2016/07/24 のログ
那岐夜車丸汀 > 「色々と施したが あとは 己が体力と気合でどうにかせい。
 痛みとそれに係った傷や腫れはどうにかできるが それ以上は
 本来一人一人に宿る潜在的回復力に賭けるとするのじゃ。
 …一度ひねったりしてしまうと癖がつくのでな、気を付けい。」

これで問題はなかろ。詠唱破棄にして杖とか媒介もない癒しの術式完了。
掴んでいたような手を離して 持って居た檜扇を少し開いてそれを口元を隠すように振る舞い

「癒しの術式…治癒魔法ともいう。…そろそろ儂は行くのでな。
 礼には及ばぬ。…そろそろ 帰らないと拙いしの…。
 名乗っておくか 儂は 風紀委員の 那岐夜車丸汀じゃ。なにかあればそちらに連絡でもくれまいか。
 では さらばじゃ。」

さて、帰るかの、普通に。いきなり消えたら再び あれかも知れん、と
彼女に ひらひらと手を振ってから スタスタとその場を去っていった―。

ご案内:「学生通り」から那岐夜車丸汀さんが去りました。
尋輪海月 > 「た、体力と気合なら……!!え、いや、だからそっちじゃなくて今の……へ?治癒魔法?あの、いや、あー、えっと……」
立ち去られる直前になってようやく頭が整頓されてくる。
立ち上がり、なんとか歩き出していく貴女の背中へ、

「え、えっと……あ、有難う御座いますっ!!えと、私は尋輪海月ッ、ま、またお会いしましょぉーっ!!」


……なんで叫んだんだろう。と思ったが、取り敢えず、言いたい事はこれであった。トートバッグを拾い上げ、突っ込まれた地図を取り出しながら、ふと。

「…………ま、魔法って……ま、魔女だったんだ……あの人……」

……いや、違うだろうな。と、スイッチを切り替えた。なんだ今の謎思考。などと自分にセルフツッコミを入れながら、書かれた地図に従い、歩き出してゆく。取り敢えず、今度会う時は……昼間がいい。夜だと多分また絶叫しかねない。と心に決めたのだった。

ご案内:「学生通り」から尋輪海月さんが去りました。