2017/02/22 のログ
ご案内:「学生通り」に東雲七生さんが現れました。
東雲七生 > そろそろ春も近いかと思わせられる昼下がり。東雲七生はのんびりと学生通りを歩いていた。
本日は講師の都合で午後の授業は丸っと潰れて、さて唐突に空いた時間を何に使おうかと散策している次第である。

「バレンタインも終わって、すっかり様変わりしたなあ。」

つい1週間前にはリボンやハートや甘い匂いの坩堝だった商店も、桃の節句──雛祭りを意識したものに変わっている。
七生は自他ともに認める“男の子”なので、まあ無関係と言えば無関係だが。
      ・・
「……まあ、うちには関係無いか。」

家に居る“女の子”、つまり深雪さんの顔を思い浮かべながら、七生は言い切った。