2018/10/29 のログ
神代理央 > 「……やれやれ。今夜は非番の筈なんだが」

ココアを空にした頃、懐にしまっていた通信端末が振動する。
取り出して起動してみれば、歓楽街で発生したハロウィンの乱痴気騒ぎを鎮圧して欲しいとのこと。
既に現地の風紀委員総出で対処に当たっているが、絶望的に人手が足りないと現場が悲鳴を上げているそうだ。

「警察機構が人手不足で祭りの騒ぎも止められないとは、末期症状に近い気もするが…」

溜息混じりに立ち上がり、制服を整えて現場へと向かう。
この夜、歓楽街では仮装に身を包み騒動を起こす群衆を、強引に歩道へ押し返す盾の化物が大量に現れたと都市伝説さながらに伝わったとかなんとか。

ご案内:「商店街」から神代理央さんが去りました。