2016/05/21 のログ
ご案内:「学生通り」に雨宮 雫さんが現れました。
雨宮 雫 > 深夜の学生通り。
そこにはラーメン屋の屋台があった。

木だかプラスチックなんだか分からん屋台に赤い暖簾、安い椅子。
そして湯気とスープの匂い。

コンビニでも行くか と外に出た学生を教師を掴む必勝の構えであった。

雨宮 雫 > それにまんまと引っかかった少年A。
丁度一人で屋台の椅子に座り、オッサンがラーメンを作る姿を

はよしてくれ

と見ていた。
夜食のラーメンとかもう無理じゃん、絶対食べるじゃん。

「ここ毎日居るの?
 あ、たまになの。
 普段は歓楽街なのかな、かな?

 ああ、最近、取締りが五月蝿いのかな、かな。へーっておっちゃん、無許可なのだね?」

雨宮 雫 > 茹でられる麺を見つつ。
丼に出汁とスープと調味料が放り込まれて、割と乱暴にできあがるところも、また良し。

屋台のラーメンに上品さとか不要なのである。

「金曜日の夜だし、結構客来てたのかな、かな?
 あー、23時くらいが一番多いのかー、まあそんなもんなのかな、かな。

 ところで、ラーメンまだかな、かな?
 あ、まだですか、そうですか、はいはいだね。」

椅子に座った足をバタバタ。
子供か。

雨宮 雫 > 茹で上がった麺をザルで乱暴に湯きりっていうの?
路上にビシャーって飛ばして、丼に投入。

具のチャーシューとかメンマとかその他が適当に投じられて、少年の前に ドン! と。

どうでもいい、いや若干良くないが、今、指入らなかった?

「まぁいいや。
 ボクはもう1秒でも早くラーメン食べたいのだね。
 チャーシューメン、いただきまーすだね、だねっ」

安い割り箸をパキン!と割って、いただきますーと両手を合わせて

ずずずーーー っと勢い良くラーメンをいただきます。
ズズズーー!って。

雨宮 雫 > 高級志向とか要らん。
この時間の安い味の屋台ラーメンはやっぱり美味い。

化学調味料だっていいじゃない、美味しければ。

モグモグ、ズズズーって食べればいいじゃない。

「ぴゃあ、美味いーだね、だね。」

勢い良く麺と具を啜りこみつつ、店主のオッサンにうんうん頷く。

「いやぁお酒とか飲んでたら余計に美味しかったかも。
 え、あるの?

 うーん、でも今日はいいかな、かな。
 食べたら部屋に戻ってするコトあるからね、うん。」

ここで酒飲みだしたら1時間くらい、居座りそうだから止めておく。

ご案内:「学生通り」にウォラーレさんが現れました。
ウォラーレ > 切っ掛けは単純に。 空腹だったから。

発見は偶然に。 夜空を飛べば見つかって。

相変わらずこの世界は風がぬかるんで踏ん張りが利きにくいとか、
明かりがチカチカして見辛いだとか色々あるけど今はそんなことはどうでもいいのだ。

いま、わたしは、とても

「ごはーーーーーーーーーーーーん!!!!!」


お腹が空いているのだから!!

屋台の前に空から着陸……いや、墜落?
した時に思わず叫んだ気がするが、気のせいだ

雨宮 雫 > 「うひょぇあ?!」

店主、何か空から降ってきた!
思わず椅子を立って、丼を箸を両手に後ろを振り返った。

なんか重たそうなものが落ちてきたような、しかもなんか叫んでたような。

「ぇ、何。何なの?凄い音したよ?だね。」

ウォラーレ > 「…………を? 誰? ナニ?」

凹んでひび割れた地面にへばりついた髪を
軽く頭を振ることでひっぺがしつつ、辺りをぐるっと見回す。
目の前にはちんまりしたヒトと、それより歳をとったヒトが一人。

何かあったのかな? 何だか慌ててるようだけど、変わったことがあったようには見えない。

軽く羽根をはためかせる……うん、何時もと変わらない。

「……あ! ごはん!!」

ちっちゃなヒトがもつ手には器。
その中から良い匂いの風がする!!!

雨宮 雫 > 「デカ、何この子、え、生徒?」

何かでっかい、上に、色々くっついてる系の亜人か?な?
どんな理由で空から降ってきたのか知らんけど……

「ぇ、何、ラーメン食べにきたの?
 じゃあどーぞ、はい。」

少し脇にどいて、屋台の椅子にドーゾ と譲る。
ついでに、ずずずーっと残ってる麺を啜る。

ウォラーレ > 「ん? なに、座って食べるの? ありがト!」

親切な小さいヒトにお礼を言ってから、
薦められた腰掛けに腰を下ろす。
ミシミシって音がしたけど大丈夫かな? 大丈夫でなくても大丈夫だよね。

「らーメン……あ、ここでもらーめん食べられるんだ」

学食でも見かけたそれを、小さなヒトが口に運ぶ様子を見る。
……もっと食べないと大きくなれないんじゃないかなー
腰とか肩とかほそっこいなー………………あ、ん?

「あーうん、ここの学生! 入学キョカもらってる!」

尻尾でばしん、と地面を叩いて応える。
こっちだと手をぽすっと叩くらしいね?

雨宮 雫 > 「ん、ん…………?」

今、不思議な展開があったような。

屋台だと知って食べにきたんじゃないのか?
椅子壊れそうだけど、いいのか?
店主のオッサンが大きな子に 何食うの? ってメニューを出してるが……

「ま、まあここはラーメンの屋台だけどもだね、だね。
 学生ならいいんじゃないかな、かな     お金持ってる?」

この子はどの世界から来たんだろう、ちゃんとフォローされてって地面が バシン! って言った、バシン!って。

ウォラーレ > 店主と呼ばれた男のヒトからメニューを受け取り、眺める。

…………うん、学食で見たのと多分同じだよね?
違ってもなんとかなるけど、多分何とかなるかな。

「チャーシューメンお願いします!」

メニューを爪で摘まんで返すと、小さなヒトが不思議そうな顔をしていた。

「ヤタイ? へー、ヤタイ。ヤタイ。私は初めて見たかな。
此処には色々あるけど、夜も食べて良いのは楽しくていいね!」

空を見上げたら、星が輝いている。
警戒しないで食事にありつけるのは何より、楽だ。

「んあ? お金……ん! あるよー」

吸排気孔……此処ではそういうらしい。
私たちは口って言ってたけど、紛らわしいからそう覚えてる。
から息をつきつつ、胸元から財布を引っ張り出した。
コゼニの見分けは難しいけど、重いくらいあれば大丈夫!

ご案内:「学生通り」からウォラーレさんが去りました。
ご案内:「学生通り」にウォラーレさんが現れました。
雨宮 雫 > 「多分あってると思うのだけど、この学園に来たばかりかな、かな。
 お金があるなら大丈夫だと思うけども……」

ちょっと何系の亜人か分からないので、ラーメン食っていいのか判断がつかない。
鳥か?でも甲殻も見えるような……まぁ、駄目ならすぐに時分で分かるだろうし。

「屋台は治安いいところじゃないと、中々出せないからねえ。
 まぁ、ゆっくりしていくといいんじゃないかな、かな。」

自分のラーメンをずずーっと啜り、汁を飲み終えると屋台のオッチャンに返す。

「空いてる時間でよかったね、だね、だね。」

ウォラーレ > 「えーと、此処には来てからちょっと、かな。
えっと、サトガエリ? 故郷に帰ってたけど、また来たんだ。
戻ってきたらショルイとかレポートとかが沢山あって、
見てたらお腹が空いちゃって」

何だろう。何か不思議な物を見る目でみられてるような?
首を捻っていると、店主さんがラーメンを器に入れて差し出してくるた。

良い匂いだ!! ほかほかの風にお肉もある!!
一緒に出してくれたフォークも受け取ると、
羽ごしにじわって暖かさが伝わってくる。

「へー……ヤタイって大変なんだね。やっぱり狙われたりするのかな」
夜は狩りの時間だ。大きくて目立つ獲物は狙われやすいのだろう。
それがないということは、ここは安全ってことなのかな?

「ん! よかった! 君もゆっくりしてたの?」

いただきまーす! と声をあげてから、
握りしめたフォークを器に突き刺して、麺を引き出し、食べる。
少し食べにくいけど、それもまた良い。
何より、美味しいごはんに文句をつけるのは贅沢だ

雨宮 雫 > 「あぁ、それ分かるかな、かな。
 ボクもえらい目にあったし、レポート……」

なんかうんうん、とすごい頷きを彼女に返す。

「まーほら、危ないじゃない、何か起きないとも限らないし。
 ここは結構治安いい場所だから大丈夫かな、かな。

 ぁ、うん。
 ボクもちょっとお腹すいたから、キミと同じでご飯探しにきてたのだね、だね。
 今食べ終わったから、そろそろ帰るけれども……またどっかで会ったらお話しようだね、だね。」

かくかく、コクコクと頷いて同意する。
今は店主の目があるし、さっきの音もあるのでチャンス的なものはなさそうだから、諦める。

珍しい亜人だし、可能なら色々採取したかったのだが……!

ウォラーレ > 「あぐあぐあぐあぐ……んぐ、君も?
ちっちゃくてムズカシイ文字が沢山あると、
だんだん見てると頭やお腹がが辛くなるんだ……」
字を書くのは得意じゃないけど、見るのも苦手になりそうだったよ。

なんだか、小さなヒトに共感? しんぱしー? を感じた!

「そだねー。嵐の主様もいるみたいだし。
ごはんがゆっくりたくさん食べれるのは大切なことだよね」
前に、ラクダイガイには強い強い何かがいると聞いたことがある。
どこであっても、狩人はいるものなんだね。

「ん、またね! えーと……」
そこまで言って、はたと気がついた。

名前を聞くのを忘れてたよ!!
ごはんのことしか覚えてなかった!!

確か、こういう時は……えーと、ここのヒトはこういうと良いって。

「……ほっつゆあねーむ?」

雨宮 雫 > 「まぁ、それは何となく分かるかな、かな。
 余りこー、細かい文字のある文化圏、えーと、生活してなかったみたいに見えるし……嵐の主??うーん??」

ところどころ、良く分からない単語が入るが、細かく話すにも深夜の屋台のラーメンというのもちょっと微妙である。

店主もいい顔をしないだろうし。

「あ、こりゃご免だね、だね。
 ボクは雨月 雫っていうのだね。

 保険委員だから、怪我とかしたら治して上げるから、保健室に来るといいのだね?

 それじゃあ、また今度ゆっくり話そうね。」

店主にラーメン代を払って。
彼女ににぎにぎ手を振って、愛想よく笑いつつ屋台を離れる。

最初は隕石でも落ちてきたのかと思ったが、面白い子にあえて良かった。
大収穫だった。

ご案内:「学生通り」から雨宮 雫さんが去りました。
ウォラーレ > 「ん、雨月の雫くん。
私はウォラーレ。オートリーのウォラーレだよ」

保険委員、という言葉は聞いたことがある……
お世話になるかもしれない、という話も一緒にしてたっけ。

「ん。またーねー!!」

ブンブンと羽根を振って、帰っていくのを見送る。
小さくて不思議な子だったけど、また、と言ったらまた会うこともあるかな?

ウォラーレ > そんな事を考えつつ……屋台のラーメンを満足いくまで堪能してから、
彼女は再び空へと舞い上がったのだった

ご案内:「学生通り」からウォラーレさんが去りました。