2018/11/11 のログ
ご案内:「古書店街「瀛洲」」に神代理央さんが現れました。
神代理央 > 「…だから言っているでしょう。今日は非番なんですって。……別に365日本庁に詰めているわけじゃありま……いや、何で私の電気代知ってるんですか。正直ドン引きですけど。………ええ、はい。書類の推敲は明日お伺いしますから。それじゃあ、また明日」

久しぶりに袖を通した制服以外の洋服で古書店を巡り始めて一時間程。鳴り止まない着信とその内容に辟易しながら深い溜息を吐き出した。

「これでは、おちおち休んでられんな。全く、少し事務仕事に精を出せばこの有様か…」

最近は実働部隊では無く本庁での事務仕事も請け負うようになり、人員不足が叫ばれる風紀委員会において雑多な書類を片付ける戦力となりつつあった。
年末だから仕方ないのかと思いつつも、そろそろ落第街辺りを掃除しなければならない時期でもある為、迂闊に休みも取れないかと少し悩む。
どうせ帰省する予定は無いし、多少の雑用なら引き受けても良いのだが。

神代理央 > ロクな買い物も出来ぬまま、随分と日も落ちてしまった。
魔術関係の資料や冬季休暇明けの講義で利用する書物を購入したかったのだが。

「…まあ、今更どうこう言っても仕方ないか。別段休みが潰れた訳では無いのだし」

まだ閉店していない書店もちらほらと見受けられる。
最悪、買う予定のものが見つからなくても久しぶりの休日を有意義なものに出来れば良いかと歩みを進める。

神代理央 > 結局、目当ての本は購入出来なかったものの、立ち寄った古書店の主人と話が弾み、珍しく有意義な休日を満喫して古書店街を後にしたのだった。
ご案内:「古書店街「瀛洲」」から神代理央さんが去りました。