2016/08/15 のログ
ご案内:「生活委員会本部」に影打 鈍さんが現れました。
影打 鈍 > (ゴシックだかパンクだか和風だかよくわからない少女が、生活委員会本部の受付に居る。
 色々あって正式に生徒として登録しようと言う事でやってきて、書類やらなにやらを書いて提出したのだが、一つ問題があった。)

――だから何故住所が此処ではいかんのだ。

(書類の住所の欄を人差し指で叩きながら、納得出来ないと言う表情で受付の生活委員に言葉を浴びせる。
 そこに書かれている住所は一見すればなんの問題もない。
 実際にある住所だし、そこに行かずとも調べればそこが学生寮だという事はすぐにわかる。)

男子寮、そうだ。
我が担い手はれっきとした男だから男子寮である事はなんら問題ないだろう。

(問題はその建物が「男子寮」だと言う事に他ならない。
 自身の見た目はどこからどう見ても女子なので、男子寮に住むと言うのは問題しかない。)

――問題があるのは私の方?
刀が担い手と共に住まうという事のどこに問題があるのだ。

(勿論社会規範として学生の男女が生活を共にすると言うのが良くない事とは知っている。
 しかし自身は刀であり、担い手は人間だ。
 間違いが起ころうが何も問題ないどころか、それはそれで魔力の補給、つまり食事になるとすら思っている。
 受付の生活委員と話が噛み合わないのは道理であろう。)

影打 鈍 > ――見た目を変えろ?
変えられるかそんなもん。

(人外が自身の姿を変える時はイメージが大事だと言うのは良くある話だ。
 自身も例外ではなく、この姿になろうとするからこの姿になる。
 しかしそれは歴代の担い手のイメージ通りの姿をトレースしてきたからであり、自身のイメージではない。
 柄を西洋刀のモノに魔改造されたり、それぞれのイメージが混ざったりでこんな姿になっているが、そもそも自身は変化する姿のイメージが出来ない。)

そう言うのは想像力を持つ人間たちだから出来る事であって、刀である私はそんなイメージなど――もう良い?
そうか。

(生活委員は想像力やイメージの話が長くなりそうだと判断したのか、話を遮ってくる。
 それには素直に従うのだが、問題は解決していない。
 フリーならば問題だと言われればやはり素直に従うのだが、今回は所有者の居る刀としてのあり方に関わるのでそうもいかないらしい。
 だから頑として譲らない。
 引越しも一つの手だが、今すぐどうこう出来る事ではない。
 平行線である。)