2018/01/12 のログ
ご案内:「商店街」にルギウス先生さんが現れました。
ご案内:「商店街」にリーゼロッテさんが現れました。
リーゼロッテ > 「…………」

必要なものがあった。だから外に出た。
買い物にいかねばならない理由があった。だから外に出た。
だが。……だが。

「オレに凍死しろと言うのか!! 寒いぞッ!!」

背中をはだけた少女はポンチョをまとったまま吠える。

ルギウス先生 > 店先を覗いては、何かあったのか云々と頷いて。
特に何を買うわけでなく次の店へ。
途中で何か買ったのか、手にしている紙袋からはフランスパンが顔を出す。

「さて、何か買い忘れがありましたかねぇ……?
 とおやぁ?」

何やら吼えている女子がいる。

「ははは、叫ぶ元気があるなら凍死しませんよ。
 それと実際に凍死する際は周囲が暑く感じるそうですからまだ大丈夫です」

違う、そうじゃない。

リーゼロッテ > 「やかましいわ!! オレは寒いのは苦手だッ!!」

くわっ、と吠えて返しては、ポンチョを翻し。
腕組みをして佇めばつり目がちな翡翠で見返して。

「そういう問題ではないわッ!! オレは、今ッ!! 猛烈にッ!!」

そうして、目を見開き少女は吠える。

「こたつに潜ってテレビを見ながらみかんを食うと言う罪に溺れたいッ!!!!」

ルギウス先生 > 「まぁ、そんな背中が開いた服を着ていればさぞや寒いでしょうねぇ」

翻ったらはっきり見えた。
寒いなら翻さなきゃいいのに とチラッと思ったが見得切りは大事だなと思い直す。

「コタツでみかんはセオリーですが、コタツでアイスという背徳の組み合わせも捨てがたいのですよ?
 というか、そこまで寒いのに何をしに外に出てきたんですか」

リーゼロッテ > 「そんなもの、決まっておろう」

背中が肌蹴ているのは仕様です。そうじゃないとだめな理由がある。
露出した背中は白い玉の肌。

「食糧が切れた」

死活問題であった。そう、死活問題であった。

「アイスゥ? あんな冷たいものを食うとか正気かそなた」

ルギウス先生 > 「……切実ですね。
 女子寮だったら、食事は出ると記憶していますが……まぁ、おやつは有志ですからねぇ」

ふむ と うなずく。
背中が眩しい。寒そうだなぁと思う闇司祭。
ちなみにいつもの格好ではあるが魔術による防寒がしっかりと為されている。問題ない。

「自活しているなら、なおの事問題ですねぇ」

いや、本当に。

「おや、炬燵でアイスの背徳を知らない……?
 それはいけません。いけませんねぇ。
 暖房を効かせるという贅沢!!
 炬燵という退廃の都で!!
 あーちょっと暑いかなーって真冬に思いながら食べる夏の風物詩!!
 これを背徳といわずになんと言うのですか」

リーゼロッテ > 「流石に自らの生活程度は自らの手で支えるのが人の道と言うものであろう」

何をおかしなことを、と首を傾げて。
腕組みしたまま、告げる。
ミニスカートも寒そうですが、おしゃれに命をかけるは乙女心。

「うるさいッ!! オレは冷たいものは苦手なのだッ!!
 そう、いかに背徳的であろうと、熱いもの、暖かいものがいいんだッ!!
 そうッ!!」

バンッ、と効果音がしそうな程に胸をはる。
たゆん、と大きくそれが弾む。

「燃える炎の女ゆえ!!」

ルギウス先生 > 「自らで支えられるものを大人というのですよ、お嬢さん。
 学生は、そういう視点で言えばまぁ 中途半端かもしれませんが」

大多数は子供だろうけれど。

「大変大きいモノをありがとうございます」

堂々とマジマジと見るがサングラスで視線が遮られている。
便利だね!!
口にしたらあまり関係ないが。

「それでは、鍋物なんていかがでしょう?
 熱いだけなら王道かと思いますが。
 鍋の具は色々ありますが……そこの八百屋で白菜を安売りしてましたし。

 ところで、その寒そうな背中も大胆なミニスカートも燃える炎の女だからこそですか?」

リーゼロッテ > 「学生ではあるが、オレは燃える炎の女故に自助努力程度はするものだ」

ふん、と言い捨てれば腕組みしたまま。
そのように告げられれば。

「セクハラ発言だが赦そう。オレは心の器の大きい女ゆえになッ!!」

言わなければバレなかった感はある。
しかし言った以上はセクハラである。

「鍋か……鍋か……うむ。よいな。鍋はよいものだ。
 作るのも楽故にそうさせてやろう。感謝するがいいッ!!」

最後に問われれば曰く。

「背中はオレの種族上仕方のないことだ。
 下は制服だから仕方あるまいなッ!!
 第一動きにくいのは好かんッ!!」

ルギウス先生 > 「おや、本当に器が大きい。いやはや予想の斜め上を行く方ですねぇ」

なんか、チョロそうな気もしてきたけれど。
起爆剤というか、色々とやってくれそうな気配がする。

「ええ、少々手間ですが、肉を挟んでミルフィーユ鍋なんてものもできますし。
 感謝しましたので先ほどのセクハラの詫びも兼ねて、これを進呈したしましょう」

紙袋をがさごそと。
明らかに入りきらないのに見えていなかった2リットルペットボトルが姿を現す。

「私が自作した出汁です。
 自信作でして、鰹と昆布のいいのがとれましてねぇ」

ささ、どうぞ と恭しく片手で差し出した。

「種族、ですか。
 形状変化か放出といったところでしょうか。一々壊しては服代も大変でしょうからねぇ。
 あ、タイツとか履くといいですよ。暖かいです」

リーゼロッテ > 「予想の斜め上……? ふっ、オレは常識に囚われぬ女ゆえそれもまた致し方なし」

チョロいと言えばチョロいのだろうけれど。
間違いなく爆薬の部類ではあるのは間違いなかった。

「なるほど。それもよい。うむ。……。
 お腹がすいたから外に出てきたのにそのように言われては余計に腹が減るではないかッ!!
 陰謀か策略の類かそなたッ!!
 一体どこから出した面妖なッ!! 受け取るけどなッ!!」

ありがたく頂戴して抱えつつ。

「うむ。オレは焔の翼を持つ女故、翼を展開するといちいち服が焦げてな。
 毎回修復するのも面倒だし、焔の翼ゆえ、穴を作るなどでは対処できん。
 寒いのが嫌いなのも種族特性上仕方ないことだ。暑いのは存外平気なのだが。」

ルギウス先生 > 「ええ、どうぞそのままの貴女でいてください。
 貴女が主演の舞台は、非常に面白そうだ」

きっと素敵な喜劇になるに違いない。

「陰謀も策略も姦計も大好物ではありますが……まぁ、私も料理は好きですのでねぇ。
 趣味の一環ですが。
 ははは、この学園の教師ならそれくらいやらないと。
 生徒に負けていられませんからねぇ。
 ああ、その出汁 軽く暖めてからお茶漬けにしても美味しいですよ。
 鮭を解したりして」

そして 追い討ち!!

「おや、焔の翼ですか。
 異能と言えば異能ですが……種族特性の方が強そうですねぇ。
 さぞや美しい翼なのでしょう、いつか観てみたいものです。
 
 暑いのが平気なのは羨ましい限りですよ。汗をかくのはどうにも苦手でして」

言いながらポケットからカイロを取り出し、もてあそぶ。
指を暖めてから再びポケットへ。

リーゼロッテ > 「主演? オレは舞台女優になるつもりはないぞ」

首を傾げてから、腕を組み直して。

「ええい、やめろッ!! オレの腹を刺激するなッ!!
 くそッ、うどんも添えてくれるわッ!! ラーメンでもいいな」

追い打ちされたら乗るしかないこのビッグウェーブに。

「オレはほむらびの女。黄金の翼を持つモノ。
 人の抱く先駆けの焔であり、人の持つ可能性と言う名の黄金神話の綴り手。
 燃え立つ灯火の灯手にして人類起源の叡智たるモノよ。
 機会があれば見る事もあろう。最もその時はその影が地に焼き付く時であろうがなッ!!
 ふはははははッ、そこはオレの特権よッ!!

 ところでその指先のものをオレに分けるつもりはあるまいか?」

ルギウス先生 > 「それだけ、貴女に華がある という事ですよ。
 美しく目立ちますからねぇ」

くつくつと笑う。

「カレーなんかも色々とアレンジが効いてよろしいかと。
 先ほどの出汁を使えば和風カレーになりますし」

飯テロで殺すつもりだろうか。

「ほむらび……ああ、あそこの……
 ええ、実に楽しみですねぇ。貴女の火が迷える子羊達の導きになる事を我が神に祈っておきます」
(その時に、影ならぬ闇である私はどうなるのかも含めて、実に楽しみですねぇ)

腹の中で黒い事を思案しつつも張り付いたような笑顔はそのままで。

「……これですか?
 構いませんよ。そこの商店でも購入できますし」

カイロについては無造作に投げた。
ぽいっと。

リーゼロッテ > 「華? オレは美少女ゆえ華があっても仕方がないなッ!!」

容貌には自信があり、胸をはる。たゆん。

「ぐおおおおおお、さっさと買い物して帰らねば腹が死ぬッ!!
 餓死してしまうッ!! 寒さなど忘れてさっさと帰らねばッ!!」

楽しみにしているところ悪いが空腹で死にかけていた。

「? 導くつもりはないぞ。オレを見てどう思うかは人各々であるからな。
 オレはオレのまま生きて、それが黄金の焔であることを示すのみ。
 故なればこそオレは黄金の焔の灯し手なのだから。

 やったぜッ、そなたは良い男だなッ!! これで帰るまでは生きていられるッ!!」

みじけぇ命だった。

ルギウス先生 > 「ええ、本当に。眼福ですよ。
 何より貴女は自由なのが素晴らしい」

いっそ拝んでもいいかもしれない。

「ええ、今はセールもしているでしょうからお買い得ですよ。
 腹減り学生は多いですからお気をつけて」

笑いながら見送る姿勢。

「……在るだけで周囲を照らす才能は稀有なものです。
 どうか、その朝日のような黄金をそのままに。
 噛み砕いて言うと、周囲が勝手に救われるでしょうあなたの存在によって 多分」

多分。
割と力強い多分だった。

「私が良い男なのは同意しますが、蝋燭ですか貴女は。
 短いというか安いというか。儚すぎるでしょう命が」

リーゼロッテ > 「何事も己が楽しんで生きねば損であろうが。
 つまらぬ命を惜しんだところでつまらんもんはつまらん。
 なればいっそのこと己が己の思うがまま望むままにあってこそよッ!!」

傲岸不遜に語るは焔の生き様。黄金の紅蓮。
胸をはると大きなものは再度揺れる。拝め。

「さっさと行かねば失われるではないか、オレの尊き飯が。
 うむ、行かねばならんな。さっさと。オレの飯が消える前に」

踵を返して、肩越しに振り返れば。

「オレはオレのあるがまま、いるがまま、望むがまま、思うがまま、あるだけよ。
 オレに照らされて救われたと言うのであるならば、それはそいつらが勝手に救われただけのこと。
 オレはオレの生き方に嘘をつかんだけであり、それで救われたのならが、そいつらが今まで嘘をついて生きていただけのことよ。
 なれば、己の立ち振舞を改めるのは必定。
 自らの生き様に胸をはって往生できん時点で落第生よな」

それだけ言えばまた前を向いて手をひらひらとして。

「おうよ、オレは寒い時期はセミやホタルより儚い命故。
 とっとと材料買って飯作ってこたつに潜って人生ここに幸せありと謳歌するのだ。
 安いと思うであろ? だが、そのような安いものでも人は幸を感じられると言うものだ。
 存外、幸せなぞそのへんに落ちているものよ。気づくか気づかんかは、そいつら次第であろうがな。
 では、感謝するぞカイロと出汁。特に出汁。」

ルギウス先生 > 「きっと貴女は、強いのでしょうねぇ。
 己では太刀打ちできないモノに会った事がないだけかもしれませんが―――。
 それでも、その自信は。信念は。とても好ましく思います」

拝もう。
神(おっぱい)を。

「お口に合うようでしたら、またお譲りしますよ。
 趣味で作りおきはするのですが、一人では消費量もそれほどですので」

拝んだ後は笑顔で手を振る。

「職員室にはあまりいませんので、まぁ適当に探してください。
 運がよければ呼べば適当に姿を見せますよ。
 ああ、名乗り忘れていましたねぇ。
 私は“自由なる”ルギウスと申します。担当科目は宗教学。
 気が向きましたら履修にどうぞ」