2015/08/02 のログ
アリエンティア > 仲間ーー
その言葉をを反芻する。
うん、確かに特別だがーー

「あはは、どうでしょう?
そこまで才能がないみなので………」

なんえごまかして

園刃 華霧 > 「はン?」

なんだか反応が微妙だ。
才能……っていうからには異能じゃなくて魔術系かな。
いわゆる落ちこぼれってやつだろうか。
そう考えてみると、如何にもお嬢様っぽい少女がこんな所に一人で居るっていうのもなんだか納得がいく。
……まあ、憶測だし正しいとは限らないけどなー。
もしくは、小賢しく実力を隠そうとしてる……なんてーのも面白いっちゃ面白い。
どっちにしても確証はないんだから、自分の好きなように話せばいいや。

「才能? 才能ねェ…… 才能ってなんだろーナ?
 よくわっかンないネー。生まれ持ったナニカ、なんだろーカ。
 ソイツの出来不出来で、区別せにゃならンのかネー?」

肩をすくめる。

アリエンティア > 「どうでしょうね。まぁ、社会。魔術世界でいえば
ですけれど、区別しないといけないんじゃないですかね?
人間はそうして生きてきて、今があるわけですし」

あっついなてつぶやきながら張り付いた髪を大げさに振り払って
首に空気を入れるように、ばさりと。
少しの清涼感。たった少しだが心地いい。

「此の場所だってそうなんじゃないでしょうか? 研究機関とかあるわけですし
そういうものを集めてるわけですし、選別? してるんじゃないですかね。多分」

呟いてーー気づいた。
服がちょっと違う。此の人の制服は……

「………あれ?」

今までのインパクトに騙された。
いや気づけなかった、違い。
ぽかーんっとして

園刃 華霧 > 「なんダ、ドイツ少女。なかなか難しいコトが言えるナ。
 社会、選別、か……あっはっはっはっ。」

けらけら、と笑う。
賢しいってことはその分、色々な余計なものを見えるのかな。
そりゃ才能だのなんだのと口にするわけだ。

「ま、才能ダなんだなんテ、抱えたら抱えたデ面倒なんだけどナ。
 ドイツ少女くらいの歳で、ンな難しーコト考えてタラそりゃ疲れるワ。
 たまには頭カラッポでいいんじゃないノ?とりあえずアイスでも食べるかネ?」

汗だくの彼女を見て、例の"手品"でアイスを取り出してみる。

「……アレ?」

なんか急にぽかーん、としたぞこの娘。
なんか変なもんでも見つけたのかね。
ソレがまさか自分だとは思ってはいなかった。

アリエンティア > 「いえ、そういった授業があったのを思い出しただけですよ
魔術というのは才能であり、それを研ぎ澄まして行くことは
ある意味で使命なのだとか。習ったことをそのまま口にしただけで」

なんて、ちょっと困ったように。
一応、受けた授業の内容を自分なりに噛み砕いた言葉だったがーー

「取りませんでしたか。魔術基礎。確か、高校課程だったと想いますけど」

なんて呟いて。アイスを渡されれば嬉しそうにわーいっとてに取り。
もぐり。あんまーいっとほおを綻ばせた

「いつもこんなことを考えているわけじゃなくてですね
単位を取るために必死と言うかーーあの、制服違いますね?」

なんて今更ながらの質問を投げかけた

園刃 華霧 > 「そリャまた……ゴリッゴリの魔術信者だネー。
 そーいや、異能が全く使えナイやつ相手に護身術みたいナノ教えてる教師もいたっけカ……
 いや、良く覚えてるヨ。すっごいすっごイ。」

そうやって褒めそやしながら……やたら厳しくて難しいので有名な教員のことを思い出す。
なんでそんなことを知ってるかって?そりゃ面倒な授業なんて受けたくないからだ。
其のためにリサーチは欠かせない。

「あー……理屈っポイのは好きじゃナイんでネ。
 ソレに、全く新しいコトをベンキョーするのもヤなんで、魔術は受けてナイ」

肩をすくめながら、ひらひらっと手を振る。
年下の少女に向けて言うには実に情けない理由を悪びれもなくいう。
別に尊敬ポイントとか稼いでるワケじゃないし。

「あっはっはっ、そりゃ単位取るのは大事だよナー。必死にもなるカ。
 ……ウン?制服?ああ、コレ?
 別に改造制服とカじゃないヨ。一応、コレでも正規の……風紀の制服だネ。」

まあ、コレがまた実に赤くて目立つ。
目立たせることが目的だそうだが。
そうでなくても目立つことをしている自分にはあんまり関係なさそうである。
実際目の前の少女が今更気がついてるし。

アリエンティア > 「まぁ、そんな感じです」

はぐはぐと、子供っぽく口の端にアイスクリームをつけながら
完食。すごく満足げに息を吐いて

「そのための単位制ですしね。興味があることの方が伸びやすいですし」

なんて、うんうんっと頷きながら。
自分も異能を勉強するかといわれたら卒業に必要ならというレベルだし
別にそれが悪いとは思わなかった。

「追いつくのに必死ですが、頑張ってますよ」

握りこぶしを両手で作り、むんっと。
そして風紀ときけばーー

「わわ!? もしかしてお仕事中でしたか!?ごめんなさい時間を撮らせましてーー」

慌てて頭を下げた

園刃 華霧 > 「ははは、ドイツ少女はしっかりしてルな。
 良いことだヨ。まあ、無理のナイよーに程々にネ。」

自分はギリギリをキープできていればいいや、という雑魚なのでちょっとまじめに感心する。
小さいのに大したもんだ。

「しかしま、コンナちっちゃいの二そこまで頑張るとはネ。
 なんか目標でもあるのかナ。」

だからちょっとそんな質問も口にする。
なんの気もない。半分感想みたいな質問だ。

「あーアー、気にするナって。そもそも仕事してたラ、こんな買い物なんてしてナイでショー?
 今はオフタイム。っても、一々戻って着替えてカラ出るのも大変だシ、制服はこのまンまだったってだけサ。」

まあ、いつだってオフタイムみたいなもんだけれど。
さすがにソレを口にするのはどうかなと思ったのでやめておく。

アリエンティア > 「あはは、はい。その、憧れの人に追いつきたいと言うか
変なところをみられたくないというか………」

ちょっと恥ずかしそうにそう口にして。ごちそうさまでしたと頭を下げる。
ハンカチで口元を拭いながら、その頬は暑さとは違う紅潮を見せていた。
それは恋とは違う憧憬ーーでも違いを見つけるのは他者からは難しいかもしれない。

「あ、そうだったんですね………よ、よかったぁ………」

オフと聞けば本当に安堵したように息を吐いた

園刃 華霧 > 「ふーン……なるほド、ね。
 ソノ憧れの人ってのは、よっぽど凄いンだろーナ。
 なンもかンも投げ捨ててモ惜しくナイくらい、その領域を焦がれてるンだな。」

自分はそこまで焦がれるナニカを持ったことがない。
だからこそ逆に、人の憧憬はわかる。

「はっはっは、いいねいいネ。目標とか夢トカってのは高いホドいいってモンさ。
 空を目指さなキャ、ジャンプすることすら出来ナイからネー」

カラカラ、と笑う。
こういう一種青臭い……いや、歳からすれば相応なのだが……そういう夢は嫌いじゃない。
いっそ、羨ましいくらいだ。

「まー、ドイツ少女がそういうコトをやらかすとは思えンけど……
 アタシの仕事を増やすようなコトさえシなきゃ、なんだって大体平気サ。」

それは嘘偽らざる言葉。
別に悪いことをしている相手でもない限り、咎める理由はない。
そもそも仕事中だって話をして職務時間を削ってくれるなら万々歳だ。

アリエンティア > 「うん、憧れてる。すごく」

確信を持って告げた。
だってあの人はとても、高貴で
素敵で、強くて優雅で、きっとーー

だから少しでも負けないように。

「仕事? わ、悪いことしないですよ?」

慌てて弁明。わたわたと。
表情仕草がとても多いが
きっとそれは彼女なりの意思疎通の手段なのだろう

園刃 華霧 > 「ンなら、アレだナ。
 才能がナイ、なーんてショボくれてられナイじゃんサ?
 もっと胸張ってケよ。
 アタシがテッペン取ってやる、くらいの気合でいージャン。
 負けンなヨー。応援しちゃル」

現状認識と、目標意識は別のものだ。
たとえヘッポコピーでも胸張って突っ込んだほうが結果はより良くなる。
まあようは気持ちの問題ってやつだね。

「わーってル、わーってルって。それに今後も悪さしない、だロ?
 だったラ、気にするナ、遠慮するナって。」

表情がコロコロ変わって、仕草も色々。
ほんと、小動物のようだな、これ。
見てるだけ飽きないかもしれない。
一家に一台、トカ欲しくなるかもしれないな。

「あー、そうそウ。アタシは2年の園刃華霧ってノ。
 ドイツ少女が悪党でなキャ、まあ困ったコトの相談聞きくらいはするヨ。」

アリエンティア > 「あぁ、いえ…別に天辺じゃなくても良いので…負けなければ
っていうか、負けませんし」

そこだけは優雅に言い切った。
大人っぽく、芯のあったことばで

「し、しません! タブン………」

最後はちょっと自信なさそうだった。
ちらちらと伺うようにして

「あたしは、アリエンティア・ルン・エーデルハルトです。12歳で、高校一年の過程を習得です。あ、悪党になる予定はないのでよろしくお願いします?」

首を傾げて告げた

園刃 華霧 > 「はっはっはっ、こーゆー時ハ、でっかく出たほーガ強いからネ。
 過分くらいでちょうどイイのさ。
 負けナイ、じゃなくて、勝ツ、とか。まあその程度でもいいけどネー」

けらけらけら、と笑う。
芯のあることはいいことだ。

「アリエンティアちゃんネ、よろしク。
 そりゃ良かっタ。アタシだって、かわいーコをとっ捕まえてローヤ行き、させたくナイしネー。」

アリエンティア > 運なんだか優しそうな人だ
それだけは分かったので柔らかく笑っておくことにした。
そして牢屋行くと聞けばーー

「………牢屋に連れて行かれて男たちに囲まれて、改心させられるってやつですか?」

すごく純真そうにそう言った

園刃 華霧 > 「アー……いや、実際はなんかローヤでハンセーしなさいって感じだと思うヨ。
 なんダ、その微妙にこっちが犯罪者っぽく思えるイメージ。」

幼女というか少女を男どもが囲って改心させるって……
どう見ても聞いても、いかがわしい感じしかしないじゃん。
ボケるにしても、もうちょっとナニカ言い様が……と思ったけれど、どうもマジらしい。
誰だ、コンナ偏った知識を植えつけたヤツ。
抱きしめてやる。

アリエンティア > きょとんっと不思議そうな顔しつつ

「日本のアニメ文化って凄いですよね。日本語の勉強になりますし
なんかそのときにネットで知り合った方に聞いたんですけど………」

違ってたんですね、なんてしょんぼりして。

「なんだか思ってたより優しそうでした」

えへへっと笑って時計を見て

「って大分時間たっちゃいましたね………」

すみませんっとお辞儀

園刃 華霧 > 「……その知り合いのいうコトは話半分に聞くカ、縁を切った方が良いと思うゾ……」

思わず、ぼそっと呟いた。
流石に声高に言うのはどうかなと思ってのことだから聞こえたかどうかは知らない。
しかしまあ、子供になに教えてるんだよ。
いや、子供って知らないで教えたのかもしれないが……
知ってたとしたら相当な危険人物じゃないのか、それ。

ちなみに、アニメ文化自体は否定しない。
アレは、いいものだ。

「まあ、そりゃナ。アタシらは別に悪党をボッコボコにしたくてやってるワケじゃないシ。
 おだやカーに、ジンセーを考え直してくれルならソレでいいのサ。」

それが仕事の割り振り……ってーことなんだろーな、どっかの代理さん。

「と、おやおや。ソンナ経ってたかネ。
 いや、引き止めタみたいでごめんナ。一人で帰れる……?なんて聞くのはお節介かナ?」

大人びたしっかりした娘だし、まあプライドを強く刺激しない程度に聞いておこう。

アリエンティア > 聞こえなかったから首を傾げるだけにとどめて

「なるほど勉強になりました………」

ふむふむって頷いて
風紀委員にそういわれれば
きゅっと赤い風紀委員の制服の裾を握り

「せっかくなので送って行ってくれると、その、お話もっとできるかなぁなんて!」

嬉しそうにその提案を引き受けるようにーー

園刃 華霧 > 「あっはっはっ、ナルホド。そりゃ賢い作戦だ。
 おっけーおっケー。それではお送りいたしましょうかネ、お姫サマ」

わざとらしくうやうやしい礼をとる。
そういう機転の利かせ方をするのは好ましい。
それじゃせいぜい騎士役を務めつつ、オハナシ係もするとしようか。
そう思いながら、少女に従う。

騎士としてはやや不似合いないい加減さで、気楽に気軽に少女を送ろうとするだろう。

アリエンティア > 「よろしくお願いします!」

嬉しそうに笑って、横に立ち歩き始める
何気無い話をしながら女子寮までおくってもらいつつ
いろんなことを教えてもらってーー

ご案内:「商店街」からアリエンティアさんが去りました。
園刃 華霧 > 「あー、よろしくナ」

そういえば、なんかこーゆー平和な感じも久々な気がする。
まあ悪い気はしない。
そう思いながら、面白おかしく話してあるいただろう。

ご案内:「商店街」から園刃 華霧さんが去りました。
ご案内:「商店街」にやなぎさんが現れました。
やなぎ > 「ふぅー」(日は落ちてきているものの、夏は暑いものだ。
ネクタイを緩めて非常にだらしない軍服姿の青年が、三つ折りにされた地図でパタパタ扇ぎながら商店街へやってくる。

やなぎ > (いくらだらしなくとも、軍服を着ており相当暑苦しい恰好である。

「…この島はオマツリ、やってないのかなぁ」

(青年のいた世界では夏祭りという催し物があったのだ。丁度こんな暑い季節に。

青年は、様々な店に目をとめては入らず、特段何かを探し求めているわけでもなく、ふらついている。

そのうちに喉が渇いてきた。手持ちに水筒は無い。

やなぎ > (商店街は休日なのもあって人通りは多かった。
そんな中、熱中症で倒れたりしたら人目につく。
なによりも恥ずかしい。

自販機ぐらいはあるだろうと、今度は目的を持ってふらつきはじめた。

ラムネでも飲みたいな、と呟いて。

やなぎ > (少し歩けば当然のように自販機はあった。ラムネはなかったので他の飲み物を選ぶ。
炭酸入りジュースかヘルシーなお茶か、優柔不断なせいで決まらず、お金をいれればとりあえずボタンを同時押し。

ガコン音がなって出てきたは炭酸ジュースだ。

やなぎ > (かたいキャップを力づくで捻れば、プシュっと爽快な音をたてて開く。
待ってましたと言わんばかりに口をつけ、半分まで一気に飲み干した。

「…ふぅー」

炭酸のしゅわしゅわが口に残って心地がいい。
こういう所に夏を感じるのだ。

やっと日が完全に落ちた。
あたりは建物の光に包まれる。

そろそろ帰ろう。

ご案内:「商店街」からやなぎさんが去りました。