2017/02/20 のログ
ご案内:「商店街」に柊 真白さんが現れました。
柊 真白 >  
(街中の電話ショップ。
 並べられた現在技術の粋を集めたスマートフォンやタブレットを前に、店員から説明を受けている。
 発端は先日の仕事の際、居合わせた人物に痕跡を綺麗さっぱり掃除されてしまった事だ。
 幸い依頼人は自身がそう言うのならそうなんだろうと納得して貰ったものの、同時にケータイぐらい持っておいた方が良い言われていた。
 確かに今どき携帯電話の一つでも持っていた方が何かと便利だと思い当たり、こうして買いに来たのだが。)

――???


(店員の言葉がほんの少しも理解できない。
 そもそも訓練施設のコンソールの操作すら危ういのだ。
 それなりに高機能化の代償に複雑化したスマートフォンの説明など分かるわけが無い。)

――もう一度最初からお願い。

(更に性質の悪い事に、柊真白と言う人物は分からない事は分かるまで徹底的にやろうとする人物だった。
 なので運の悪い事に彼女の担当になってしまった店員は、かれこれ二時間以上ひたすら同じことを昼食も取らずに何度も何度も繰り返すという苦行を強いられていた。)

柊 真白 >  
――????

(何度説明を受けても分からない。
 店員は割と早い段階で簡単スマホを勧めてきたのだが、自身が分からないことを分からないままでいるのは嫌だと言い張ってここに至る。
 二時間同じ説明をさせられ続けている店員は相当に我慢強い方だと思う。
 自身も別に店員の説明が分かりづらいとは思っていないし、むしろ少しずつ言い回しを変えて説明してくれている事も気付いているので申し訳ないとまで思っては居るのだが。)

写真を撮るのはこれ?
じゃあ、それを見るときカメラはどうなるの?

(とりあえずここまでの二時間で写真を取る方法は分かった。
 だがその後「撮った写真を見るために一度ホームに戻ると言う事がわからない。
 いままで写真を撮っていたカメラはどこに行ったのか。
 写真を見るためにアプリを立ち上げたときに画面が変わってしまうと他のアプリはどうなるのか。
 その辺の理屈がいつまでたってもわからない。
 牛歩の如く少しずつ少しずつ前進していくお陰で、二人の間に妙な連帯感が生まれつつある。)