2017/01/30 のログ
ご案内:「学生通り」に東雲七生さんが現れました。
東雲七生 > 木枯らし吹く学生通りを、七生は満面の笑みを湛えて歩いていた。
手にはコンビニのビニール袋。中身は様々な中華まんの数々。
冬の醍醐味と言っても過言ではないそれらをどこで食べようかと考えながら、足取り軽く歩いて行く。

「ふんふーんふーん」

鼻歌を交えつつ。

時折強く吹く風は身を竦ませるほど寒いが、気温自体は低くなく、
むしろ暖か過ぎるくらいだった。

東雲七生 > 「おっ、あそこにしよーっと!」

七生が見つけたのは丁度いい感じに風除けになりそうな街路樹の下に置かれたベンチ。
ビニール袋の中の中華まんが冷めてしまう前にと、足早にベンチへと近付いて、そのまま腰を下ろす。
道行く人たちを眺めながら、のんびりと袋を漁る。

「どーれーにーしーよーぉー……かなっと。」

取り出した紙包みを一瞥し、にんまりと笑みを浮かべた。
やっぱりこの時期はこれだよなあ、とにまにましながら紙包みを開く。