2018/01/13 のログ
リーゼロッテ > 「太刀打ちできんもん? そんなもんごまんと見たわッ!!
 見た上であえて言おう、それがどうしたッ!!
 人の道なぞ先行きの見えん道でしかない、そんなものを歩くのにいちいち俯いたり立ち止まったりしておられん。
 第一めんどくさい。何故んなことせにゃならん」

こいつは馬鹿なだけなのではなかろうか。
だが神はその部位におられたのである。

「何を拝んだそなた。まあよいが。
 うむ、口にあえばな、言っておくがオレの口は貧乏舌故に合うと思うが。
 いやはや、イモリやら食わずにいいのはよい」

今まで何食ってきたこいつ。

「オレはリーゼロッテ。リーゼロッテ=アッヘンヴァルッ!!
 燃える焔の女よ、覚えておくがいいルーちゃんッ!!
 ではさらばだ、風邪をひかぬように息災になッ!!」

そうして彼女は意気揚々と商店街に足をすすめるのであった。

ルギウス先生 > 「やはり、貴女はお強い」

くつくつと実に楽しそうに笑った。
馬鹿には勝てないと笑ったのかもしれないが。

「ええ、神を。尊いものは拝むべきです」

その神は柔らかくて幸せになれる神だ きっと。

「今までの貴女の生活が偲ばれますねぇ」

わざとらしく目元を拭う。

「ルーちゃん……?」

リーゼロッテ > ――――問いかけるにはすでに遠く。
焔の少女はすでに野菜屋にねぎり交渉に入っていた。

こいつ……やり手だ……。

ご案内:「商店街」からリーゼロッテさんが去りました。
ルギウス先生 > 「でもねぇ……。
 嘘をつかなきゃ生きていけない人もいるんですよ。
 必死に己を誤魔化して、誤魔化してようやくという人がね。
 それのなんと不自由で嘆かわしい事か」

しかし、愉快そうに肩は震える。
笑いを堪えるのも大変だと言わんばかりに。

「さて、私は……どうなのでしょうねぇ?
 誰もが皆、己の配役に納得しているとは思いませんし。
 同時に、全員が希望通りの役を演じる舞台など―」

ルギウス先生 > 滑稽を通り越して、いっそ哀れかもしれません
ご案内:「商店街」からルギウス先生さんが去りました。