2018/09/15 のログ
ご案内:「商店街」に冬桐真理さんが現れました。
■冬桐真理 > 寝床を手に入れた数日後。
清掃を済ませ、とりあえず自身の嗜好品――主に珈琲と、香紙巻を買いに商店街をぶらつく。
学園への手続きも済ませ、数日後には学生証が届くだろう。
編入前に紛失したのは非常に痛手だった。
ぶらり、と歩いてみれば商店街の中ほどに苦い香りを嗅ぎ取り。
「ここか・・・。すまない、珈琲をくれ。品種は――」
カウンター越しに店員に珈琲の豆を注文する。
■冬桐真理 > 「ああ、ありがとう。また来るよ」
代金を払い、商品を納めた紙袋を受け取り店を後にする。
さて、次はどこにあるのかと思案しつつ片手で器用に小箱を取り出し、中身を一本咥える。
フレグランス・シガレット
香紙巻 ――揮発性の高い香料を紙に包んだ、煙草の模倣品。その先端に火を点し細煙と甘い香りを漂わせながら、休憩がてらその辺の路地に背中を預ける。
■冬桐真理 > 「さて、そろそろ探すか」
吸い終えた燃え殻を小箱に捨て、ポケットへ戻す。
ごみを出さないのが彼女の矜持なのだろう。
未だ勝手を掴めぬまま、店を探しさ迷い歩く――
ご案内:「商店街」から冬桐真理さんが去りました。