2016/11/17 のログ
■影打 鈍 >
おい。
(一応ツッコミは入れておく。
とは言え別に取り上げるようなこともしない。
不満そうな顔を向けておくに留めておいて。)
こっちだと刀の側面が強いからな。
二重人格、と言うわけではないのだが。
(人格が代わるわけではない。
ただ羞恥心とか感覚とかが鈍くなったり敏感になったりする程度のことである。)
じゃ買おう。
――見たいんだろ、ならそれも買うか。
(見たいのなら買う。
それだけの話である。
カゴの中は結構な量になってしまった。
帰りが大変そうだ――自分ではなく主である彼が。)
■羽切 東華 > 「主の特権」
と、真顔(ややドヤァ…)できっぱりそう即答して押し切るノリ。
まぁ取り上げられるとは実は思って居なかったが。何だかんだ寛容な性格だしこの相棒。
「うーん、偶に二重人格と間違えそうになるなぁ。結構性格面とか口調が違うし」
とはいえ、共通点が無い、という訳でもない。どちらも彼女の側面であるのだろう。
刀としての側面か人としての側面か。あちらは人としての側面が強く出てる状態、だと思っておく。
「そりゃ見たいよ。と、いう訳でこの辺りにしておこう。量もそうだけど予算ギリギリだと思うし」
と、苦笑を浮かべて肩を竦めつつお会計に向おう。支払は何とかギリギリ大丈夫だった。
両手に紙袋を持つ事になってしまったがそこは仕方ない。
「じゃ、用件も済んだし、適当に通りの屋台とか巡ってから帰ろうか?」
■影打 鈍 >
(ドヤ顔の主の頭をぺしんと叩いておく。
自分の写真を撮ることに文句は無いが、ドヤ顔がむかついた。)
どっちも私だしなぁ。
あっちの私とかこっちの私とかの感覚もないし。
(知らない人から見れば二重人格と思える代わりようだとは思うけれど、そうではないのだ。
まぁ間違われても別に問題はない。)
わかった。
なら屋台めぐりの金は私が出そう。
服買ってくれた礼だ。
(でも荷物は持たない。)
■羽切 東華 > 素直に叩かれておく。まぁ彼女が本気で叩いたらむしろ切断スプラッターになりそうだが。刀だし。
「でも、羞恥心とかその辺りは結構差異はあるよなぁ。体型とかは変わらないのに雰囲気も全然違うし」
初見で事情を知らない人が見れば、別人か二重人格を疑う可能性が高そうだ。
あと、屋台めぐりのお金は相棒が出してくれるらしい。助かった。
こちらのお財布のライフはゼロに近かったので。勿論生活費などはちゃんと確保している。
なので、取り合えずここは相棒のお言葉に甘える事にしようか。
(でも荷物は持ってくれないのね…いや、まぁいいけどさ)
ともあれ、デパートを出れば、相変らず賑わう学生街の喧騒が広がっている。
「よし、じゃあ適当に屋台巡りをするとしますかぁ」
そうして、相棒と共に屋台巡りを敢行して行くのであった。
なお、結局帰宅するまでずっと荷物持ちになっていた模様。
■影打 鈍 >
(愛する主にそんな事はしない。
扱いはぞんざいでも愛しているのだから。
扱いはぞんざいでも。)
あの姿になると色々恥ずかしくなってな。
体型は変えようと思えば変えられるぞ。
(人の想像力を得たので、実は見た目はある程度自由自在である。
イメージするのは結構疲れるし、イメージし続けるのがしんどいのであまりやらないが。)
荷物持ちは男の役目だ。
――ではまず何から攻める、主殿。
(しっかりと心を読んだ。
その後彼に荷物を持たせたまま屋台巡りをして。
手のふさがっている主に、屋台で買ったものを片端からあーんしていたとかいないとか。)
ご案内:「学生通り メインストリート」から影打 鈍さんが去りました。
ご案内:「学生通り メインストリート」に影打 鈍さんが現れました。
ご案内:「学生通り メインストリート」から羽切 東華さんが去りました。
ご案内:「学生通り メインストリート」から影打 鈍さんが去りました。
ご案内:「学生通り【常世祭期間中】」に久世藤士郎時貞さんが現れました。
■久世藤士郎時貞 >
質の暖簾が掛かった店からひとりの男が現れる
なにも持たず手ぶらで心持たない様子を見れば何か質草に入れてきたのだとわかる
大切なものを手放したかのような陰険な顔をしている
なにせ戦場を一緒に駆け抜けてきた甲冑を売り払ったのだ
特別にしつらえた物ともなれば感慨もあろうものである
「はぁ・・・・・・
まさかあれだけのものがこの程度の紙束になろうとは・・・
見たことのない通貨だがいかほどの価値なのやら」
がっくりと肩を落とすが
それはどう見ても分厚い札束だった
「はぁ・・・・・・
見得を切ったからには背に腹は代えられん」
唯一残った刀にそっと手を添える
心なしかとても軽そうだった
■久世藤士郎時貞 >
「あとはなんだったか
飯と暇つぶしか・・・・・・
祭りのようだし露店でものぞけば良いか
貨幣の価値もわかりそうなものだしのう」
そういいながら辺りをきょろきょろと見回す
その様子は完全におのぼりさんだ
「しかしなんだこの国は?
見渡す限り整備された道に城、城、城
これだけのものがあるならば天下も取れように」
異世界から来て間もない彼にとっては街丸ごとが城下町を通り越してまるで城塞
それがあるけどもあるけども続いている
しかしながら戦の準備をしているようにも見えず
領民はのんきに笑っている
不戦を貫いているのかはるかに田舎にあるのか
ともあれ祭に活気づく街は彼から見ても幸せそうに見えた
■久世藤士郎時貞 >
「・・・・・・すんすん」
どこからか漂ってくる匂いにつられふらふらと路地を進む
気もそぞろに見えるが器用に人混みを避けていく
肩どころか袖さえスリあわせない身軽さである
「しかしなんだ
この暴力的な匂いは・・・・・・」
ふらふらふらふらと歩みは止まらない
人よりもいくらか鋭敏と自負する嗅覚は迷うことなく彼を屋台まで導き
それと同時に腹の虫が盛大になった
思えば最後に飯を食べたのは合戦の前である
丸一日、何も口に入れていない
「・・・・・・」
むっすりと屋台をにらむ
■久世藤士郎時貞 >
顔に傷だらけのどう見ても堅気に見えない男からにらまれ
串焼きをひっくり返す学生の手が止まる
なおもやまない視線に涙目になり始めた頃
「・・・・・・店主
これで買えるだけたのむ」
と紙切れを懐から差し出す
札にはむっすりとした顔の男
俗に言う諭吉
『え!?』
意外性と安堵から女学生の声がもれる
それもそうであろう
なかなか豪快な大人買いである
「足りないか?」
『え?いやいやいや。大丈夫です
はい百円のおつりです』
女学生は釣り銭をわたすと串焼きをあるだけつめていく
それでも足りず少しだけ焼き足した
「むぅ・・・・・・」
予想外の多さに若干戸惑う
その様子に女学生も戸惑う
変な二人だった
■久世藤士郎時貞 >
「いや
ありがとう
ふむ、単位はえん、か」
袋を受け取ると
とぼとぼと神社に帰る道すがら適当にどんぶり勘定してみる
近頃は算術も武者のたしなみである
串一本がだいたい20文として・・・
これが30余本・・・
とすれば紙切れ一枚が600文・・・それが200枚以上!?
足下を見られたかと思ったが店主の目利きはそれなりだったらしい
それどころか作ったときよりも高値で買い取られている気がする
貨幣価値がわからず渋い顔をしていたのが一因だったりもするがせんなきことである
思わぬ大金にゴクリと生唾を飲み込む
ともあれこれならばしばらく生活には困らなそうである
■久世藤士郎時貞 >
「おっと・・・暇つぶしもであったか
まぁ帰る道すがら見つければ良かろう
これだけあれば書も買えそうであるしな」
温かくなった懐に気まで大きくなったようだ
だが使いすぎは禁物
後々、あの鎧も買い戻さねばならない
節制節制、と言い聞かせながら帰路につく
帰りに立ち寄った本屋でその安さに驚愕したのは別のお話
ついでに「おなごの好みそうな書」のオーダーに薄ら笑いを浮かべる店員がいたのもまた別の話である
ご案内:「学生通り【常世祭期間中】」から久世藤士郎時貞さんが去りました。