2017/05/15 のログ
ご案内:「商店街」に八百万 頼さんが現れました。
八百万 頼 >  
(年度が変わって自身も最上級生へと進級した。
 だからと言って特に何が変わるわけでもないのだが。)

――ほななー、いつもありがとー。

(ギャルっぽい格好の女の子に笑顔で手を振って分かれる。
 商店街を歩き、面白そうな店の前で立ち止まり、また歩き出す。
 やがて自販機の前で財布を取り出し、小銭が無いのでお札を投入。)

――おろ?
ちょちょちょ、待ちーや。

(が、ランプが付かない。
 ぺしぺしと叩いてみてもうんともすんとも言わない。)

ご案内:「商店街」に美澄 蘭さんが現れました。
美澄 蘭 > 「…いやね、カフェテラスで勉強中にペンが切れるなんて」

そんなことをぼやきながら、商店街を歩く少女。
学生棟の売店よりは商店街の文具店が近いので、補充をして、そのまま帰るつもりだったが…

「………八百万さん?」

自販機をぺしぺししている「知り合い」を見つけて近寄り…

「…どうしたの?」

そう、声をかけてみた。

八百万 頼 >  
ん?
おー美澄ちゃん、奇遇やな。

(声に振り返れば友人の姿。
 へらりと笑顔を浮かべ、右手を挙げて挨拶。)

いやぁ、こいつボクの千円飲みよったんよ。
学生から金巻き上げるなんて、とんだ自販機や。

(右手の甲で自販機のガラスをゴンゴンと叩く。
 当然それは黙ったままで、ランプも付かなければ飲み込んだ千円を吐き出そうともしない。
 さながらシラを切り通しているかのようだ。)

美澄 蘭 > 「ええ、そうね…平日はあんまりこの辺歩かないんだけど、たまたまペンを切らしちゃって」

「人生万事塞翁が馬とは言ったものね」なんて、無邪気な笑みを零して挨拶に答える。
…が、自販機が千円札を飲み込んで動かないと聞けば…

「………飲み込んだってことは、動いてはいるのよね?」

と、自販機周辺の電源の状態を確認しにかかる。