2015/08/19 のログ
ご案内:「商店街」にリビドーさんが現れました。
ご案内:「商店街」にメアさんが現れました。
リビドー > 「ふむ、約束の時間まではもう少し有るが……。」

 スマートフォンで時間を把握しつつ、商店街広間の一角で人を待つ。
 それから視線を外し、適当に視線を巡らせる。退屈凌ぎに、道行く人々でも観察しているのかもしれない。

メア > 「はぁ…ここら辺は久しぶりすぎてよく分かんないや♪」

数分後、約束の時間丁度ほどに小さな少女が歩いてくる
集合場所はこの辺り…後は妙な輩を探すだけだが

「…多分あれだよね、うん。」

オッドアイに頬の入れ墨
何となくだがあれだろうと予想し近付いていく

リビドー > 「ん」

 目当ての少女が近付いて来る。
 視線を其処へ遣り、軽いアイコンタクトを向けるだろう。

「やあ、AIの約束を無事に受けてくれたみたいじゃないか。
 来なかったらどうしようかと不安になっていたところだよ。」

 片手を挙げ、迎え入れる素振りを見せた。

メア > 「脅しといて不安なんて思ったより心配性なんだね♪」

ニコリと笑顔を浮かべて仲良さげに毒を吐き、近付いていく

「さて…実際に会うのは初めてだし、一応自己紹介でもしようか♪
僕はグリム、ご指名いただいて光栄過ぎて泣きそうだよ。」

そう言って浅く頭を下げた

リビドー > 「キミみたいな可愛い子が来るかどうかは心配するに値するだろう?」

 口元を軽く釣り上げて笑ってみせる。
 頭を下げれば、やや大袈裟なお辞儀を返した。

「ああ、宜しく頼むとも。グリム。……ははっ、女の子を泣かせては台無しだな。
 さて、ボクの自己紹介は要るかい。」

メア > 「そりゃぁどうも、僕も待ち合わせにこんなに可愛い奴だとは思ってもなかったよ♪」

身長差は確かにあるがそこまで高くはないリビドーを軽く見上げ

「いいや別に?前にこれでもかと自己紹介してくれたからね♪
名乗られたら名乗るのが一応の礼儀だから…それで、僕に何の用?」

首をかしげて薄らと笑う、目には警戒の色が滲む

リビドー > 「ははっ、可愛いとは言ってくれるじゃないか。
 此れでも鍛えている方ではあるんだがね。」

 リビドーの身体は決して細身ではない。
 良く見れば、服の下からも引き締まった強靭な躰が覗けるだろう。
 故にこう、程よく"むちむち"だ。

「ん。ああ……用事などないとも。
 ただ遊びに誘っただけだよ。」

メア > 「自分の顔を見直してから言えば?女の子って言っても通じると思うよ♪」

むちむちした身体、おそらく鍛えてはいるのだろう
だが元より肉弾戦となればなんて考えるだけ無駄だ
自分の細い少女の体で男に勝てるわけがない

「はぁ…?
あんだけ偉そうに僕を貸せとか言ってて…遊ぶだけ?」

呆れと若干の苛立ち、そんな表情を浮かべる

リビドー > 「褒め言葉として受け取っておこう。
 それとも、女の子の方が良かったかい。そっちのケでもあるのかな?」

 苦笑を一つ見せて、商店街のパンフレットを取り出してみせる。
 いかにも遊びに来ました、と言わんばかりだ。

「そりゃまぁ、なぁ。キミみたいな可愛い子にはそれで十分だろう?
 ……そうだな。もう少し踏み込んで白状してしまえば、昔好きだった妹の様に思っていた奴を思い出してね。
 それで興味が湧いたから誘ってみた。それが真相だぜ。」

メア > 「僕はどっちでもいいけど、むさいおっさんよりは可愛い女の子の方が良かったりはするよ♪」

本気なのか冗談なのかよく分からないトーンで答えパンフレットに視線を落とす

「ふーん…思ったよりも普通な理由過ぎて実感湧かないけど、まぁいいや。
それならそれで付き合ってあげるよ♪」

リビドー > 「悪いが、女には成れないぜ。
 女装ぐらいが関の山だ。似合うかは知らないし、恥ずかしくなってしまうけどな。」

 ふむ、と、パンフレットを指でなぞる。
 適当に目星でもつけているのだろう。

「そうかい。それは嬉しい事だ。。
 淑女に振る舞って付き合ってくれたらもっと嬉しいかもな。
 ……で、何処か行きたい所でもあるかい。」

メア > 「別にリビドーの事はむさいおっさんだと思ってないさ♪」

クスリと笑い問いかけに首をかしげながら悩む

「そうだなぁ…僕を指名した時点でお淑やかなデート何で望んでないんじゃなかったの?
…ハハ、まぁそんなのはいいけど、僕はここらにそこまで詳しくないから任せるよ♪」

リビドー > 「妥協してるかい。
 ……ふむ、任せられるのは構わない。」

 が、問題は彼女が何を望むかだ。
 食事にしろデートにしろ、何でも良いと言っても、本当に何でも良いケースは少ない。
 少なくとも好みはあるだろうし、意識していない気分だってあるだろう。

「そうだな、何がしたいとかは、無いのかい。
 一発でキミの嗜好を当てるのは難しそうだから、聞いてみる事にするよ。」

メア > 「妥協なんかしないよ、僕の気にくわなかったらすぐに帰るさ♪」

嗜好を問われればどう答えた物か考え

「ここら辺の物だと…何か甘い物が食べたいかな♪」

笑顔で答える
甘い物、所謂スイーツだろう
子供であり女の子でもあるのだからそういった物は概ね好きなようだ

リビドー > 「それは帰らない様にしないとな。さて、甘いもの、か。
 ……そうだな。甘味処にでも入るかい。かき氷・善哉・冷や汁粉とか、あんみつ……そう云うのだな。」

 パンフレットの一角を指し示す。
 和風な作りの甘味処の写真が見えるだろうか。

メア > 「甘味…良いね♪」

普段はどちらかと言えばパフェやパンケーキと洋風な物が多いが
パンフレットに載っているかき氷に目が留まる

「うん、じゃぁさっそくそこに行こう。地味に暑いし冷たい物が美味しそう♪」

リビドー > 「そうしようとも。」

 言葉を切って歩みを進め、すんすんと甘味処まで歩く。
 店内は写真通りに和の色が強い、落ち着いた空間。畳の席も有るらしい。
 ……椅子と畳、何方が好いかと尋ねられる。店員の一人からだ。

「椅子と畳があるそうだ。希望はあるかい?」

メア > 「あー…椅子が良いや♪
足がブラブラできて楽だしね♪」

店員の案内で椅子側の席に案内される
席に着けばメニューを眺め即座にかき氷、それも苺スペシャルを注文する

「やっぱかき氷は苺と練乳だよねー
他のも悪くないけど王道が一番だよ♪」

リビドー > 「ははっ、畳は落ち着かないか。」
 
 椅子側――2人掛けのテーブル席に通されれば、ゆっくりと腰を下ろす。
 あんみつとメロンソーダを注文する事にしたらしい。

「王道、王道か。
 王道はその実績がある故に王道と呼ばれる訳だ。安定して皆から評価を得ている故の、呼称だな。
 ……美味しいかい?」

メア > 「落ち着かないというより寝転んだりしない限り椅子の方が座りやすいでしょ♪
座るための物なんだから当然と言えば当然だけど♪」

口に含めばひんやりとした冷たさと甘さが口の中に広がり心地いい
甘さもちょうどよく素直に美味しいと言える

「うん、美味しいよ♪
ハハ、理屈に表すと途端に面倒くさくなるけどまぁその通りだよ♪」

笑顔でかき氷を食べる少女
ここだけ見ればただの偉そうな女の子にしか見えない

リビドー >  傍から見れば、偉そうな男の子と偉そうな女の子が皮肉や戯言を交ぜ合いながら甘味を楽しんでいる光景として映るのだろうか。

 ……実際、その通りではあるものの。

「悪いね、理屈っぽくて。
 とは言え、時にはあれやこれやと思考を回してみるのも楽しいものだよ。
 後はそうだな。淑女らしさも身に付くかもしれないぜ。」

 からかう様に、笑ってみせるだろうか。

メア > 「僕はそう言うのはいいや、お淑やかさなんて付け込まれるだけで
あれこれややこしく考えるのも決断力が鈍る」

無駄とは言わないけど僕には邪魔だと言い切りまたかき氷を一口

「お淑やかで頭の中が迷路になっている子が好みなら、他を当たった方が良いよ。副主任♪」

ニタリと笑う

リビドー >  
「付け込まれるだけお淑やかとは云わないさ。
 まあ良い。そう云うのも有りだろう。元気なのも可愛らしい。」

 メロンソーダに口を付ける。
 わざとらしいメロン味もまた、悪くない。

「とは言えメアだったか。多重人格なのかキミが彼女に住まう悪魔なのかはたまたAIなのか寄生虫なのかは分からないが、
 彼女の方は結構、付け込まれそうな性格をしているな。双子のお姉ちゃんのキミが護ってあげているのかな?」

メア > 「見解の相違って奴かな…まぁ仕方ないね♪」

少し解けた苺のシロップと練乳が混ざった水をかき氷にかける
甘さがまた増して程よく溶ける子の食べ方が一番好きだ

「さぁ、どうなんだろうね♪
でも…ハハ、あの子は付け込まれたりなんてしないよ。
少し抜けている事はあるしあの子の信頼を勝ち取るのもそんなに難しくないんだけどね♪」

リビドー > 「……ふむ。」

 可愛らしい食べ方をするな、と、眼を細めてメア(グリム)を観察する。
 付け込まれたりしない、と聞けば、思案を巡らせ、思い当たる節を言葉にする。

「ああ、そう言えば。メアはその辺りをidentifyする能力を持っていた……んだっけか。
 明確には知らないが、其れで合っているのかい。」

メア > 「あぁ、まぁ確かにある程度の感情なら読めるね。
でもそういう事じゃないよ♪」

しゃくりとかき氷を口に含む
ここのかき氷は覚えていてもいいレベルの美味しさだと頭に刻みながら言葉をつづける

「うーん…何て言うか、メアの見る世界には三種類の人間しかいないんだよ♪」

リビドー > 「三種類の人間しかいない、か。
 それはまた、独特な哲学だな? それで、詳しく聞かせて貰おうか。」

 飲み物を置き、グリムの言葉を待つだろう。
 その瞳には、貪欲な興味と好機が見て取れる。

メア > 「哲学って言えるのかなこれ…?
まぁいいけど、まず最初に友達とか大切な人だよね♪
一緒に遊んだりくだらないお喋りとかしたり悩みを相談したりの普通の友達♪」

スプーンを置いてごちそうさま、と小さく呟く

「後は知らない人、まぁ他人だよね♪顔も知らない赤の他人って奴
そして最後…自分に害をなす、もしくはメアの友達の命を危険に晒すゴミ。この三種類だよ♪」

リビドー > 「小難しくて難解なだけが哲学ではあるまいよ。
 突き詰めていくと結論を出すまでは小難しくなりがちだがね。」

 肩を竦め、軽く笑ってみせる。

「シンプルな奴だな。それだけ聞けば十分に付け込まれてしまいそうだが。
 難しい事を言う気はないが、友達が必死ならそれだけで手を貸すだろう?
 本人達にその気が無くとも、或いは必死な友人が罪悪感に喘ぎながらも付け入ろうとすれば……
 ……いや、ややこしくなりそうだから省略するか。少々皮肉になってしまうが、
 友達などの大切な人の為なら割りと出来る事は何でもする子だろう。ボクはそう言う風に感じたぜ。」

メア > 「確かに友達の為ならあの子は地獄にでも行くよ、それが本心から救いを求めているなら♪」

ハハ♪とまた笑う

「でも心にほんの少しでも悪意があれば…友達は一気にゴミになり二度と元には戻らない。
友達はゴミになってもゴミは友達にはならない、この島であの子はどんどん賢くなってきたよ♪」

リビドー > 「そうとも。それが肝要だ。
 そのゴミを、ひいては悪意をどうやって判別するか。
 結局、それが彼女の正義であり、哲学なんだよ。」

 "――悪意とは何か。"
 すり替えるようにそう言って見せれば、メア(グリム)を見据えた。

「メアがゴミと判断するには、何かしらの判断基準があるのだろう?
 それとも、やっぱり難しい話は御免かい。ならば打ち切って構わないとも。可愛い服でも見に行こうじゃないか。」

メア > 「正義…と言うより自衛さ♪」

服を身に行くかと問われ興味ないと手を振る
おしゃれどころかいつも同じ黒の服しか着ていないように見える

「基準は自分に対する悪意さ、それはあの子の判断。
ここからはゴミでここまでは友達、そんな誰もがやってる普通な選別だよ♪
リビドーだってやってるんでしょ?こいつは使えるけどこいつは使えない…てさ♪」

リビドー >  
「おや、ボクにそれを聞くかい?
 ボクに"これから正義の話をしよう"、なんてさせてしまったら長くなるからまた今度な。」

 自分に対する悪意、と聞けば、一つ鼻を鳴らす。

「おしゃれには興味が無いか。勿体無い。
 ……ふむ。つまり、自分に対する悪意さえなければ、後は構わないと。
 その割には心の底から望まれればむせるような地獄にだって付き合うと来た。
 何て言うか、そうだな。神様二年生みたいな奴だな。自分の敵には容赦せず、求める者には手を差し伸べるとなれば。そう見えないかい?」

メア > 「それも勘弁だね、講義を態々聞く気もないよ♪」

おしゃれと聞いて自分やメアが衣服を求める姿を想像…
想像がつかなかった

「優しいよねー♪
だから行き過ぎないように僕も手伝うんだよ。
所詮僕らにできる事なんて知れてるし不幸な奴を全員救うなんて英雄ごっこも疲れる。
だから僕は軽いヒーローごっこが好きだよ♪
自分とその少し周りだけで起こることに対処する、そして悪者にはキツイお仕置きを♪」

リビドー > 「優しいと言うよりは、実に機械的だな。
 ボクからすれば、キミの方が余程優しく見えるとも。」

 ……彼女、もとい、彼女達なりのバランスの取り方か。そう思案する。
 それが無意識の内に生み出された人格に因るものか、外から与えられたものなのかは、知らないが。

「いずれにせよ、その点に関してはボクも同意だぜ。
 正義や幸福ってのをストイックに求めると、行き過ぎてしまうのは身に沁みて理解しているよ。
 丁度、主任がそのような存在でね――尚且つ理性的な存在だから、厄介だとも。」

メア > 「優しいよ♪だって友達だったらちゃんと助けようとするんだから…文字通り命がけで♪」

機械的と着て表情や様子が変わった様子はないが内心ではイラつきが増していく

「主任ねぇ…何だか僕の中では主任って言葉にはイカレタって意味が付いて回るんだよね♪」

リビドー >  
「そりゃ、友達だからな。
 ……友達なら誰でも、助けようとするんじゃないかい。
 良いでも悪いでもなく、友達だから、迷える子羊だから、助けるんだろう。優しいけど、機械的だよ。
 いや、システム的と言った方がいいのかな。…‥本当に求められたら委員会すら襲撃しそうで怖いぜ。
 そんな事が無い様に、キミが制してくれよ。」

 真意はさておき。そう言って、軽く、溜息を付いてみせる。
 
「イカレタ、ね。ゲームのやりすぎじゃないかい。
 ……まあ、ウチの主任も昔よりはマシとは言え幸福バカだから、否定はしないけどさ。」

メア > 「するんじゃない?でも友達がいるかもしれないからすぐに襲撃なんてしないけど♪」

なくはない、そう笑顔を浮かべた

「幸福バカ?何それ、みんな幸せでハッピー♪
みたいなキチガイなのかな♪」

リビドー > 「全く、怖いものだぜ。
 ……ん、ああ。今はまともだが、昔は"市民、幸福ですか?"と聞いて回るような奴だったよ。
 ストイックに総てが幸福になれる理想を追い求めている馬鹿だとも。
 今だって、挫折や妥協、迂回をしながらもずっと追い求めている。質が悪いんだが、良いんだか。」

 困ったものだと呟いて、肩を竦めた。

「過激な手段を取らないだけで、そうでもあるかもしれないな。」

メア > 「怖い上にキモイね、そのうち幸福は義務とか言い出しそうで嫌だね♪」

空になった器を見て腕を伸ばし伸びをする

「んー…さて、そろそろ出よっか♪
いつまでも座り込んでて難しい話ししてたらまた甘い物が欲しくなっちゃう♪」

リビドー >  
「昔は言ってたぜ。」

 短くそう告げてから席を立ち、会計を済ませる。
 ちゃんとグリム(メア)の分も払いますとも。

「そうだな。そろそろ行くとしようか。難しい話に付きあわせてすまないね。
 今日の事を糧にして、もう少し、キミの好みを推測してみるとするよ。」

メア > 「うわぁ…」

ドン引きの表情を浮かべる

「はは、別にいいよ。今度会う時は楽しくお互いのお腹を割る事にかもしれないしね♪」

店を出れば笑顔で向き直る

「リビドーはあまり嫌いな奴ではないけど人間をあそこまで魔改造するぶっとんだ奴なのも事実でしょ♪
ほんと、今度会う時が楽しみだね♪」

リビドー >  
「否定はしないぜ。とは言え、意味はある。
 案外、キミの存在と似たような理由かもしれないな。」

 曖昧な言葉を叩きつつ、軽く笑って見せれば店を出る。
 気が付けば、結構な時間が経っていた。

「じゃあ、また会おう。」

ご案内:「商店街」からリビドーさんが去りました。
ご案内:「商店街」からメアさんが去りました。