2015/10/13 のログ
ご案内:「学生通り」に蒲刈久々津さんが現れました。
■蒲刈久々津 > 一般的に夕方から夜になり得る頃に蒲刈は今日も大鎌に『鎖占い 100円』の旗を掲げて学生通りを彷徨く。
相も変わらずその見た目により客は少ない上に通行人に怪訝な目で見られているが、
歩いているだけで不思議と充実感を得られている為に本人がやめる気が無ければこれをやめる事はないだろう。
「もう、そんな時間」
通りにある街灯が灯り始めた頃にやっと蒲刈は街灯に背中を預けてボーッとしている。
押してダメなら引いてみろ、ならず歩いてダメなら待ってみろと言った物か、暫くその場から動く気はないようだ
ご案内:「学生通り」に白さんが現れました。
■白 > 若干遅めの帰宅途中、
大体このぐらいの時刻からの下校をしている自分、
日も落ちて若干薄暗く街灯沿いに歩く。
落ち着いた足取りで歩く中、
ちょうど通り道の先にみえたちょっぴり怪しげな人が視界に入る。
進めている足は止めず、
歩く先にいる相手の近くまで来たそのとき立ち止まり其方をボーっと見つめた後・・・。
「・・・、こんばんは。」
何も考えてないのか、
ぼーっとした様子でゆるりとした声、
挨拶をしたかと思えばゆっくりとお辞儀をして頭を上げ、
再び其方のほうへとぼうっとした眼差しを向ける。
■蒲刈久々津 > 「…そういえば」
少し前に運んだ生きている死体はどうしたのだろう、
と独り言を呟こうとしていたが、内容が内容だったが為に一先ず口を噤む事にした。
風紀に通報した身である故に一応一通り説明したが、
医院に運び込んだがその後は何も聞いていない。
そんなことを考えていたからか、視線には気付かず声をかけられてやっと白の方を向いて口を開く
「…こんばん、は?
えと…これのお客、さん?」
礼儀正しく礼をされるとつられて礼をしているが、
大鎌もあって目の前の見本程深くお辞儀はしていない。
そして顔をあげれば大鎌に掲げている布に書いてある鎖占いを指差して話しかけた用件の方を聞いてみる
■白 > 「お客さん・・・?」
ぼんやりした様子で彼女を見つめつつ、
こて、っとくびを傾げて(?)が浮かんでいるかのような素振り。
暫く彼女を見つめていると(あっ)っと気がついたかのようにピクッと眉が反応してやっと理解する。
「鎖、占い。どんなことが、わかるの?・・・えっと、不思議なひとさん。」
ぼんやりした眼差しと雰囲気は依然としてかわらず、
ゆったりした口調で再び質問をしてみる、
布に書かれた文字と彼女をちらちら見比べながら
■蒲刈久々津 > 「不思議な人、ではない。
蒲刈、久々津(カマガリ・クグツ)…一応、ここの学生。」
不思議な人と言われると少し不機嫌そうな声色に変わるが、すぐにそれは先程の客を迎え入れるような声色に戻る
「鎖占い」
ぽつりと一言だけ呟くだけ。
占い師ならすぐ答えるはずなのだが、
蒲刈はすぐに答えないで少し間を開けて客の質問に対して答えを返す
「未来…予知。
信じるか、信じないかはお客さん、し、だい。」
初めての客に対して緊張しているらしく、声がやや強張らせながらも自分が占いで出来る事を答える。
■白 > 「ごめん・・・、名前、しらなかった、から。
わたし、しろ。わたしも、学生、だよ。」
ちょっぴり不機嫌そうに感じた声を聞けば、
眉尻が下がって申し訳なさそうに自己紹介を返す。
「みらい、よち・・・。」
少し興味があるのか、
気になった言葉を口にして彼女のほうをジーっと見つめ続ける。
「えっと、100円、あるから、やってほしいな・・・。だめ?」
強張った声を聞けばちょっと都合悪いかなと、
だめもとといった感じでお願いしてみる。
■蒲刈久々津 > 「シロ。良い名前…」
名前を聞いたところで硬い蒲刈の表情が少し緩んだ、気がした。
笑う事自体は良くあるが、初めての客ということだけあってやはり緊張しているのが大きいようだ
「…後払い。でいい。
納得行くような内容なら、100円頂戴ね」
そう言うと蒲刈は自分の腕を白の前に突き出し、その掌に乗っている鎖を見せる。
その鎖は蒲刈の着ている黒のローブのようなものから現れているのが分かるだろう。
「…この鎖を、好きにしていい。
引っ張る、結ぶ、斬る。人それぞれ。貴方の好きにして、いい
私はそれで、占いする」
見た所は普通の鎖。
どうやらこの鎖をどうするかで蒲刈は何かが分かるようだ。