
 まだ予定があるかどうかもわからないわね」

わざわざ25日と聞き返したのは故郷ではクリスマスは特定の日ではなくて、年末年始にまたがる期間だからだ。
もっとも、この国でクリスマスといえば25日と、その前日くらいなものだが>

岡崎燐太郎 > 「ああ。行くなら気を付けてな」

一応魔物がうろつく一帯でもあるので注意するよう言ってはみるが、
決して戦闘能力の低くない彼女であれば心配するだけ無駄だろう。

「うーん、そうだね。だいたい年末あたりかな。
 ごめん、ただ気になっただけ」

街の商店などではすでに季節限定の商品が並んでいるのを見かける。
だが一般の生徒が予定を組むにはまだ時間に余裕はある。

「イベントといえば、それより前に常世祭があったな。
 まあこれも例年通りだな、予定は」

定期的に開催される学園での祭り事。
イベント繋がりで思い出すが今のところ変わった予定はないとぼんやり。

ラウラ・ニューリッキ・ユーティライネン > 「ええ、その辺の準備は抜かりなくしていくわ」

魔物も普通にいるのだろうが、訓練しにいく身としてはちょうどいいくらいだろう。

「まだ少し先のことだから。
 たぶん今年は親も仕事が忙しくて一緒に過ごすのは無理そうだから、
 今のところ予定を入れなきゃほとんど暇ね。
 燐太郎くんはなにも予定、無いの?」

コンビニなんかではクリスマスケーキの予約なんかが始まっていたっけ。
そんなことを思い出しながら、季節の移り変わりを感じる。

「常世祭、去年は本国に帰ってて参加して無いのよね。どんなイベントなの?」

この島は二年目だが、去年は本国と島を行き来していたため知らないイベントも多い。
常世際もその知らないイベントの一つだ>

岡崎燐太郎 > 「今んとこはそのつもり。まー今年もこっちで過ごす事になるかなぁ。
 年明けたら一回くらい本土に戻るけど」

冬の休み期間も島で過ごすつもりだった。特に予定もなくいつも通りに。
実家への顔出しも年明けからでも遅くはないと考えて。

「あ、そっか。んー、どんな……
 まぁ普通の、こっちの学校でやる学園祭と変わらないよ。基本はね」

ラウラの国とはどうかは分からないが少なくとも中学の頃まで通っていた学校のものとそう変わりはなかった。
生徒が自主的に催し物や企画を行い、しばらくの期間学校を開放しているという形式。

「やってる店とか、街で開かれてるのはさすがにここ特有のものになるけど」

形式自体は変わらなくともその内容は独自の特徴がある。
たとえば定番のお化け屋敷なども、そのどれもがガチで挑んでいたり。

ラウラ・ニューリッキ・ユーティライネン > 「そっか。そうだね、私も一回くらい本国に帰ってもいいかなぁ。
 去年は結構行き来してたけど、今年はほとんど帰ってないし」

年が明けたら実家に帰るという彼の言葉に、自分も故郷に帰ってもいいかもしれないとおもう。

「そうなんだ。てっきりこんな島のことだから、
 何かすさまじいイベントでもあるのかとおもったけど」

普通の学祭と変わらないと言われると、少し残念そうにするが、
それでもワクワクとした目の色は失われなかった。
この国の普通の学祭というものがどんなものなのか知らないので、
それはそれで楽しそうだと、そう思えたから>

岡崎燐太郎 > 「そういうことする連中もいるにはいるな……
 でも大体期間中に指導が入ってなくなるのがオチだな」

単におふざけが行き過ぎただけの集団や機に乗じて一儲けを企む表立たない組織など、一部には存在しているらしい。
しかしその類の大部分は風紀委員による摘発や自治組織に捕まるというが通例。
その為見れるとしても開催直後の数日くらいのものだろう。

「出し物に参加もしないし、祭り中は暇……になるか。
 今年は何やるんだろ」

何らかの組織や部活に所属していない以上はそれらの催し物に参加できず、
現状誰かの主催する企画に誘われている訳でもない。
となればやはり参加者として謳歌するばかりとなるだろう。

ラウラ・ニューリッキ・ユーティライネン > 「まぁ、度を越えてはしゃいでしまう輩は世界共通でいるだろうし…
 それも含めて祭りっぽさといえばそうなるんでしょうけど」

風紀委員は大忙しだろうなぁと苦笑いをすると、風が一際強く吹いた。

「なら、どこかで出くわすことがあれば一緒に見て回るのも楽しいかもしれないわね。
 さて、少し寒くなってきたし、遅いから今日は先に帰るわ」

そんなことを言って笑うと、少し寒そうにジャケットの襟を立てる。
そして立ち上がってギターケースを背負えば、軽く手を振って階段を下りて行った>

ご案内:「大時計塔」からラウラ・ニューリッキ・ユーティライネンさんが去りました。
岡崎燐太郎 > 「そうそう、こういう時にハメを外せるのがなんだかんだ一番?」

もちろん常識、良識を欠かない程度ならば。
一際強く吹き抜けた風に思わず目を細めると。

「その時はよろしく。
 ん、じゃあな。風邪、引くなよ」

なんて若干子供に言い聞かせるように告げて、ふふっと笑うと口の端から白い吐息が揺れる。
忠告した己が風邪引かないうちに帰るとしよう。
そう思いつつも吹き付ける夜の寒風に身を晒しているのだった。

ご案内:「大時計塔」から岡崎燐太郎さんが去りました。