2015/09/07 のログ
ご案内:「学生通り」に東雲七生さんが現れました。
東雲七生 > 「よっし、こんなもんかな……。」

学生通りのスーパーマーケットから買い物袋を片手に出てくる七生。
今日の授業も無事に乗り越え、居候先に帰る前に食材などを買っておこうとスーパー立ち寄ったのだが。

「最初思ってたよりもだいぶ買い込んじまったなー……」

目当ての食材だけではなく。
掃除用具や生活雑貨などなど。色んな物が思ってたよりも安かったので次々に手を伸ばしてしまったのだった。
おのれスーパーマーケット。お買い得品が多過ぎる。

東雲七生 > 「後は特に必要な物とか、無かったよな……。」

今買ったばかりの品々を確認しながら、制服のポケットからメモ用紙を取り出して眺める。
そこに書かれてるのは『近日中にそろえたいもの』だった。日持ちしそうな食材や洗剤、日用雑貨や小物などなど。
全て一人暮らし用の生活情報誌などを見て、その中から七生が選んだものだった。

「よし、今日買う分はこれでいいか。
 あんまりいっぺんに買っても、重くなって持てなくなるし……」

メモと買ったものを確認すると、制服のポケットにメモを戻した。
そして足取り軽く学生通りを歩き始める。先日貰った合鍵があるので、もし家主がまだ帰っていないとしても外で待たされることも無くなった今。
余った時間は部屋の掃除や洗濯に割ける、と朝からずっとうきうきしていたのだった。

東雲七生 > 最近は夜もしっかり眠れているし、
食事も昼は手作り弁当、朝晩もしっかりとしたものを食べている所為か凄まじく体調が良い。
何より授業中に眠くならなくなった。これは大きな変化と言えた。

「何だろう、この……充足感。」

ふふん、と意味も無くスキップとかしてみたくなるのを堪え、代わりに笑み浮かべる。
この調子がいつまでも続いたら、それこそ世界一強い男にだってなれるんじゃないだろうか。

「って、流石にそれはねーよな。」

東雲七生 > 「とりあえずそろそろ洗濯用洗剤が無くなりそうだったからー、明日は新しい洗剤買ってみようかな。」

鼻歌混じりに明日の予定まで考えながら学生通りを進む。
異邦人街と比べ日本本土の街並みを再現したかのような通りは、普段は七生と同じ制服に身を包んで授業を受けている生徒たちが、
帰宅途中であったり、バイトをしていたりといった姿が見受けられた。

いつも通りの、学生通りである。

東雲七生 > 「うーん、ついでに何かお土産的な……」

このまま必要なものだけ買って帰ってもなあ、と足を止める。
帰って、掃除して、夕飯を食べ、風呂に入り、寝る。

そういえば最近ランニングをしてないな、と思い至る。
研究区を起点として走るルートは幾つか確保しているが、異邦人街からとなると何処をどう走れば良いのか。
帰ったら少し考えてみようか、とぼんやりと再び歩み始めた。