2015/07/29 のログ
ご案内:「公安委員会本部」にリーセ・グリエさんが現れました。
■リーセ・グリエ > 「――それでは、
確かに備品補充と
ゴミは回収をいたしましたので。
ええ、失礼しますね。」
――公安委員会の備品の補充とゴミの回収。
本日の予定の最後を今消化し終えた処である。
「ふぅ。」
汗を拭う。
なお、このゴミは後ほど持ち帰る必要がある為、
別の空間へと保存している。
しかし――
「私も鈍りましたね――」
やれやれと右手で額に触れて首を振る。
これしき程度で汗をかくとは情けないといわんばかりに。
■リーセ・グリエ > 「ええと、で、次は、と。」
懐から手帳を取り出し、
手元の手帳を見て確認する。
「――ふぅむ。」
パチンと指を鳴らす。
「掃除ですね。」
心なしかうきうきした声で掃除道具を捕りに行き、
掃除を始める。
「――掃除ってなんでこんなに楽しいのでしょうかね。」
なんてテキパキと丁寧に素早く正確に。
なお、
キュッキュッと窓磨いている時が一番楽しいらしい。
■リーセ・グリエ > 「いやぁ。こうやってると昔を思い出しますねぇ。」
掃除に興味をもったのは、
遥か昔、
まだ執事になろうだなんて露ほども考えてなかった頃の事である。
そう。あの時は――
「実に楽しかったですねぇ。
――床もぴかぴかに致しませんと。」
思えばあの時が始まりだったんだなぁ、
なんて噛み締めつつ。
■リーセ・グリエ > 「ふんふーん♪」
床を磨きながら、
自分の顔が映りこみそうなほど、
磨いて満足する。
そう。
床はピカピカにしないとならない。
なぜならば――
「――よし。」
床に映りこんで見えるからである。
そう、あれが全ての元凶もとい始まりであった。
――その為に出来ることはなんでもやったし、
必要な技術も全て身につけた。
なんとかの一念 という奴である。
■リーセ・グリエ > 「――」
一通り掃除を終えたところで、
手帳を開きチェック。
後は――
「――夕刻、
ゴミの検分。
以上ですね。」
お茶組みその他は他の人間の担当だ。
手助けするつもりは、ない。
「さて。」
時間が出来た。どうしようか。
と思案をめぐらせ――
■リーセ・グリエ > 「――もう少し、掃除を頑張ってみましょうか。」
なんていいながら、
今日も一日が過ぎてゆく――
ご案内:「公安委員会本部」からリーセ・グリエさんが去りました。
ご案内:「委員会街:ラウンジ」に外道怪人ニリチラージャさんが現れました。
■外道怪人ニリチラージャ > ―――――『羅刹』。
そういう風に呼ばれたのは何時ごろの話だっただろうか。
変態野郎に向けられる鋭い眼光は、見られた者の心をズタズタに引き裂いて
その細い体からは想像もつかないほどの膂力で絆を引き裂く悪魔。
……不本意ではあるが、どうやら一部の人間からはそのように呼ばれているらしい
ご案内:「委員会街:ラウンジ」から外道怪人ニリチラージャさんが去りました。
ご案内:「委員会街:ラウンジ」に久藤 嵯督さんが現れました。
ご案内:「委員会街:ラウンジ」に嶋野陽子さんが現れました。
■久藤 嵯督 > 「はぁ……」
テーブルに肘をついて、溜め息を漏らす白髪の男。
その傍にはデスジュースの空は三つ、まだ飲み掛け野のものが一本、手をつけてない分がもう三本置いてある。
組織による殺人・テロ行為がナリを潜めたかと思えば、今度は痴漢・変態行為が急速に増え始めた。
働き者の自分はそういった連中と相見えることもあるが、そのお陰もあって不名誉なあだ名を付けられてしまっている。
元々周囲からそのように見られていたのもあるが、いくら何でも『怪人』呼ばわりはあんまりなのではないのか、なあ。
「……この後はパトロールだったな。
どうせならロストサインや『門』のバケモノあたりとかち合いたいものだが……」
ストローでデスジュースを啜る。
連中のせいでパトロールの楽しみが半減してしまって、どうにもこうにも憂鬱だ。
通常の犯罪取締りならまだしも、アレと当たるのはただただ疲れる。
■嶋野陽子 > 保健室からの帰りに、委員会
メンバー専用ラウンジとやらに行ってみる気になった
陽子。一昨日の深夜に、大胆にも大浴場の浴室に侵入
した不審者を捕まえたのだが、陽子以外の誰一人とし
て、陽子が捕まえていた犯人を認識出来ないという
怪奇現象に遭遇したため、折角捕縛して自室に連行
したにも関わらず、シャワーで泥を洗い流してスマ
ホで写真撮影しただけで、男子寮にリリースするに
留まった。
不審者の名前は『ラブライナー』。
食事コーナーで激辛カレーをよそり、更にアフターデ
スソースを瓶半分ほどかけた上で食べ始める陽子。
近くの席にデスジュースの空き瓶が3本並んでいる
のを見て目を見張る。
■久藤 嵯督 > 激辛カレーにデスジュースをかける少女を見つければ、
「……フッ」
その様子を鼻で笑う。
本体デスソースとは飲むものだ。それを更に、元々辛く作られている食べ物にかけるなどと……
なっちゃいない、まるでなっちゃいない。
よろしい。それならば自分が、激辛マニアの真骨頂を見せてやることとしよう。
席を立ち上がり、食事コーナーへ赴く。
「―――ジャンボストロベリーパフェ、一人前」
間も無くして渡された巨大なパフェを自分のいた席まで運び、席に座る。
そして――残りのデスジュースを全て、パフェの上にぶっ掛けた。
追撃のあらびきコショウを一瓶、密封された試験管から粉末……カプサイシンを少々ふり掛ける。
数多もの辛味に犯されたジャンボパフェはあられもない姿となり、火山を突っ込まれた氷山のような、そんな天変地異の光景が繰り広げられている。
それを……掻き込む!
掻き込む! 掻き込む! 更に掻き込む! まだ掻き込む! 掻き込むべし!
これぞまさに、スプーンとブラックホールによる天地開闢! 黙示録の光景ッ!
血みどろのパフェを消化していく男の顔には、歪な笑みが浮かんでいた。
ぎょろり、と黒雲の立ち込める瞳がそちらの方を向く。
■嶋野陽子 > デスジュース満載のパフェを
掻き込む男を見て、陽子は自分より先を極めた激辛
食家に遭遇したことを確信する。
自分のカレーを掻き込むと、ラッシーのグラスを片手
に男の元に向かう陽子。
「お見事です。貴方なら海の家の裏メニューも制覇
できるでしょう。私は保健課一年生の嶋野陽子と
申します。失礼でなければお名前を伺ってよろしい
でしょうか?」と男に挨拶する陽子。
■久藤 嵯督 > 混沌と業火にまみれた胃袋の中は星の核のように熱く、
全身が火達磨になっているかのような熱さと熱気が半径1mを支配する。
風も届いていない中、熱気で髪がぶわぶわと小刻みに浮いている。
しかしまだまだ、自分はこんなものではない。もっと上へ、もっと先へ行けるハズだ。
だが今以上の辛味が現れてくれなければ、マニアとして次のステップに進む事ができない。
これ以上の、次なる辛味に出会える刻は何時になるのやら……
「ほう、そいつは初耳だな……今度伺ってみるとしよう。情報提供に感謝する。
久藤嵯督、一年生。風紀委員だ。嶋野陽子だな、よろしくしておいてくれ」
見かけや言動によらず、ちゃんと挨拶を返した。
人相は悪いが、行動はそれほどでもない……のかもしれない。
「お前が食べたモノを少しだけ覗かせて貰っていた。
俺ほどではないが、お前も中々の愛好家のようだな」
■嶋野陽子 > 「他言無用と言われてますので、
詳細は何も言えませんが、あそこの店長は本物です」
とだけ久藤君に告げる陽子。
『お前もなかなかの愛好家だな』と言われて、
「久藤さんの境地に比べれば、まだまだですわ。甘い
物を激辛にする発想はありませんでした」と答える
陽子。
風紀委員と聞いて、
「所で、風紀の方には、『特定の人にしか見えない不審
者』について何か情報が来てますか?」と聞いてみる陽
子。
■久藤 嵯督 > 「本物、か……
お前がそう言うのであれば、信用しよう」
辛い物好きに悪いヤツはいない、と言えば言い過ぎか。
それでもある程度ウマの会う人間でぐらいはあるかもしれない。
「『特定の人にしか見えない』?
……いや、特にそのような人物について報告は上がっていないな。
不審者とか言ったが……そいつが何か怪しい事でも?」
質問に答え、気になった事を聞き返す。
相手が怪異ならそれに対する専門家がいると聞くが、
生徒を守る風紀委員としても聞いておいて損はない情報だろう。
■嶋野陽子 > 『そいつが何か怪しい事でも?』
と聞かれると、一昨日の深夜に女子寮の大浴場に侵入
した白い仮面の不審者の話を最初から説明する陽子。
大胆にも浴場に侵入した所を入浴中の陽子に咎められ、
脱衣所で捕獲した所、狐の面をした忍者風の不審者が
救出の為に侵入してきたため再度交戦となるが、そこ
に戦闘力のある女子が助っ人に入り、狐面の忍者を引
き受けてくれたので、白面の不審者を捕獲する事に成
功したが、助っ人には彼女が捕らえた白面の不審者が
見えなかったと説明する陽子。
「その不審者は『ラブライナー』と呼ばれてました。
狐の面の忍者は『邪道・・・じゃなくて、シャドー
フォックス』を名乗っていました」と告げる陽子。
■久藤 嵯督 > 「『シャドーフォックス』なら、俺も今日の昼浜辺で見かけたな。
一般男子生徒を勧誘して『知恵在る獣《アルジャーノン》』と名付け、彼に変態行為を働かせていた。
現場には『マッハ猿吉』も同伴しており、ロケット花火テロを引き起こした後に逃走。
後少しというトコで、惜しくも全員逃してしまったがな」
話を聞いた嵯督は、今日確認されたシャドーフォックスの活動について話していく。
「しかし『ラブライナー』か……捕らえたとあるが、そいつは今どこに留置している?
通報さえしてくれれば、こちらの檻にでもぶち込めるが……」
■嶋野陽子 > 「残念ですが、私以外の誰にも見えず、
監視カメラや私のスマホにも写らなかったので、
男子寮のロビーに置き去りにして来ました。通報
しても、『で、捕らえた賊は何処にいる?』とか
言われてしまいそうでしたので」と申し訳なさそう
に答える陽子。
■久藤 嵯督 > 「そりゃあそうだろうがな。
存在することさえ証明してくれれば、こちらでも対応出来なくはない。
他の人間が触ったりなんかも出来ないのか?」
そこに存在している、ということさえわかれば後は専用の檻に入れるだけだ。
それが異能の力だとすれば、恐らくはサーモグラフにも映らないかもしれない。
拘束するにしても厳重にせざるを得なくなり、色々と面倒だ。
それも仕事だと思って割り切るしかない。
■嶋野陽子 > 「おかしいのは、シャドーフォックスに
はラブライナーの事がはっきり見えていて、何度か
援護していたんですよね。まるで仲間にしか見えな
くなる魔法でもかけられたかのように」
と続ける陽子。
ご案内:「委員会街:ラウンジ」に嶋野陽子さんが現れました。
■久藤 嵯督 > 「……ますます本人に事情を『訊く』必要があるな、それは。
そんなモノがまかり通るのであれば、こちらとしても放置しておくワケにはいかん。それはわかるな。
『ラブライナー』に関しては対応するよう進言しておく。だから次見つけた時は構わず通報しろ。いいな?」
念を押す久藤嵯督。
そんなキーパーソンをみすみす逃がされてしまったので、少しだけ機嫌が悪そうだ。
■嶋野陽子 > 「そうね。もし次があったら、久藤さんを
名指しで呼ばせて貰います。『ラブライナーの件で』
と言えば通じますか?」と確認する陽子。
ふと思い付いて、
「ひょっとして、これは組織的な犯行ですか?」
と久藤さんに聞く陽子。
■久藤 嵯督 > 「まずはそうしてくれ。それで通じなければ、俺に直接連絡しろ。
任務中でなければ対応してやる」
そう言って、番号の書かれた紙を嶋野に渡した。
「……TCB団、という名前に聞き覚えはあるか?
最近常世島の各地で変態行為を繰り返す愉快犯の集まりだ。
ターゲットは主に女性か、『リア充』というスラングに該当する人間に多い。
女子寮への潜入行為を顧みるに、恐らくは『ラブライナー』もTCB団の一員だろう」
■嶋野陽子 > 「『TCB団』って・・・やだっ!
ち・・・乳首の事ですか?」と顔を赤らめる陽子。
何か誤解してるような気がする。
■久藤 嵯督 > 「ヘンな勘違いをするんじゃあない……それは『常世カップル爆発団』の略称だ。
大体、乳首だったら『 T K B 』と書いたほうが正しいだろうが」
嗚呼、この朴念仁はこういう所で配慮が足りないのだ。
■嶋野陽子 > 「『常世カップル爆発団』ですか・・・」
と少し落ち着く陽子。少し考えると、
「変態行為を生業とする集団は、摘発するよりも、
むしろ『制裁』してはどうですか?風紀委員会が
摘発するとなると、本人の経歴まで傷が残るので、
捕獲したら仮面のまま吊るしたり、お仕置きした
りして、摘発ではなく制裁するのです」と提案する
陽子。
要は、対TCB団用の自警組織を作ることを提案した
いのだ。
■久藤 嵯督 > 「いいか、嶋野陽子。連中に必要なのは『制裁』よりも『指導』だ。
そもそも風紀委員は、違反生徒に対する攻撃を目的とした公的組織ではない。
あくまで学園生の安全と平和を守り、導いていくのが風紀を含む委員会の行動理念だ。
TCB団とて学園生には違いない。まあ個人的にはぶん殴ってやりたいぐらいだが……俺がそうするのは拘束する時だけだ。
指導の方は専門家……教員の領分。親父のゲンコツは連中に任せるさ」
だから自分に出来る事と言えば、検挙と防衛。私情はあれど、組織に属している以上はその理念には従う。
風紀委員会と言う立場で闘争欲を満たす場合には、『やむを得ない』相手を探すほかない。
だから業務にも一生懸命になるし、仕方なく生徒を助けたりもする。
「……話は終わりか? 俺はもうそろそろパトロールに戻るが……」
そう言って七つの容器とパフェの食器を持って、立ち上がる。
特に引き止めることも無ければ、そのまま立ち去っていくことだろう。
■嶋野陽子 > 確かに、人にはそれぞれの立場が
あるものだ。風紀委員に自警団の話を持ちかけるのは
筋違いも甚だしい。
「判りました。お気をつけて」とだけ言って、久藤さんを
見送る陽子。
(被害者の知り合いや、戦闘力の高い女子に相談した
方がいいかも)
何やら思い付いた様子の陽子。
ご案内:「委員会街:ラウンジ」から久藤 嵯督さんが去りました。
■嶋野陽子 > TCB 団と、それを防ぐGK
[ゴールキーパー]団の間で、意地と誇りを懸けた攻防
を繰り広げ、カップルや女子の安全を守るストーリー
を紡ぎ出そうと、しばしラウンジで構想を練っていた
陽子であった。
ご案内:「委員会街:ラウンジ」から嶋野陽子さんが去りました。
ご案内:「委員会街:ラウンジ」に嶋野陽子さんが現れました。
ご案内:「委員会街:ラウンジ」から嶋野陽子さんが去りました。