2017/08/28 のログ
■藤巳 陽菜 > 「ふふ、こっちもいつでも大丈夫ですよ。
学校始まってからの方が都合が良いかもしれないですね。」
学校が始まってからであれば昼食時に学校にそろっているだろうし。
そっちの方がいいかもしれない。
「ええ、不便ばかりですよ…全部言ってたら夜になるので言いませんけど…。」
実際にそんな椅子を引きずりながら歩く様子を想像すると可笑しさよりも疑問が先に来る。
わざわざ、そんな不便な事やる必要もないけども…。
「あれですか…そこそこに高級そうな…。
って当てないんですね。意地でもあてて私にお高いお店のご飯を奢ってくれてもいいのに…。」
まあ、当たらないとは思うけど。
「はい、ありがとうございました。
鈴木さんの方は良い事ありました?友達が増えたとか?」
以前あった時は全然、友だちがいないとかそんな話をしていた気がする。
■鈴木竜一 > 「確かにそーだな!ってか,学校始まったらみんなお昼ってどこで食べんの?」
カフェとかあるけど,みんなそんなお洒落さんなのだろうか。
所謂購買のおばちゃんとか居る様子もあんまりないし…。
「…ホント,苦労してんのなぁ……どーせ暇だし,別に聞いてやっても構わねーぞ?
まぁ,陽菜ちゃんがあんまり面白くないなら,ほかの話題のほーが良いかもしれねーけども!」
どうせ暇だしな!なんて,なぜかドヤ顔の竜一君。
貴女を元気づけようとしているようにも見えるし,そういう性格なのだろうとも思える。
「陽菜ちゃんが喜んでくれるんなら…!
……ってかさ,地道にバイトした方が早そうな気がすんのは俺だけかな?」
楽しげに笑いながらも,つづけられた言葉には頷いて,
「何人か知り合いは増えたかな!っても友達って言えるかどーかわからねーけども!
ほれ,3人!!」
ケータイの「常世島」グループに登録させた連絡先の数である。
多くない。全然多くない!!
■藤巳 陽菜 > 「えっと、教室とか食堂、購買で買って中庭に屋上とかで食べてる人もいますし…。
色々ですね。私は食堂が多いですけど。」
弁当を持ってきた上で更に食堂で頼む。
…弁当だけでは足りないのだ。
「異能の苦労話とか今はいいですよ色んな人に聞いてもらってますし…。
それとも自動ドアに尻尾を挟んだ話シリーズを聞きたいですか?
お勧めしませんけど…。」
シリーズ化するほど尻尾を挟まれているという。
そこまで行くと不注意であるような気もするが人間には尻尾生えてないのだから仕方ない。
「でも、夢は見たいですよね…。
バイトで稼いであのアパートは大変そうですよ…。」
多分普通のバイトに学業までこなしていたら家でいる時間はなくなるのではないだろうか?
本末転倒な感じになる気がする。
「…あら、そこそこ多いですね。って私含めて三人なんですね…。
あっ!」
三人なら陽菜とあまり変わらない…いや、教師を含めなければ同じだった。
その中に見知った名前を見かけて思わず声を上げてしまう。
■鈴木竜一 > 「あー!屋上とか良いな!なんかこう,青春って感じで!
向こうの高校じゃ屋上立ち入り禁止だったからなー!」
という訳で,どうやら竜一君は屋上ランチ希望の様子。
勿論貴女に奢るときはちゃんとしたお店に行くつもりでいるけれど。
「いやもうそれ先に全話のオチ言ってるみてーなモンじゃんか。」
くすくすと楽しげに笑う。確かに,自分の後ろに尻尾があったら挟んでしまう気持ちは分かる。
頑丈そうだし,千切れたりはしないだろうけれど……
「あ,あのアパートは無理無理!どっちかってーと,奢りのハナシ?」
…高額奢りに割と寛容な竜一君であった。
「お? もしかして知り合い居た?」
貴女の他には,察,サクラ,の2人が登録されている。
その名前を見て声を上げたと言うことは,そのどちらかと知り合いだということだ。世間は狭い。
■藤巳 陽菜 > 「そうですよね、青春みたいな感じしますよね!
…私はまだ行った事ないんですけどね。」
この時期の屋上ランチはちょっと厳しいものがあるだろう。
流石に暑い、どう考えてもつらい。
「…まあ、それだけ苦労があるってことです。」
少し恥ずかしそうに話題を切る。
確かに痛くはないんだけど…。
「流石にそんな高いところ良いですよ!悪いです!
…でも、どうしてもっていうなら奢ってもらいますけど。」
遠慮するように言うが、やはり高いお店での奢りは魅力的なようだった、
だが、相当に食べる。
「はい、この人です筑波君…。」
凄い嫌そうな顔しながら指さす。
「大丈夫なんですか?何か酷い事とか言われてないですか?
…もしかして何か弱みを握られてるとか?」
心配そうな様子で尋ねる。
どうやら陽菜から彼への評価は著しく低いらしい。
■鈴木竜一 > 「俺も行ったことねーし,今度涼しい日に行ってみようぜ!」
そんな風に提案してみる竜一君。暑い日はヤバいという自覚はあったようだ。
貴女が話題を切れば,小さく頷いてそれ以上追及はしなかった。
「そーだな,俺が金持ちになったら考えてやってもいーぞー。
今は多分食い逃げ前提になっちまーから却下な!」
貴女がかなり食べるという前情報はあったから,ちゃんと却下した。できない約束はしない主義である。
「察は…まー,確かにちょっと変わってっけど,イイ奴なんじゃねーかな?
陽菜ちゃんは察のこと嫌いっぽいけど,なんかあったんー?」
……特別な存在になれるなら嫌われても構わない。
最初に察はそう言っていたし,察にとっての貴女は,そういう扱いなのだろうかと想像しながら。
■藤巳 陽菜 > 「私の身体が元に戻るのとどっちが先になりますかね?」
楽しそうな笑みを浮かべてそんな風に言う。
多分、体が戻るのが先だ。
「イイ奴?…えっと、私が思ってるのと同じ人ですよね?
ゴーグル付けてて変わった、小賢しそうな喋り方をする…筑波君ですよね?」
イメージとは正反対の言葉に思わず確認する。
「あの人酷いんですよ!君には魅力がないとか自意識過剰だとか蛇女だとか言ってきて!
しかも、初めて会った時にですよ!泣きましたからね私!
挙句の果てには『特別だったら嫌われてても満足だ』とか言うんですよ!?
酷くないですか!?酷いですよね!
あー思い出したら腹が立ってきた!!」
ビシビシと尻尾を地面に打ち付けながら言う。
…蛇女は言ってなかった気もするが些細な事だろう。
そして自分も色々言ってた気もするがまあ、そこまで酷い事は言ってないだろう。
「と、とにかくそんな人なんですよ!
鈴木さんに対してはそんな事ないんですか?」
■鈴木竜一 > 「うん,その察であってると思う。
いっつも考え事してる感じで,無駄に難っしい話し方するヤツだよなー?」
貴女が妙に勢いよく話すから,少しだけ驚きつつ。
けれど内容を聞いてみれば,予想通りというか,やっぱり“特別”になりたいんだなぁ,と察の顔を思い浮かべて…
「…俺も初めて陽菜ちゃんに会ったときはびっくりしちゃったし,傷つけたかなーと思ってたけど,
流石っていうかなんて言うか,察はもうなんか容赦ねーなぁ…。」
一応友達のつもりだったので弁解したいのだが,弁解のしようが無くて,頭を掻いて苦笑する竜一君。
「…なんだろーなー,察はとにかく特別な存在になりたいらしーから,
君がそーやって,名前見ただけで色々思い出しちゃうっていうなら,アイツ逆に喜んでるんじゃねーかな…。」
でも,そう言えば考え方が変わったとか言ってたっけ…
「…まぁ,特別になりたいってことは,気にしてるってことだから…
もしかしたらそのうち,いきなり優しい察になったりするかもしれねーぜ?」
…それはそれで気持ち悪いとか言われそうだな,なんて,肩を竦めて笑う。
すっと立ち上がって,近くの自販機でペットボトルの冷たいミルクティを買い,
「ほれ,怒らない怒らない,甘いもの飲むとちっとはのんびり気分になるだろー?」
言いつつ,てい,と貴女のほっぺたにくっつける。腹を立てて熱を持った肌にひんやりした感触。
■藤巳 陽菜 > 「そう、その筑波君ですよ!
あの何考えてるのか分からない!」
酷い言いぐさだった。
でも、実際身に付けてるゴーグルのせいもあって表情は読みにくい。
「鈴木さんぐらいならまあ、よくあるんですけど
あの人は本当にもう…。」
逆にあの時のあれのお陰である程度の耐性ができたのかもしれない…。
感謝はしないけど!
「何か掌の上みたいでムカつきますね…。」
そう意味では完璧に彼の思惑通りなのだろう。
…ホント嫌い!!
「いやそれは無いでしょ…。
あの人が急に優しくなったらもう心配するレベルですよ…。」
気持ち悪いとか嫌いとかそんな感情を飛び越えていた。
恐らく彼は自分の死期が近づいても態度を変える事は無いと思う。
少なくとも陽菜はそう思っている。
「冷たっそんな単純な…
…まあ、ここで怒っても仕方ない事ではあるんですけど…。」
そうして一口飲む。
その効果かどうかは知らないが大分落ち着いた。
「…ありがとうございます。」
■鈴木竜一 > 心配するレベル。その言葉に,思わず笑ってしまった。
確かにその通りだなぁ。なんて,貴女に同感して頷き,
「なー,ちっと落ち着いたろ?
陽菜ちゃんは素直で可愛いけど,けっこー根に持つ部分もあるんだなー。」
怖い怖い,だなんて,そんな風に茶化して,笑って見せた。
撫でようかと思ったけれど,流石にそれは失礼だろうと,やめておく。
「そんじゃ,ちょっとおもしろいハナシ。本人には言うなよ。…アイツ,あれでも昔は彼女居たらしいぜ。
どんなカップルだったのか想像できねぇんだけど,どーよ?」
貴女がそういう話に食いついてくれることも知っていたから,
青年はそんな風に,楽しく話が出来そうな方へ,話題を変えに行った!!
■藤巳 陽菜 > 「…別に素直で可愛くはないです。
割としょっちゅうちょっかいかけてくるんですよ。
考え事してる時とか、悩んでる時とか狙ったみたいに…。」
素直で可愛いとか言われると少し照れながら否定する。
そして、別に一回だけあった事を根に持ってる訳でもないのだ。
…根に持つ事は否定しないけど。
「…マジですか!?
本土の方では普通に暮らしてたって聞いたから上手く本性を隠したんですかね?
…それにしても全く想像できない…ですね。」
恐らく彼から行く事は無いだろうから彼女の方から言ったのだとは思うけど…。
全く想像できない…。
「…噂もとは隠すので本人に聞いてみてもいいですか?」
凄い興味深々だった。
■鈴木竜一 > 「察もけっこーしつこいところありそうだしなぁ…
…ってか,やっぱ考え事とか悩み事とか,多くなっちゃう感じ?」
察ならきっと,貴女が悩んでいるのと見れば,嬉々として声を掛けるだろう。
それは想像できる。けれど青年が心配したのは,その悩みの中身のほうだった。
「本人情報だから多分確かな情報だぜ?ってか,陽菜ちゃんもけっこーなコト言うなぁ。」
けらけらと楽しげに笑ってから,貴女の言葉に頷き,
「構わないけど,ホントの事話してもらえっかどーかは陽菜ちゃん次第かもね。
頑張れー?」
■藤巳 陽菜 > 「こんな身体ですからまあ色々と考えたりもするんですよ。
ホントに元に戻れるのかなとか…。
悩んでも無駄な事が多いんですけど…どうしても悩んじゃうんです。」
悩んでも、解決しない変わらない。
疲れるだけだって分かってはいるけど…。
「例えば鈴木さんに彼女がいたとかなら割と想像しやすいんですけどね…。」
この普通な好青年に彼女がいたというのは想像しやすい。
…実際はいなかったみたいだけれども。
それでもイメージは湧く。
「私には話してくれない気がする…。
…まあ、駄目元で聞いてみますけど。」
それが君とどんな関係があるんだい?とかそんな感じの事言われそう…。
見え張って言ってるって可能性はゼロではないが少ないだろう。
「まあ、今度会ったら結果の報告はしますね!
その時には魔術で普通の足になってるかもしれませんね。
それじゃあ、コレありがとうございました。今度はお昼ご飯お願いしますね?」
いつの間にか飲み干していたミルクティーのペットボトルをゴミ箱へと投げる。
しかし、それはゴミ箱の淵に当たって入らなかった。
再びそれを拾えば今度は近くから投げ入れて
「それじゃあ、失礼しますね。」
一発で入らなかったのを気にしてるのだろう。
少し恥ずかしそうに言うと学生街を進んで行った。
ご案内:「学生通り」から藤巳 陽菜さんが去りました。
■鈴木竜一 > 「……やっぱ,そーだよな。
でも変身魔法とか進んでるみてーだし,多分大丈夫だって!」
元気付けようとして言った言葉だが,青年は発言の直後にそれを後悔した。
あまりにも無責任な気がしたからだ。時すでに遅し,であるけど。
「俺は募集中ってやつだから,察の勝ちだな……。
なんか,案外さらっと話してくれるかも?
まー,とりあえず,結果も魔法も楽しみにしてっからなー!」
貴女がペットボトルフリースローを外すのを見て,
それをまた近くからやり直すのを見て,
何だか可愛いな,と素直にそう思う。
「あいよー,心配しなくても逃げたりしねーから大丈夫!」
手をひらひらと振って,貴女を見送った。
「またなー。」
ご案内:「学生通り」から鈴木竜一さんが去りました。