2018/05/05 のログ
ご案内:「商店街」にクラリッサさんが現れました。
クラリッサ > クレジットカードを一枚携えて商店街を歩く。
服を買い足したり、下着を買い足したり、温泉の元をかったり。
とにかく何が必要なのかもわかっていない状態で、クレジットカード一枚携えていろいろと買っている。

『……あ、教科書とか。
そういうのはどこで買えばいいのかな』

うーん、と首を傾げ周りをきょろきょろと見渡す。

ご案内:「商店街」にニコラスさんが現れました。
クラリッサ > 『……書店とか、そういうのがあるのかな。
あ、でもまだ授業何取るか決めてないから買っても仕方ないのかな。
先にエアコンとか買ったほうが良いのかな』

電気屋にいこうか、書店にいこうか。
道の途中でうろちょろとしている。

ニコラス >  
(新学期が始まってしばらく経った。
 とは言ってもここで過ごして一年とちょっと、特に去年と何かが変わったわけでもなく。
 日課になったアルバイトも今日は休み。
 足りなくなった消耗品なんかを買っておこうと商店街をぶらぶらうろつく。)

スーパーはティッシュ安売り、ドラッグストアは洗剤が安くて……。

(手にしたチラシを見ながらぶつぶつと呟きつつ通りを歩く。
 歩きスマホならぬ歩きチラシではあるが、時折前方を確認しつつ他人の通行の邪魔にならないよう通りの隅を歩いている。
 たまに前方から歩いてくる通行人が居れば壁に寄りかかるように道を譲り、すれ違えば再び歩き出す。)

おっ、肉も安いじゃーん。
チェックチェック……ん?

(赤ペンでチラシに丸を付けたところで、視界の端で何かを捉えた。
 見れば、やけに派手な少女が何か困ったような雰囲気。
 二度三度と瞬きをして、チラシをしまってそちらに歩き出した。)

――どした、何か探してんの?

(そのまま後ろから声をかけた。)

クラリッサ > うーん、どうしよう。
そんな風に迷っているところを、後ろから話しかけられて振り向く。
かけられた言葉を脳内で反覆し、意味を理解するのに数秒かかりつつ

「アー……。
えくす、きゅーずみー。
エー……、エアーコントロール、欲しい、デス!」

ふんす、と強気に話す。
困ったときは強気で話せ、とは親からのアドバイスなのだ。

ニコラス >  
――ん?

(聞きなれない言葉が耳に入ってきた。
 しばらく考えて、英語だと言うことに気付く。)

えあー、……あぁ、エアコン。
それなら電気屋だな。
えーと、あっち。
しばらく行って、右側に――あー。

(確かメインの通りにそこそこ大きな家電量販店があったはずだ。
 そうしてその方向を示すのだが、どうもこちらの言葉は不自由なようだ。
 わかりやすいので迷うことはないだろうが、着いてからも大変だろう。)

……良けりゃ案内しようか?

クラリッサ > 「―――」

その脳みそは言葉を理解するのに必死で、彼の言葉を組み立てる。
……とりあえず、最後の言葉は連れて行ってくれる、ということだろうか。

「わたし、つれていく、デスカ?」

一応、念のために確認を取りつつ。

ニコラス >  
……えー、と。

(その言葉だけ聞くと大変いかがわしく聞こえる。
 どう答えたものか、としばらく考え、)

ショップに、案内――えー、ガイド?するから。
ついて、あー、カムヒア。

(とりあえず手でついておいで、とジェスチャーして歩き出す。
 怪しまれたならついて来ないだろうし。)

クラリッサ > 逆に、いろんな国の言葉が混ざってしまい分かりにくくなっている。
脳内が混乱を起こしつつも、ついてこい、のジェスチャーと歩き出したことからとりあえずその後ろをついていくことにする。

が、その間なにも会話がないのは少し空気に耐えられない。
カタコトなのは承知の上でも、なんとか会話してみようとする。

「あの、私名前、クラリッサデス。
貴方、名前、デスカ?」

ニコラス >  
(チラリ、と後ろを見ればついてきているようだ。
 とりあえず怪しまれてはいないらしい。
 さりげなく歩く速度を落とし、並んで歩く。)

あー、名前ね。
ニコラス、ニコラス・アルヴィン。
よろしく。

(名前と共に右手を差し出す。
 長年弓とナイフを使い続け、ごつごつした右手。)

クラリッサ > 『ニコラス・アルヴィン?』

差し出された右手をそっと手を取る。

「よろしくデス、ニコラス……クン?サン?」

年齢は、どうみても自分より上だろうけれど、どちらがよいのだろうかと首を傾げる。

ニコラス >  
どっちでもいいよ。
むしろ無くてもいいし。

(自身だってあまり年上をさん付けでは呼ばない。
 なくてもいい、と左手を振りながら握られた右手を軽く上下に。)

――で、ここが電気屋。
エアコンとか冷蔵庫、あー、なんていうんだっけな。
とにかく家電製品、も難しいな。
まぁいいや、エアコンだよな。

(店の前で色々頭を捻るが、結局は見た方が早いだろう。
 言葉での説明を早々に諦めて、店内へ。)

クラリッサ > 「ハイ、ニコラス。
よろしく、デス」

結局はニコラスで落ち着いてしまう。
君とさんはどちらが敬語なのか、わかっていないから。
それならもう、本人もなくていいといっているのだからなしにしてしまう。

「ニコラス、じかん、大丈夫、デスカ?」

ニコラスの背を追いかけて店内にいくが、今更気づいたこと。
こうして付き合ってくれるのは助かるが、彼の時間は大丈夫なのだろうかと。

ニコラス >  
ん、よろしく。

(どうやら素直でいい子のようだ。
 通報されなくてよかった。)

んー、だいじょぶだいじょぶ。
バイトも無いし、今日買わなきゃいけないものも無いし。

(ティッシュや肉が安いと言っても、今日買わなければ困る、と言うものでもない。
 むしろ困ってる人がいるならそちらの方が優先だ。
 そうこうしている間にエアコン売り場についた。
 壁一面にエアコンがずらりと並んでいる光景は、いつ見てもシュールである。)

クラリッサ > (バイト……あ、そっか。
私もそういうの、したほうが良いのかなぁ)

ニコラスがバイトをしていると聞いて、そういうことを考える。
もちろん、そのうちに考えることだが。

「ニコラス、この島、長い、デスカ?」

いろんな種類のエアコンを見て、スペックを確認しつつ彼に問う。
もしかしたら何が必要かなど、彼に聞いてもいいのかもしれない。

ニコラス >  
(自身はまだ自室のエアコンは元気なので特に買い替える予定もないが、何となく眺めてしまう。
 人の通りを察知して自動運転するとか空気清浄機能だとか、最近のエアコンは本当に多機能である。)

長い、っちゃ長いんかな。
こっち来たのが一昨年の11月だから、もうすぐ一年半か。

(一年半が長いかどうかは人によるだろう。
 少なくとも自分はあっという間だったと思っている。)

クラリッサ > 「いちねん……」

結構長いんだなぁ、と。
ということは、少なくとも聞いても大丈夫なのだろうか。

「ニコラス、ごはん、まいにち、大丈夫デスカ?」

まずはそこの心配だった。
実はあまり料理などしないために、他の人はどうしてるか気になっていたりする。

ニコラス >  
メシ?
まぁ作ったり、たまに外で食べたりかな。

(流石に殆どが外食なんてセレブプレイが出来るほど稼いでいるわけでもない。
 だからこそセールのチラシのチェックは欠かせないのだ。)

クラリッサは、料理あんまりしないのか?

クラリッサ > 「………ちょっとだけ」

照れた顔で、ゆびでちょこっと幅をつくり、ちょっとだけを示す。
それも若干嘘で、まともに料理などしたことはないが。
せいぜい、卵を割ってソーセージと目玉焼きをやいてパンでたべるぐらいだ。

「だからニコラス、すごい、デス。
料理、本、おすすめ、なにデスカ?」

おすすめの料理本とかあれば、それも買って帰ろうか。
そんなことを考えつつ、手頃なエアコンを見つけて店員を呼び出す。
アレくれアレ。支払いはカードじゃホッホッホ。

ニコラス >  
(ちょっとだけか、なんて返しながら、大変だな、と言うような笑顔を向ける。)

一人暮らし自体は長いからさ、そんな上等なものは作れねーけど。
ん、んー、料理の本はあんまりわかんねーんだよな。
自己流だからさ。

(なんせ前の世界では本なんて高価なものはそうそう買えやしなかったのだ。
 こちらの世界では本屋に行けば安くいくらでも買えるけれど。
 カードでさっくり会計を済ませてしまう彼女。
 お金持ちだ、なんて思いながら思わずまじまじと見てしまう。)