2015/07/08 のログ
■生ヶ易案子 > 「それほどでもないよお。肝心の手品のところは種なしだしさ」
折鶴の翼をつまんで、ひらひら。
そう。驚いてもらったり、喜んでもらったりするには、一工夫しないといささか地味な能力なのであった。
そんなこんなしていると、店員が同じ水着の新品と、持ち帰り用の簡単なビニールバッグを持って戻ってくる。
新品を選んでもいいし、今着たものをそのまま詰めて帰ってもいい、とか、そういうシステムのようだ。
まあ、今着たのでいいか、とビニールバッグだけ受け取って。
「んー、海、今年は人がいないうちにさんざ泳いだけど」
よい子は真似をしてはいけない。
「賑やかな中でみんなと泳ぐのも、やっぱりいいよね。
海開き、楽しみにしとこう」
ぽふ、とビニールバッグを抱きしめた。
「静歌ちゃんは何かほかに買い物ある? 帰るの、女子寮だよね」
方向というか、住処が一緒だ。案に、一緒に帰ろうか、と誘ってみる。
■四十万 静歌 > 「種無しでも立派な手品だとおもいますよ。
人を驚かせて喜ばせる事が出来ますし。
あ、こちらも、きてる奴でいいですよ。」
と、支払いを済ませ、
いそいそとビニールバッグを受け取り試着室に戻って
水着の上からセーラー服をきて出てくる。
「皆で泳ぐ海と一人で泳ぐ海は、
やっぱり別物ですからね。
私も今年は皆でおよいでみたいです。」
なんて笑って。
「いえ、買い物はないですし、
一緒に帰りましょうか。」
そして、快く満面の笑顔で誘いを承諾するだろう。
■生ヶ易案子 > 「じゃ、海で会ったらよろしくねー」
と言いながら、こちらも試着室から出てきて、
「あ、穿かないと」
1回戻り、
「じゃ、帰ろっか。あんずさんはちょっとコンビニ寄るかもしれない」
もう一度試着室から出てきて、きゃいきゃいと買い物帰りの女子らしい会話をしながら、帰路につこう。
ご案内:「商店街」から生ヶ易案子さんが去りました。
■四十万 静歌 > 「もちろんですよ。
あ、私もアイスかいたいです。」
なんて返しつつきゃいきゃいと帰路へ
ご案内:「商店街」から四十万 静歌さんが去りました。
ご案内:「商店街」に惨月 白露さんが現れました。
■惨月 白露 > 商店街のとある店、
目当ての人間が入った試着室の前に立つ。
「お客様、こちらのお洋服は如何でしょうか。」
にっこりと笑みを浮かべ、
洋服で自分の服を隠すようにして、
試着室の中に向けて声をかけた。
中から『あ゛?』と声を漏らして出てくる男、
惨月が手に持っている服が女物である事に気が付いて、
首を傾げた彼の腹に蹴りを入れると
そのまま試着室の中に入り、その男の口を押えた。
「―――少し黙ってろ、すぐに終わるからさ。」
言うが早いが、その男の体に短刀を突き入れる。
声を上げようと足掻くが、
惨月の手は声を発する事は許さず
やがて、男は力なくぐったりと崩れ落ちた。
血が溢れないように傷口に彼が着ていた服を押し付けると、
そのまま彼を床に倒した。じわりと、彼の服が赤く染まる。
■惨月 白露 >
「ほんと、女ってのはおっそろしいもんだな。」
やれやれと首を振ると、手にした商品を机に戻して何気無く店を出る。
『あの男を殺して欲しい』という『依頼』ではあったが、
原因がただの『痴情の縺れ』だって言うんだから驚く。
既に遠くなった店から響く悲鳴を後ろに聞いて、
『何も買わないで帰るのは不自然かな。』と考えながらゆっくりと商店街を歩く。
■惨月 白露 >
「―――あ、そういや、そろそろ水着がいるんだっけ。」
ふと先日考えていた事を思い出すと、水着が置いてある店に足を向けた。
制服くらいなら兎も角、水着ともなると色々考えないとまずいだろう。
水着店に入る、海開きは明日だと言うのに、
既に「売り尽くしセール」として割引がはじまっていた。
『水着を買う人間は既に買い終えているんだろうな。』と考えつつ、
その売れ残りとも取れる水着の一つを手に取った。
「ってか、俺がこれ着るのか。」
下手すると下着のようにも見えるそれを目の前にぶら下げる。
もう少し地味なデザインのものを選んだほうがいいか
―――と思いながら顔を顰めつつ、
こういうのは不自然に地味なデザインのほうがむしろ目立つ、と思い直す。
ふと、近くにあった「自然にバストアップ」と銘打たれたパッドに目を向ける。
残り一つになっていた。わりと人気商品らしい。
「………。」
悩むように自分の胸をぺたぺたと触った。
「………ねーよ。」
―――胸がではなく。
商品を棚に戻すと、顎に指を当てて水着を眺める。
下半身の露出は極力少ないやつを選ばないとまずいだろう。
■惨月 白露 > ぶつぶつと呟きながら、
暫く悩んでいたが、やがて、
「―――ま、ファンサービスは大事だしな。」
と呟いて黒地の水着を手に取ると、会計を済ませて店を出る。
最後に、人が集まりつつあるさっきの店を一瞥して商店街を後にした。
ご案内:「商店街」から惨月 白露さんが去りました。
ご案内:「商店街」に自販機さんが現れました。
ご案内:「商店街」に久喜棗さんが現れました。
■自販機 > (いつもの。
ゴミ捨て場に戻ってきてしまった。シャケのような自販機であった。)
「ブーン」
(低音を鳴らして待っている。
何か移動した方がよさそうな気配を察知したのか、すさまじい速度で商店街を後にする)
ご案内:「商店街」から自販機さんが去りました。
■久喜棗 > サマーシーズン到来!
明日に控えた海開きに商店街は活気付き店頭のショーウインドウには新作水着が並ぶ
有角の少女はそれをまるでトランペットに憧れる少年のようにじっとながめる
「……これは、少し派手すぎるか
しかしこれは…ううむ」
一人ぶつぶつと呟きながら水着を物色する
そこにふと猛スピードで横切る自販機
何事かと振り返るがその時には既に自販機は何処か遠くへと去っていた
■久喜棗 > アスファルトが太陽を照り返しジリジリと暑い
気づくと汗が頬を伝っていた。たまらず冷房の効いた店内へと逃げ込む
店内は空調がよく効いており、水着の他に浮き輪などのレジャー用品も充実しているようだった
少女は普段あまりこのような店には入らないため、やや挙動不審になりながら店内をうろつく
店内には様々な柄や形の水着が展示されていた
中には際どい、実際に来て浜辺へ行ったら問題になりそうなものまである
しかしそれらの水着は少女にとって一つ問題があった、サイズだ
彩り豊かで可愛いそれらの水着はほとんどが大人用のもので
肉体的には子供に属する少女にはどうにもブカブカになってしまう
必然、選択肢は子供用の水着に限られてしまう
ご案内:「商店街」にカミューさんが現れました。
■カミュー > 買い物、と言ってもたいした用事も無く。
ぶらりと歩いていると見知った角、いや顔が店内に入っていくのを見つけ…
なんとなく後を追いかけて店内に入ってみる。
「…久喜さんでござるか?」
うろつくそのあとをしばらく追いかけて、挙動不審な様子にそっと後ろから声をかけてみた。
■久喜棗 > もちろん子供用水着にも可愛い柄は揃っている
だがどうにも大人用のそれとは趣が違う
やはり子供向けといった色合いが強いのだ
可愛いは可愛いでも子供らしさを飾り立てるための服飾なのだ
そもそも子供体型な時点で大人らしさを演出するのは無理というものだろうが
それならばいっそ、シンプルな水着でもいいのだろうかと少女は考える
飾り気のないビキニとワンピースを見比べてうーん、と細く唸った
そこに、突然後ろから声をかけられる
隠す必要もないはずだが水着を後手に隠して振り返る
「お、おお。お主はカミューではないか
奇遇じゃなぁこのようなところで
お主も買い物か?」
笑顔ではあるがそわそわとした様子でそう答えた
■カミュー > 「買い物というわけでもないのだが。
なんとなく見かけて、しばらく様子をみていたでござる。
…ええと、お邪魔だったか。」
そわそわした様子にいつでも離れられるよう距離に気を使いつつ、そう問いかける。
買い物…水着か、と周囲の様子を改めてじっくりと観察し。
そういえば立場上こういう露出の多いものを買ったことは無かったかと思った。
■久喜棗 > 「いや、そのようなことはないが……うむ」
歯切れを悪くしつつ後手に持っていた水着をカミューへと見せる
「何となく水着を買っているのを見られるというのは恥ずかしくてな…
よく考えれば何の問題もないはずなのだが
ふむ…カミューよ、お主だったらこちらのうちどちらが良いと思う?」
とビキニとセパレートの水着を交互に見せて尋ねてみる
「もしくはあのフリフリのついた水着が良いのかのう…
儂にはどうも服選びのセンスというものが欠けていてようわからぬよ」
いかにも子供用といった趣のフリル水着を見ながらそう答えた
■カミュー > 「…確かに下着に近いものを男にみせるというのは恥ずかしいものかもしれん。」
巡らせていた視線を見せられたものへ向けて。
どちらとして反応したものか少し迷う。
「折角の和装であるのだから、着物風のものもあるのではないでござるか。
どちらかというと控えめのほうが似合っていると思うでござるが…。」
セパレートのほうを示して、そう答える。
フリフリは…子供用と書いてあればどうみても勧めるべきではない。
「…いや、上から着るタイプだと角が邪魔になるでござるか。」
セパレートの構造をみて、角に視線をやってそんな呟きを。
■久喜棗 > 「たしかにそのような物もあるにはあるのだが」
と言って別コーナーにある着物風の水着を見る
「サイズがな…」
と言ってため息を吐く
「儂にもう少し丈があればもう少し色々選べたと思うのだが、どうにも選択肢が少なくてな
まぁ愚痴を言っても仕方ないからこの2つのどちらかにしようかと思っておったのだが
…ん、いや肩さえ通れば水着は切れるから角の方はあまり気にしなくても良いはずじゃよ」
手に持った水着を戻し、他にもなにかないかと探してみる
「そういえばお主は水着などは買わぬのか?
明日から海開きと聞いたが…」
■カミュー > 「手直し…というわけにはいかなさそうでござるな。
既製品は便利であるが、こういうときには難しい。」
サイズが無い様子にこの世界の工業力ゆえの不便さを感じる。
「とりあえず買ってみてほかも見てみればいいんじゃないか。」
ブルジョワ思考。
「拙者は…むう、見ものばかりでそう言うイベントはあまり。
故郷ではそんな暇もなかなかなかったでござるしな。買うにしてもどういうものがいいのか…。」
そういって男物があるあたりに視線を向ける。
男物なら胸が、女物なら下が問題になってくるという…難しさ。
■久喜棗 > 「本と違って取り寄せも難しいのでな…
やはりここは商品が多様な通販などを頼るべきなのだろうかのう
…しかしそれはそれでネット通販のやり方がよくわからぬという壁が目の前に立ちはだかってな」
うーん、と困ったように手を組む
「まぁ…そうじゃな
無いよりはあった方がマシだろうて
うーん…やはりこちらのほうが良いかな
ワンピース水着はどうにも野暮ったいような気がするしのう」
と、セパレートタイプの水着を買い物カゴに入れる
真っ白な、よく言えばシンプル、悪く言えばつまらない標準的な水着だ
男物の水着を見るカミューを見て小首を傾げるが、すぐに彼の性別を思い出し
「ああ…なるほど、そういえばお主は男だったな
確かにそうなるとどちらが良いか悩みどころだのう
……いやその前に本当に男なのかお主?」
疑う理由はないはずだがどうにも女の子にしか見えないカミューに疑惑の眼差しを向ける
■カミュー > 「そこは…むー。
そうだ、狛江に頼んでみるというのはどうでござるか。おそらく得意そうだしな。」
カミューも扱えないほどではないが流石にこちらの生まれではないので悩む。
ふとあの男の顔と所属を思い出し…そんなことをふと。
「センスを言うのであれば小物を組み合わせる前提で、シンプルなものがいいと思うでござる。
帽子やサングラス…いつもの着物に羽織れて濡れてもいいものがあれば組み合わせてもよいと思うのだが。」
いろいろ小物を組み合わせたマネキンの一式を思い出し、顎に手を当てそうアドバイスを。
「…ついているが、見て確かめたいとかいうのはもう勘弁でござるよ。
性別上は男でござる。聖女に選ばれた故あってこんな格好をしているんだが…。」
以前そんな経験があったかのようにちょっとだけ警戒するような。
いちから全て説明すれば長くなる…買い物途中で話すものでもないと悩ましげに答えた。
■久喜棗 > 「蒼狗か…いや、それがたしかに一番よいのだろうがな
やはり、こう。突然水着で出てきてびっくりさせたいではないか
儂はさぷらいずというものを大切にしておるのでな」
とはいえやはり水着を選ぶなら彼を頼るべきだったかと少し後悔しつつ
しかし水着選びを手伝ってくれなどと言うのも何か恥ずかしい気がした
「なるほど…確かに濡れてもよい着物と組み合わせるのはよさそうだのう
家に帰ったら何か無いか探してみるかのう」
カミューの言うことに感心しきりにフンフンと頷く
「いや流石に儂もそこまでは言わぬよ…
儂をなんだと思っとるのか、モノをみせろなど、痴女ではないかそれでは
というよりももうとは、以前に一度はあったのか…お主も大変だのう」
と同情するような視線を送る