2016/08/21 のログ
ご案内:「商店街」に影打 鈍さんが現れました。
影打 鈍 > (引越しを終え、無事生徒登録を済ませた和洋折衷妖刀娘。
 まだ仕事は決まっていないが、とりあえず学生証は手に入れることが出来た。
 今日も仕事を探しがてら、先日教えられた服屋を覗いていたりする。)

メイド服と一口に言っても、色々あるものだな。

(覗いているところは一般的な服屋とは少し毛色が違うようだ。
 チャイナ服やメイド服、ナース服やドレス、果てはスクール水着など、所謂コスプレショップのような店。
 しかしその辺にあるような安っぽいものではなく、完成度の高いものが各種取り揃えてある。
 小さな店で、どうやら店主が趣味でやっている店のようだ。
 入り口からみえるところでしきりにメイド服を眺めている。)

影打 鈍 > (表から店主の姿は見えない。
 さっきは奥で暇そうに本を読んでいたが、ここからその姿が確認できないので、今はどうかわからない。
 少なくともこちらを気にかけるようなことはないようだ。
 こちらも今服を買うつもりは無い、と言うか金を持っていないので、それはそれでありがたいわけだが。)

伝統的なものは丈の長いものだが、童貞が好むのは短いものだったな。
さて、童貞の我が主はどちらの方が好みか。

(マネキンに着せられた二種類のメイド服。
 片方はまさにメイドと言う感じのロングスカートタイプ。
 もう片方はアニメやマンガで見るようなミニスカメイド服だ。
 どちらも双方のイメージ通りの仕上がりで、完成度は高い。
 ちなみにどちらもお値段五万円である。)

影打 鈍 > ――むっ、また主が女子をたぶらかしている気がする!
もうあやつ人外殺しではなく女殺しと名乗った方が良いんではないか。

(唐突に眉間に皺を寄せて声を上げる。
 そして彼にとって不名誉な呼び名に変えてやろうかとぶつぶつ。
 気がするだけなのに酷い言い草だが、これも愛故だ。
 愛がなければ彼に見せびらかすために着るメイド服を見に来ない。)

しかし五万円か。
結構な値段するもんだな。

(それは完成度が高いからだ。
 完成度が高いと言う事は、それなりに手が掛かっているという事である。
 生地もかなり良いものを使っているし、刺繍なんかも入っていてかなり手が掛かっている。
 最早メイド服としてそんなに手を掛けてどうするのかと言うレベルであり、そう言う意味ではお買い得だろうけれど。)

影打 鈍 > (しかし流石に服一着に五万円は高い。
 それなりにモノの真贋と言うか、良いものかそうでないかの判断をする眼は持っている。
 と言うか自身がそれなりに「良いモノ」であるため、良いものはなんとなく見ればわかるのだ。
 その自身から見ても確かにこのメイド服は結構良いものであるのだが、流石に高すぎる。)

もう少し手頃なものは……。

(今現在無一文であるし、しばらくは主にたかろうと思っている。
 食費などは掛からないのだが、だからと言って服に五万も使うと言えばむしろこちらが怒られかねない。
 五万円のメイド服は一旦諦め、店内をウロウロしつつお手軽なメイド服を探していれば、)

――お。
これ良いんでないか。

(一万五千円の値札が貼られたものを見つけた。
 先ほどの二つの合いの子のような長さと雰囲気のもの。
 しかし中途半端ではなく、伝統的なデザインでありながら新しさも伺える良い感じのメイド服だ。)

ご案内:「商店街」に祐樹臨助さんが現れました。