2016/07/15 のログ
ご案内:「商店街」に水月エニィさんが現れました。
水月エニィ >  \猛暑を乗り切るにはピクルスがおすすめ!/
 
 スマートフォンを弄っている最中に見かけた広告。
 その広告そのものは少々胡散臭いものも感じたが 嘘と云う訳でもなく。

「……ピクルスは作った事が無かったわね。」

 折角だから作ってみよう。
 たまに立ち寄る子猫は食べるだろうか なんてことを考えながらスーパーに足を運ぶ――。

 

水月エニィ >  スーパーマーケットの一つに辿り着く。
 量と質と値段のバランスの良い、だいたいここで済ませられる類の店舗だ。
 魚介類一つ取っても、へんなものを買って子猫にそっぽを向かれる事のない安定さは心強い。

「大分、混んでいるわね。」

 夕刻と言うこともあって、それなりに人でにぎわっている。
 ――丁度この時間にはスーパーらしいタイムセールもあり、
 それ狙いの貧乏学生も多い と聞く。
 

ご案内:「商店街」に阿曇留以さんが現れました。
阿曇留以 > そんなタイムセールで賑わうスーパーを買い物籠一つもってうろうろしている巫女。
籠にはすでにタイムセール品らしきもの、たまご、お肉、野菜が入っている。

「あら~、エニィちゃん」

エニィの顔を見つければ、ちょっと声を出して、片手をエニィへ振ってみる。

水月エニィ > 「こんにちは、留以。」

 見知った顔を認めれば、軽く手を挙げて返す。
 買い物かご片手におっとり店舗の中を巡る彼女からは、不思議と主婦めいた世帯じみたものを覚える。
 巫女装束は少々目を引くし、それゆえにすぐに気付いたのもあるものの――。

「こんばんわかしら?
 留以もお買い物?」
 

阿曇留以 > 「ええ、こんばんは~。
私もお買い物よ。
寮だからそんなに買う必要はないのだけれど、やっぱり自分で作ったものが食べたくなるわよね~」

うふふ、なんておっとりした笑いを出しつつ。

「エニィちゃんもお買い物よね。
何を作るのかしら?」

水月エニィ > 「私の場合は……」

 なんとなく。
 気分で選択する根拠はあるのだろうけれど、すぐには浮かばなかった。

「ピクルスのつもりだけど……
 ……留以はすき焼きか何かかしら?」

 かごの中身がちらりと見えた。
 中身を見れば、その様に推察して聞いてみる。
 

阿曇留以 > 「すきやき……」

ふむ、と思案するように自分の籠を見る。
実は、買ったはいいが何を作るかはあんまり考えていなかったらしい。

「そうね、すき焼きにしましょう。
でも、そうなると一人じゃ寂しいから……」

ちら、とエニィをみる。
自分の籠をみて、エニィをちらりとみて。

「エニィちゃん、今日はこの後お暇かしらぁ?」

水月エニィ >  
(……違ったみたいね。)

 結果的にすきやきとなったものの、思案を見るには元は違うか 考えていなかったか。

「ええ。急いで漬けるものでもないし、やることもないから暇だけれど――いいのかしら?
 いいのなら、喜んでついていくけれど……」
 
 こてん、と、問うように首をかしげる。
   

阿曇留以 > 「ええ、勿論。
誰かにご馳走するのって楽しいもの。
でも、籠の中のだけじゃ足らないかもしれないからもうちょっと足さないとだめね」

笑顔で、嬉しそうに頷き。
だけれど今籠に入っているのだけでは肉と野菜が足らないかもと思い。

「エニィちゃん、まだ買い物するでしょ?
ついでにお肉と野菜コーナー、よってもらってもいいかしら」

エニィの買い物に付き合うついでに買い足そうとする。

水月エニィ > 「……そう。」

 軽い相槌を打ちつつも、
 無意識の内には小さな共感を抱く。

 ……そう言えば、買い物の途中だった。
 留以の言葉で籠の中を見て、それを思い出す。

「そうね。買うものは野菜だけのつもりだったから、まず野菜を見て、その後お肉をみておきましょう。」
 
 一つ頷き、先へと進む。
 そこそこ混んでいる事もあって、気を付けないとはぐれてしまいそうだ。

(……巫女装束を探せば直ぐに合流できそうな気もするわね。)
 

阿曇留以 > 人が割りと多く、ちょっと道に気をつけないとぶつかりそうになる。
とはいえ、ゆっくり歩いているためそれほど問題もないが。

「エニィちゃんはピクルスを作るのよね?
出来たら、少し分けてくれないかしら。
それで、ハンバーガーを作るから一緒に食べない?」

自家製ピクルスなど、留以は作ったことがない。
勿論なんどか練習すれば出来るだろうが、練習するのにも時間がかかるためにやらないようだ。
しかしこの巫女、食い気盛ん。

水月エニィ >  
「……初めてだから味は保証しないけれど、それも良いなら。
 ハンバーガー向けのピクルスだと、きゅうりだったかしら?」
 
 同様に水月エニィも造った事はない。
 初めて作る形となる故に、流石に味の保証は出来ない。
 真面目に造れば、味を外さないとは思うものの それはそれ。

「となると……」

 野菜売り場に立ち寄って、ぽんぽんと必要そうな食材をカゴに放り込む。
 悩まずあっさりとかごに入れる辺り、手慣れている。
 料理や調理そのものはそこそこスキルがあるのかもしれない。
 

阿曇留以 > 「うふふ、期待してるわ」

なんて半分冗談の期待をかけつつ。
ぽいぽいと野菜を入れていく横で、留以もすき焼きに必要な野菜を入れていく。

「エニィちゃん、わりと料理は得意……いえ、慣れてるのかしら。
外食とかじゃなくて、自作派なの?」

水月エニィ >  どれを選んでも安定した品質なのは好ましい。
 さっくりと野菜を揃え終えれば、向き直り。
 
「まぁ、慣れているわね。
 最近は外食もするけれど……」
 
 端的にそう応えつつ、一通り買ったら肉の区画へ。

阿曇留以 > 「……こういっちゃったらだめなのはわかるのだけど。
ちょっと意外ね」

苦笑するように言う。
なんというか、割と外食派だとおもっていたらしい。

「エニィちゃん、結構家庭的なのね。
いいお嫁さんになるかしら」

エニィについていくように肉コーナーへ。
肉コーナーにつけば牛肉を漁りはじめる。

水月エニィ > 「中々に贅沢な話だもの。
 ここに来てからようやっ……よ……。 

 ……あんまりからかわないで頂戴。それは流石に身に余るわよ。
 望める気がしないわ。」

 大きな動揺の後、大きく首を横に振って諦観的に否定する。

 ともあれ肉コーナーを進んで、 牛肉を漁る留以を見る。
 その姿を見て、同族 の二文字が浮かんだものの。視線だけに留める。
  
 

阿曇留以 > くすくすと笑う。
思春期の女の子のような反応が面白かったのだろう。
何歳かは聞いていないため、若く見えるからそのぐらいかもしれないが。

「人生分からないわよ~。
ふとしたきっかけで結婚なんてしちゃうのかもしれないじゃない。
結婚じゃなくて、同棲かもしれないけれど」

あ、いい牛肉発見、なんて呟きながら。
視線には気付かず。

水月エニィ >  続く言葉には薄く笑って流してしまい、買い物を続ける光景を見る。

(酢とかの調味料は……まだあったわね。
 買い足さなくても問題はないでしょう。)

 他に買うものは無かったか。
 ……無いと判断して、留以の買い物を待つだろう。
 

阿曇留以 > 「うん、これで大丈夫ね。
これだけあればたぶんっ」

よいしょ、と籠に沢山入れた野菜とお肉。
一籠分ゆえにそれほど重くはないが、両手で持ってプルプルしてる。

「それじゃ、レジにいきましょうか。買い忘れとかないわよね。
エニィちゃん、すき焼きにくずきりとか糸こんにゃくとかは、入れる派かしら?」

水月エニィ > 「んー、区別が付けられる程食べた事がないわね……」

 小さく首を振り、評価しようがないことを伝える。
 ぷるぷる震える彼女を見れば――

(この前の太刀よりは軽そうに思えるけれど、
 ――重さの掛かり方の差かしら。)

 自分のカゴを腕に通してぶら下がらせた上で、
 ひょい、と、支える手に添えるように伸ばし、持つことを手伝おうとするか。
 断らなければ、大分負担が減るかもしれない。
 

阿曇留以 > 留以が使う太刀は今の買い物籠より重いだろう。
が、留以の、舞うように動き続ける戦闘スタイルがその重さを軽減させている。
ゆえに、通常時の筋肉はわりと貧弱だったりする。

ひょい、と突然軽くなる買い物籠。
見ればエニィが助けてくれている。

「ありがとう、エニィちゃん。
凄く助かるわ」

それはほんとうに、心からこめて言っているようで。

水月エニィ >  
「……」
 
 ちょっとそっぽを向きました。
 どうにも落ち着かなさそうです。

「……取りあえず、さっさとレジに向かいましょう。」
 
 誤魔化すように話と歩みを進める、
 何もなければそのままレジまで向かうだろうか――
 

阿曇留以 > お風呂の時もそうだったが、恥ずかしがりらしい。
最初会ったときは、ちょっと言葉が強い子かとも思ったが、根っこのほうは優しい子なのだろう。
照れているように見えるエニィに笑いつつ、レジまで運んでもらう。

「エニィちゃん、力持ちよね結構。
あれかしら、やっぱり腕立て伏せとか10回以上できたりするの……?」

そしてレジで会計しながら、そんな質問。

水月エニィ >  
「……ええ。その位なら。」

 調子にもよるだろうが、流石に10回以上は出来る。
 ……当然と言いかけたものの、の言葉は呑み込んでおいた。

 会計は現金で支払う。
 袋一つ分の野菜程度なので、そこそこかさばる見た目の大した額にはなっていない。

「とりあえず、1つか2つ……少しは持つわ。」
 

阿曇留以 > 「すごいわねぇ……。
私なんてせいぜい七回が限度よ~。
せめて10回ぐらいはできるようになりたいわね~」

エニィちゃんの心遣いによって留以の心は守られた。
当然、などといわれていれば多分傷ついていただろう。

なお、留以のほうはクレジットで払っていた。
今月はお金がないため、親頼りのクレジットだった。

「ええ、悪いけれどお願い。
この量はちょっときつくて~……」

そういって、エニィに1つだけ頼む。
お野菜が入った袋だ。

水月エニィ >  
「鍛えていけば出来るようになるもの。
 誇れる事じゃないもの。」

 そう断言して見せた後に、野菜の詰まった袋を受け取る。
 野菜袋と野菜袋でだぶってしまうとは言え、中身の差異故取り違える事はないだろう

「ええ――と。
 それじゃあ、後は寮まで戻りましょう。留以。」

阿曇留以 > 「えーと、寮に戻って……。
エニィちゃん、私服に着替えてくる?
制服のままだと汚れちゃうかもしれないし」

よいしょ、と気合をいれて持ち上げ、スーパーの出口まで歩いていく。
まだ重いといえば重いが、野菜がない分とても楽のようで。

水月エニィ > 「別に汚れても構わないけれど――
 ――私の食材も置いていきたいし、そうしましょう。」

 頷き、肯定を示す。冷蔵庫に保存するものは保存してしまいたい。
 当たり前のようにビニール袋を二つ引っ提げながら出口へ進む。

「とりあえず、まずは留以の部屋までかしらね。」

 スーパーを後にし、寮へと向かうだろうか――。
 

ご案内:「商店街」から阿曇留以さんが去りました。
ご案内:「商店街」から水月エニィさんが去りました。