2016/07/11 のログ
ご案内:「学生通り」に東雲七生さんが現れました。
東雲七生 > 「あ゛つ゛い゛な゛ぁぁぁぁぁぁ」

よろよろと生ける屍の如くに歩きながら、七生は呻き声を上げた。
七夕も過ぎ、着実に海開きが近づく中、昼間の日差しは日に日に強さを増している。
上空からの熱線と足元からの照り返しに、もともと体温が高めな七生の身体はあっという間に茹で上がる。

「こればっかりは鍛えてもどうにもならねえしなぁ~」

それとも鍛錬が足りないのだろうか。
夏の暑さに打ち勝てる鍛錬とかあるんだろうか。
そんな事を熱に浮かされる様に考えながら、ずり、ずり、と地面を這うように歩いていく。