2016/11/22 のログ
ご案内:「委員会街【常世祭期間中】」に東雲七生さんが現れました。
東雲七生 > 「委員会街なんて来たのいつ振りだろうな。」

霜月も残り僅かとなり常世祭も最高潮の盛り上がりを見せつつある、とある日のこと。
物珍しげに立ち並ぶ施設を眺めて歩く赤髪の少年の姿があった。
どの委員会にも属さない七生にとって、委員会街というのはある意味落第街よりも縁遠い区画とも言える。

「あんまり走るのにも向いてないしな、道も単調で。」

東雲七生 > 今回委員会街に来たのは、常世祭運営委員会の本部に顔を出すためだった。
歓楽街と、学生街。それら二つの区画での騒動の関与、そして時折その他の区画での騒動に満たない小競り合いの目撃。
それらの報告をしようと訪れて、今はその帰りだった。

「さすがにこの辺じゃ、観光客も見かけないな……」

居るとすれば道に迷った人くらいで、それらも区画のあちこちに配備された風紀委員の生徒が案内役となって誘導していた。
大したもんだなあ、なんて呟きながら七生はなるべく目立たない様、小さな上背を更に気持ち屈めて歩いていく。

東雲七生 > 「……ううん、大したもんだけど、どうもこう居心地が……。」

四角四面の枠に入れられるのはどうにも受け付けない七生。
困った様に辺りを見回して、一つ溜息を溢すと足早に委員会街を後にした。
果たしてこの先あと何度、常世祭の期間にこの区画に足を運ぶことになるのだろう、とそんな事を考えながら。

ご案内:「委員会街【常世祭期間中】」から東雲七生さんが去りました。