2015/09/02 のログ
ご案内:「商店街」に佐伯貴子さんが現れました。
佐伯貴子 > (時刻は放課後)
(今日は非番であるが他に着るものが思い浮かばないので制服を着ている)
(最後に買い物して帰ろうとまでは決めているが、何か必要な物もあるかもしれないので)
(適当に店を見て回っている)
(最近、大金が出たり入ったりしているので金銭感覚がおかしくなっているのだ)
なにか買おうかな…

佐伯貴子 > (惣菜の店でコロッケが売っている)
(油の良い香りがする)
ううむ…
(遠くからそれを察知すると、買おうかどうか迷う)
(買うならその場で食べるのが礼儀であり作法だろうが)
(風紀委員が買食いしたとか笑われてしまうかもしれない)
どうしよう…
(全くどうでもいい問題なのだが)
(水着を買うときに色々あったのを引きずっているようだ)

佐伯貴子 > (惣菜として買うくらいなら自分で作る)
(だから買うなら食べなければならない)
(ちょうど空腹である)
(さあどうする)
…。
(チラチラコロッケを眺めながら素通りしてしまった)

佐伯貴子 > …!
(と思わせておいて、しばらく立ち止まって他の店を眺めると、戻った)
…コロッケ一つ。
(正々堂々、真っ向から買った)
食べていきます。
(食欲には勝てなかったようだ)

佐伯貴子 > (料金を支払うと、紙に挟まれたコロッケが手渡される)
(熱熱のコロッケからは揚げ物のいい香りがしてくる)
…。
(ごくり、と唾を飲み込んで、一口)
あっつ!?
(小声で悲鳴を上げる)
(しかし、ホクホクのジャガイモが口の中に馴染んでくると、思わず表情が緩む)

ご案内:「商店街」にリビドーさんが現れました。
佐伯貴子 > (ふー、ふーと冷まして二口目)
(素材の味を活かした味付けと、炭水化物と油のコラボレーション)
(これはたまらない)
…。
(ゆるい顔になりながら食べていたら後ろに客が並んでいた)
(慌ててそこをどく)
(歩きながら食べることにしよう)

リビドー > 「……ふむ。」

 気分転換に商店街に足を運び、気に掛かったものを片っ端から買う・食う道楽の折り返し。
(少しだけ)見知った顔が買い食いをしている。折角だから、声を掛けてみるとするとしよう。
 ……片手に持ち歩いていたたこ焼き屋"金蛸"のたこ焼きを食べ終えて、手近なゴミ箱に捨ててから貴子へ歩み寄る。

「やぁ、元気そうだね。」

佐伯貴子 > あ、リビドー先生…
(思わずコロッケを後ろに隠す)
(中学生か)
あの、入り江ですれ違いましたっけね…
(ははは、と愛想笑いをする)
(シインと相手の関係を詮索するつもりはない)
(だから深くは聞かない)
おかげさまで、元気です、ははは…

リビドー >  
(中学生か)

 思わず後ろ手に隠した仕草を見て、内心で突っ込む。
 言葉には出しそうになったが、出さない。

「そうかい。それは良い事だ。
 ……いや、今更買い食いで見咎めたりはしないよ。中学生じゃあるまいし。
 自分の責任で買って食べるなら、まぁ、良いんじゃないかい。」

佐伯貴子 > (中学生か)
(その様子をちら見した通行人は誰もがそう思ったという)

は、はあ…
でもあまり行儀が良くない行為ですし、学校帰りにこの制服で、っていうのは…
ちょっと気が引けたんですよね…
(コロッケを持ち直すと、また一口食べる)

リビドー >  
「ははっ、少しぐらい不完全な方が、愛嬌があって親しみ易いかもしれないぜ。
 道の妨げにならず、ゴミを路辺に捨てなければ構わないと思うよ。
 そう云う事をしている訳でもないのだろう?」

 そもそも、自身だって買い食いしている。
 その事実は一旦置いておきつつも、平然とした調子を作って貴子の食事風景を眺める。

(……美味しそうに食べているな。)

佐伯貴子 > いやあ、少しの不完全ならいいのですが…
至らぬ点が多々ありまして…
(咀嚼しては言葉を発する)
(教師の前で立ち食いしながらしゃべるなどそっちのほうが問題であるが)
(あつあつコロッケの魅力には抗えないらしい)
(食べ終わると、紙を丸めてポケットに入れる)
リビドー先生もお買い物ですか?
(訪ねてみる)

リビドー > 「存外そんなもんだよ。神様だって、ボクだって例外ではないさ。……ああ、久しぶりに散財をね。
 ……おっと、食べてからで構わないよ。冷めない内の方が美味しいだろう。」

 さりげなく邪魔にならない位置に移動しつつ、軽く告げる。
 食べるのを邪魔しては悪い――と云うより、美味しそうに食べているのだから、そっちに専念して貰おう。
 声を掛けるタイミングをもう少々遅らせても良かったか、などとも帰り見つつ。

佐伯貴子 > …ごちそうさまでした。
ありがとうございます。
(食材と相手の気遣いに礼をする)
(食べ終わると、緩んでいた表情が若干元に戻っている)
ええと、なんのお話でしたっけ…
私は買い物でもして帰ろうかと思っているんですけど…
先生は何に散財なさるんです?
(歓楽街でもないし怪しいものではないだろう)

リビドー > 「ん、大したものではないとも。
 本や文房具、それとタブレット位か。後は買い食いだな。
 いやあ、向かいにあった金蛸は絶品だぜ。」

 "けらけら"とある種無邪気なように笑ってみせる。
 よく見なくとも片手の腕には大きな手提げ付きの紙袋をぶらさげており、
 その言葉が嘘では無さそうと判断する材料になりそうか。

「そういや、佐伯は風紀委員会所属だったか。
 どうだい、風紀委員会での活動は。」

佐伯貴子 > 先生も買い食いなさるんですね。
(仲間意識を感じてホッとする)
たこ焼きですよね…でもこれ以上食べると夕飯に響くから…
今度にしますね。
(小学生か)
(教師の給料がいかほどか知らないが、文房具はともかくタブレットはそれなりに高いはずだ)
(本も専門書になってくると高そうだ)
どうだい、といわれましても…
今は比較的平和に見えますね。
忙しい部署はいつも忙しいですし。
(顎に手を当てて考えながら言った)

リビドー >  
 
 (小がk……いや、むしろしっかりしている方か。)
 後の食事に響くと自制を掛けられるのは悪い事ではない。
 ……自制を効かせる事は大事だ。

「おっと、少々曖昧すぎたかな。すまないね。
 ふむ、平和か。確かに部署に因る所もあるとはいえ、それは好い事か。
 案外、皆後期の講義に付いていくので忙しいのかもしれないな。」

 そも問題を起こすような輩が真面目に講義に出ているかは兎も角として――冗句の様な軽口を一つ叩いた。

佐伯貴子 > (誰に言われるでもなくやっているのだから、自制心というべきか)
(細かいことは他人にとってはどうでもいいかもしれない)

そうですね。
夏休み前後は大きな事件もありましたけど…
そのせいで、新学期の出鼻をくじかれた委員は多いかもしれませんね。
かく言う私もその一人なんですけれど。
(小さく乾いた笑いを漏らし、指で頬を掻く)

リビドー >  
「ふむ……夏休み明けの一発や二発は休みの感覚が抜けていない生徒も多い。
 それと委員の仕事自体に直接の関係はないとは言え、
 それなりの教師はその辺は織り込んで講義を組み立てたり調整してるものさ。
 教師が案外なんとかなる、と言うのも良くない話ではあるが、他で休むよりは挽回は効くかもしれないぜ。」

 気休めにも似た言葉を投げて、軽い調子で笑ってみせる。
 容赦無く一発目から飛ばして行く講師も居るが、まぁ、それはそれだ。

佐伯貴子 > 確かに…
委員会やアルバイトで欠席するのは仕方のない事ですしね。
そうやって授業を組み立ててもらえてるからこそ、無事進級できてるのかもしれません。
先生方に感謝ですねえ…
(感動の瞳で相手を見つめる)
(テストは大々的にやるのでどうしようもないだろうが)
(風紀や生活といったいつトラブルが発生するかわからない委員にとっては)
(その言葉はとてもありがたいものであった)

リビドー >  
「キミら生徒にとって、教師は大人だからな。年齢や種族は別として、だ。
 オフの時は兎も角として、オンの時はその位やってみせるものだぜ。
 人に物事を教えて飯を食うんだから、その位はな。」

 特にこの学園では委員会やアルバイト、場合によっては通院や研究などで不意に不本意な欠席を行う者は多い。
 ならば当然その辺りを組み込んで講義を行うものでもあるし、生徒のモチベーションや状況を鑑みるのも重要な仕事だ。

 とは、言え。

「ま、完全に全員を汲み取れる訳ではない。
 意欲のある者やコンタクトを取ってくれる相手に対しては幾らでもやり様があるが、
 どうしてもやる気が出ない、もしくはコンタクトすら取れない様な状況の生徒は色々と難しい。
 尽力をしても完全とは行かないものだ。」

 頭を抑え、溜息を一つ零す。
 ちらりと近場の時計が目に入れば、思い出した素振りで――

「……と、大分拘束させてしまったかな。
 夕飯の時間は大丈夫かい。」
 

佐伯貴子 > 先生…
(感動の表情で相手を見つめる)
(教師という立場で相手を無条件に尊敬してきたが)
(相手も人間、あるいは知的生命体である)
(深い考えがあってものを教えているのだということがわかり感動したのだ)

それは仕方ないですよ。
生徒は子供ですから…色々な事情に左右されます。
たとえ生徒会の人間であっても、それは変わらないでしょうね。
(子供で有る無しは関係ないかもしれないが)
(この島では事情を持っていない生徒のほうが少ないのは確かである)
(だから、教師にばかり責任を押し付けるのは筋違いというものだ)
(逆に感謝せねばなるまい)

あ、そうですね。
そろそろ買い物をしないと、色々売り切れてしまうかもしれません。
それではありがとうございました。
(深く一礼して食品を売っている店へと急いだ)

ご案内:「商店街」から佐伯貴子さんが去りました。
リビドー >  
「ああ、ボクもキミのような良い子と話せて楽しかったとも。また会おう。」
 
 礼節と自制があり、言葉を受け取って確かに考えて答えを返してくれる彼女のような者は好ましい。
 楽しかったと言えば軽く笑みを浮かべて、貴子を見送る。

「……さて、ボクも行くか。」

 ……踵を返し、その場を後にした。 
 さて、この後はどうしようか。

ご案内:「商店街」からリビドーさんが去りました。