2018/07/05 のログ
ご案内:「大時計塔」に神代理央さんが現れました。
神代理央 > どれくらい夜風を浴びていただろうか。
気づけば、背後に聳える巨大な時計の針は随分とときが過ぎ去った事を告げていた。
大きく背中を伸ばすと、関節の鳴る小気味良い音が体内に響き渡る。

「…まあ、夏休みくらいは侵入する輩も多めに見てやるべきなのかもな」

立ち入りが原則禁止されているからといって、杓子定規に振る舞うのも面白くは無い。
一般の生徒たちにも、多少の刺激は必要だろう。そもそも、今の時点でもそんなに警備が厳しい訳でも無いのだし。

「明日は…また夜から委員会活動か。何事も無く終わると良いのだがな」

尤も、自身の異能は完全に戦闘向きであり、そういった任務が与えられる可能性が高い。
小さく溜息を吐き出すと、踵を返して時計台から帰路へとついたのだった。

ご案内:「大時計塔」から神代理央さんが去りました。