2015/06/24 のログ
風間蒼介 > 女子抱き上げておいてよろけたりしたら流石にかっこわるいですまんでござるしなあ…
(女子会で話題にあがってギルティ判定受けてLINEで回されて次の日そこらじゅうの女子に知れ渡っててコールドアイが突き刺さるに違いないでござるよ…
 とセルフな感じで地獄絵図を想像してぷるぷると震え
 唐突に軽くなった手ごたえに思わず踏み込む足がぶれそうに)

また便利な能力でござるなあ…ええっと、何をするつもりでござるかね?
(言われたとおりに懐から符を取り出し宙に投げ出すとひとりでに折鶴になり上空を旋回
 そこに自己の感覚を乗せて周囲を見張って…
 ゴミ箱を開けるともしかして…という予感が)

アルフェッカ > 開いたゴミ箱には、そこそこの量の空き缶が捨てられている。

(これなら、大丈夫かな。)

手を突っ込み、2、3個程を纏めて掴み取り、両手で一気に挟み込む。
くしゃっ、と音がして、空き缶は一気に圧縮され、アルミの塊となる。

「――よし。」

『システム起動。対象を、補充用マテリアル塊に再構成します。――完了しました。』

掌の中の空き缶だったモノの塊が、システムによって組成を組み替えられる。
数秒もかからずに再構成は終了し、手を開くと明るい金属色の、中指ほどの長さの小さなインゴットが転がり落ちた。

「さっきので、結構色々無くしちゃったからね、補充。」

少年の怪訝な問いにそう返し、その間にも缶を掴み出してはインゴットへと換えて行く。

風間蒼介 > あ、やっぱりそういうアバウトな感じでいけちゃうんでござるな…
どこの世界出身か知らぬがファジーに便利でござるなあ…
まあ単騎で行動する事考えたら自然とそうなるんでござろうが……
あ、よければこれ使うでござるか?
(と、クナイを数本セットにして差し出す
 タングステンを芯材に特殊鋼で鍛えたそれはアルミよりは上等な鋼材だろう
 異世界の機会事情とか知らないけど)

あ、拙者風間蒼介と申す、助けて貰っておいて自己紹介が遅れたでござるな

アルフェッカ > 「――此処に来て、もう何人かに会ったけど、その口ぶりからするとやっぱり此処、よその世界から来る人とか多いんだねぇ。」

ほぼ確定事項ではあったのだが、感慨深げにそう呟く。

「…この投げナイフ、随分良さそうな素材だけど…ホントにいいの?」

さすがに、ゴミ箱の空き缶と同じ扱いにしてしまうのは躊躇われる。勿論、使えるなら使いたいものではあるが。

「蒼介くん、だね。私の名前は、アルフェッカ。さっきのは、本当に私がやりたくてやった事だから、あんまり気にしないで! この通り、生きてるしさ!」

能天気な笑顔で、蒼介と名乗る少年に名乗り返した。

風間蒼介 > いやまあ、拙者が知らぬだけやも知れぬでござるが、この世界にはそこまで高度な機械化技術ござらぬからなあ
とすれば異世界出身であろうなという…まあ少なくはござらぬな
拙者の知己にも何人か居るでござるし
(当初は驚きもあったが、流石にもう慣れた
 なので当人にとって当たり前の事で驚くのは非礼だろうと考える余裕も生まれ)

うむアルフェッカ殿でござるな。いやいやいや生きていれば良いというものでもござらぬよ
拙者を守って傷ついたのは事実、現に調子を崩したという事はそれだけ深い傷を負ったということ
ならばその程度で済むのならばいくらでも
その代わりレシピ内緒でござるからなそれ?
(しーっと人差し指を立てて)

アルフェッカ > 「おおっと、コレでばれちゃったか。ホントは、もっと人目に付かない時間帯にやりたかったけど、流石にあれだけ派手にやった後だから、なるべく早く補充しときたくてね。」

軽く笑いながら、アルミ缶を補充用マテリアルに変換する作業を一段落させる。
足元には、そこそこの数のインゴットが無造作に転がっている。

「――ん、それじゃ、有難く使わせてもらいます! 組成は秘密にするから、安心してて!」

顔の前で手を合わせ、感謝の意を示すと、クナイを両手で挟み込む。
システム起動と共に、虹色の光に包まれたクナイは水飴のように姿を変え…アルミ缶が変じたインゴットより、大振りなインゴットに姿を変えた。

風間蒼介 > まあふらつくという事は現状維持がままならんという事でござろうしなあ…
うむ、まあ製法がわからねば真似は出来んでござろうし、バラすような御仁とも思えぬが
まあ一応という奴でござるな
(鍛冶専門の異能の血統を受け継いだ一門の作であるので早々真似できるようなものではないが
 そんな物が水飴のようにぐにゃりと形を変えるのを見れば目をぱちぱちとさせて見つめ)

さて、とりあえず騒ぎが伝わる前にここを去らぬと面倒ごとが連鎖起こしそうな気配でござるし
歩けるでござるか?
(無理そうならなんとかするが、と手を差し出しつつ、そろそろ去ろうという意思を伝え)

アルフェッカ > 最後のクナイを補充用マテリアルのインゴットに換えると、それをポケットに入れ、地面に落ちている小さなインゴットを素早く、だが一つも残さずかき集める。
多くは元クナイ同様ポケットに入れ、残りの何本かをまるで菓子か何かのようにぽいと口に放り込む。

「…うん、もう大丈夫! これなら充分歩き回れるかな。」

傷を埋めるのに消費した分を全部賄うにはもう少し欲しいが、のんびりしすぎて誰かに見つかるのもまずい。
今の分で通常状態に戻す事は出来た。歩いてこの場を去るのは、問題ないだろう。

「じゃ、そろそろ此処から離れようか。――あ、そうだ。出来れば、私の事はあまり言いふらさないでくれると助かるな。
…私、此処に来て間もないから、警察のお世話になるのはまだ避けたくて。」

風間蒼介 > そうやってひょいと食われると見た目綺麗な分、美味そうに見えてしまうのが罠でござるなあそれ…
(もしやったら歯が欠けるどころかえもいわれぬ合金製の味わいで味覚にすらもダイレクトヒットするだろうインゴットを眺め)

む?マレビト…といってもわからぬか、望まぬ漂流者であるならば学園に登録さえすれば市民権的なものは手に入るはずでござるよ?
拙者紹介状程度は書けるでござるし……まあ、そういうところに所属する気がないのならば目を瞑っておくでござるが
ここ、野良で過ごすにはあまりよい土地とは言えぬでござるよ?
(風間の名前がこの自治体にどの程度通用するか怪しいものだが
 時々事故で流れ着く人間もいることだし犯罪歴がないのならさほど厳しい審査はないだろうという見通しで)

アルフェッカ > 「私はともかく、普通の人はだめだよ~…。立派な金属の塊だよ、コレ。」

困ったような笑顔で、蒼介に返す。
普通の人間がやったら痛いで済む話ではない。

「えっ…そんな簡単に、市民権みたいなモノって手に入るんだ…。」

蒼介が話す言葉に、唖然としてしまう。
もう少し、「よそ」から来た者へは厳しい審査みたいなモノがあると思っていたのだが…。

「う~ん……。もう少し、此処の事を知ってから、返事してもいいかな?」

勿論、市民権は手に入るなら欲しい。だが、その審査段階で何があるかがまだ分からない。
身体をいじられてシステムを書き換えられたり、自身の機能をコピーされたりして抜き取られるのは色々まずい。

「教えてくれて、本当にありがと! 次に会う時に、返事を決められるといいんだけど…それじゃ、さよなら! また会えるといいね~!」

笑顔でぶんぶんと手を振り、アルフェッカは歩き去っていく。
…もしかしたら、方角的に未開拓地区の方へ歩いて行くのが分かるかもしれない。

風間蒼介 > いやいや、判っているでござるがね?
判っていても印象に流されるのが人というものでござってね?
(マーブルチョコみたいな食感と味を想像してしまうのであった
 帰りにコンビニで買って帰ろう)

いや、そこまで簡単かどうか保障は出来ぬし、保護を願うにあたってどんな手続きが発生するか拙者知らんでござるけど
ここで犯罪でも犯していない限りは跳ね除けられるという事はそうないのではござらんかなあ…
なにせここ、異能使いや異世界人ごった煮社会のテストモデルのための場所でござるし
(サンプルが大いに越したことは無いのなら悪性すらも社会の構成部品として組み込んでいる不死すらあった)

うむ、なにも急かすものではござらぬし、不利益を享受した上で独立を貫くならばそれもまた選択のうちでござろう
それではまたでござるよ
(手を振り見送れば自分もその場を後にする
 さて目標は定まった、ならば後はそこに向かうのみ)

ご案内:「常世公園」から風間蒼介さんが去りました。
ご案内:「常世公園」からアルフェッカさんが去りました。
ご案内:「常世公園」に自販機さんが現れました。
自販機 > (自販機があった。しかしただものの自販機ではないことは「cooL」「最高だぜ」などと書きなぐられた落書きと、本来あるべき飲料の模型のあるであろうところに黒い缶があることでわかるだろう)

「ブーン……」

(低音を立てている)

自販機 > 「ブーン……」

(低音を立てている。自販機はひたすら立ち尽くしていた)

自販機 > (低音を立てている。自販機に、なにを求めるというのか。ロマンスや悲劇や因果など自販機には無いのだ)
自販機 > (まして自販機ならば陰謀など何一つないのだ。何を期待しているというのか。自販機はひたすら販売行為にふけっている)

「ブーン」

自販機 > (なにか紙コップのようなものが空を飛んでいったような気がするが、それがどうしたというのだ)

「ブーン」

(販売すると言う行為は人類においてもっとも古い仕事のひとつであるとも言われている。)

「ブーン」

(嘘である)

自販機 > (飲み物を欲してやってきたゴロツキ共が自販機の前を素通りした)

「ブーン」

(貧乏人め)

自販機 > (自販機は夜の公園で立ち尽くしていた。満天の空の下。月明かりは眩しく祝福してくれている)
ご案内:「常世公園」に神崎 聖さんが現れました。
自販機 > (猫が足元に寄ってきたではないか。にゃおーんと鳴いて擦り寄ってくる。さびてしまうぞ畜生めが毛皮になってしまえ)

「ブーン」

(と人間ならば言うかもしれないが、そこは自販機。耐え抜いている)

神崎 聖 > そんな自販機が動いてる最中…。
寄って来た学生が一人…。

「ん?自販機か…?」

さっそく自販機を見てみるでしょうか。
さてどんなのを買おう?

自販機 > 「ブーン」

(いらっしゃいませと自販機は言わなかったというより言う口がないのだ。黒い缶に100円 その他いろいろな値段の商品がずらり勢ぞろい。品物の名前など無い。怪しさ大爆発。博打を打つかアンパイをとってその辺でコ●コーラでも買うかは自由だ)

神崎 聖 > 「うーん…。」

とりあえず…。いろいろな値段が気になるが…。
博打を打ってみよう。

そう言うと…お金を入れてボタンを押す。

自販機 > 「ガコンガコンガコンガコンガコン!!!!!!!!!」

(自販機が振動する。すさまじい勢いで。入れたお金の額は定かではないが、とにかく出てきた。
 虹色の、なにかヤバそうな感じの飲料。
 『桃源郷』という名称。
 妙なおっさんが写りこんでおいしさをアピールしているのだが、肝心のおっさんの目がイッてしまっている)

神崎 聖 > 「なにこれ…。」
『桃源郷』というへんてこな名前の飲み物…。
しかも変なおっさんがおいしさをアピールしているが…
イッている…。

「飲みますか…。」
缶を開けてさっそく飲んでみるでしょうか。

ご案内:「常世公園」にアマデオさんが現れました。
自販機 > (ああ飲んでしまったか。
 きっとあなたはすさまじい勢いで天国へと連れて行かれるだろう。
 目のイッたおっさんばかりの天国へ。
 そうそこは桃源郷。
 おっさんパラダイス。抵抗は無駄だ。貴様を同化する。
 おっさんたちが群がってくる幻想を見てしまうに違いない。


 そんなクソのような味だった)

神崎 聖 > 「まっず!」
一口飲んだだけで吹き出してしまった!

………。
「そこの…」
良い事を考えた…。
飲ませてやろう。

神崎 聖 > そこで私は…
自販機に再びお金を入れる…。

アマデオ > 「……ん?」

ちょっとした野暮用を片付けていたら遅くなってしまった。
常世公園を通れば近道になるので進んでいたら自動販売機の前に佇む少女が声を掛けてきたのだ。

「どうした? 俺に何か用かい、お嬢さん。」

とりあえず、いつもの仮面で誤魔化してしまおう。

自販機 > 「カコーン」

(軽い音を立ててペットボトル飲料が出てくるだろう。
 「たぶん低炭酸飲料 常世の天然水 カロリー30パーセントオフ プリン体ゼロ」
 いろいろと突っ込みどころ満載の内容だが相手が飲むのだろうか。)

「ブーン」

(自販機なんで特に何かセリフはないです)

神崎 聖 > 「あ、ごきげんよう。」

そして…桃源郷と言うクソみたいなジュースをおしつける。
これをあげよう。そうしよう。道連れだ。
異能で飲む前の状態に戻す!(缶を

「これ、よろしかったらどうぞ」
私はさっそくこれを『桃源郷』あげる。
『常世の天然水』は私が飲む。そうしよう。
口直し&道連れだ!

アマデオ > 「オイオイお嬢さん、いくらお兄さんに惚れてしまったからって飲みかけを……おろ? 新品じゃないか! お嬢さん手品師かい?」

押しつけられた『桃源郷』をしげしげと見つめるアマデオ。
道化師の様な仕草でいて不思議にも演技らしさは感じさせない。

神崎 聖 > 「まぁそうかな?」
そういって私は『常世の天然水』を開けて
飲む…口直しぐらいはしたい…。

自販機 > 「ブーン」

(常世の天然水という名前のそれは純度100%に近いアルコール飲料だった。こぼしてうっかり火をつけるあのロシアにありそうなお酒です。ラッパ飲みしたくなる喉が焼け付くうまさ!!)

神崎 聖 > 「………。」
一口飲んで悟った…。
これはヤバい。

しかし…どうしたものか…。
さっきよりはずっとましだ。
おっさんの幻想などよりはずっと。
喉が軽く焼きつくよりはおっさんが出てくる方がダメージでかい。

アマデオ > 「ありがたい申し出なんだけどさ、自分の分くらいは自分で出すからこれは家に持って帰りな。」

目線の高さを合わせるように顔を近づけ、神埼の空いている手を取りつつ『桃源郷』を握らせようとする。
もし握らせられたのであればそのまま自販機へと向かうであろう。

自販機 > (いらっしゃいませ)

「ブーン」

(自販機は待っている)

神崎 聖 > 「そう?」
桃源郷を返された…。
正直いらねぇ。

「じゃあ私はこれで…」
仕方ない…。クソみたいな飲料は誰かに押し付けて帰ろう…。」
新品に見せかけて…。

「あ、私の名前は神崎聖。以後お見知りおきを」
そういって去る…

そしてすれ違った一般の学生に糞みたいなジュースをすっと仕込む。
まるでスリがお金を盗むみたいにすっと糞みたいなジュースを押し付ける。

ご案内:「常世公園」から神崎 聖さんが去りました。
アマデオ > 「俺はアマデオだ! 最近物騒だから気をつけて帰るんだぞ!」

立ち去っていく神埼に大声で名乗るアマデオ。
『さて』と呟き自動販売機と対面しジッと注意深く自販機を観察する。
なるほど、商品は出てくるまでのお楽しみランダムで入っているようだ。

折角だからここは挑戦するか、ここで逃げたら伊達男の名が泣くからだ!とかなんとか心の内で声高々に宣言しつつ100円硬貨を自販機に入れてしまった。

自販機 > (じゃがじゃがじゃん♪ と妙なBGMがなり始めたかと思いきや、飲料が出てきたではないか)

「ブーン」

(「女体化しそうでしない少しする女体化飲料」なる怪しい飲料が出てきたではないか。柄は無く無地の銀色に文字だけ印刷されているのだが文章作成ソフトのテンプレートばりに地味で量産されたつまらないフォントが踊っている)

アマデオ > 「お? 中々賢い自販機じゃないか、気に入ったぞ!」

よしよしと自販機のを撫でると、商品を取り出し思わず二度見。
『女体化しそうでしない少しする女体化飲料』だと……!?
ちょっと待て、色々と突っ込みどころがあるがとりあえず何だこのやる気の無いテンプレそのまま持ってきました的なデザインは!

「……するのかしないのかどっちなんだ、結局。」

そうぼやきつつ封を開け、とりあえず匂いを嗅いでみる。

自販機 > (においはきっとしないだろう。色も無いだろう。まるで水のようにしか思えない何かが缶の中に満たされている)

「ブーン」

(自販機は唸っている。もしかするとするかもしれないし、しないかもしれない。自販機はこたえてくれない)

アマデオ > 「まあ、折角買ったんだしな どれ一口……。」

グビッと豪快に飲むアマデオ。
どうせ奇をてらった飲み物で別にそんな事が起きる訳が無い。
そう、気軽に思いつつ嚥下するのだ。

自販機 > (――――その瞬間男の肉体は突如として変化し始めるだろう。鋭利な筋肉はとげを落として滑らかに。骨格自体が変わってなめらかな肢体があらわれる。腰まわりはスマートに変化していき、腹部から喉にかけて隆起が始まる。短髪はすさまじい勢いで伸びて肩まで。目つきの鋭い黒豹を思わせる妖艶な美女が―――)

「ブーン」

(あらわれるわけもなく普通に水だった。成分を分析すればわかるだろうが普通の水道水だった。カルキの味がするかもしれず。女体化する予感を覚えるだけで特になにもないです)

「ブーン」

(自販機の照明がふっつり消えた。自販機の輪郭がぶれていく。もし瞬きをしてしまったのであれば次の瞬間には数十m先に到達している。二度目の瞬きをしたならば既に姿は無いだろう)

ご案内:「常世公園」から自販機さんが去りました。
アマデオ > 「お……これは!? く、来る!! 来るのか!!」

何かが変わっていくそんな気がしただけで、その実何も起こらない。

「ちっ、何も無しか。おっ、何気にこの水悪くねえな。」

ぐびぐびと飲んでいく。傭兵家業で行く先々に水道水レベルの綺麗な水なんてそうお目にかかれるものじゃない。
多少カルキ臭いのが難点ではあるが。

「んっ? おろ? さっきまでここに自販機あったんだがな……さすが常世学園、不思議な事には事欠かさないってことか。」

苦笑いしつつ、飲み終えた缶を握りつぶし手近なゴミ箱を探しに行くのであった。

ご案内:「常世公園」からアマデオさんが去りました。
ご案内:「常世公園」に日恵野ビアトリクスさんが現れました。
日恵野ビアトリクス > (放課後。
 ビアトリクスは水彩紙ブックと水彩絵具を携えて
 常世公園を訪れていた。
 適当に人のいないベンチに腰掛けて、道具を広げる)

日恵野ビアトリクス > (……いかにも公園の風景かなにかをスケッチしにきました、
 といった出で立ちであるが、実のところそうではない。
 別に閉めきった美術部部室や男子寮の自室でも問題はなかった。
 この場所を選んだのは単純に気分の問題である)

日恵野ビアトリクス > (パレットで絵の具を混ぜて、
 色をいくつか作ると、
 水彩紙のスケッチブックを広げて
 ひたすら塗っていく)
(何かを描いているわけではない。
 ひたすら色彩のグラデーションで
 紙上を埋めていく……)

日恵野ビアトリクス > (最初は黄色。
 次は黄緑。その次は緑……
 塗っては乾ききるのを待たずに次々に頁をめくっていく。
 色移りなど知らないといった風情だ。
 目先を変えたいのか、一面にべったりと塗られていることもあれば
 なんらかのシンメトリカルな模様であることもあったが、
 やっていることは決められた色でスケッチブックを埋めていく
 ひどく作業的なものでしかない……)

日恵野ビアトリクス > (こんな表現がやりたいわけではない)
(今、練習中の魔術に必要なのだ。
 色で埋められた頁が)

(絵がいつのまにか嫌いになってしまったのも当然だな、と思う)

(必要に迫られて、作業で筆を握っていれば)

日恵野ビアトリクス > 「……」

(余計なことを考えていては集中が乱れる。
 仮にも呪物を集中を乱しながら作製していては
 実際に使用する段になって大変なことになる)

(一度席を立ち、最寄りの自販機に向かい
 缶コーヒーを買って戻る)

ご案内:「常世公園」にサリナさんが現れました。
日恵野ビアトリクス > (プルタブを引いて開け、口をつける)

(本来であればこういうのは油彩が望ましい。
 重ね塗りする過程で術者の呪力が何重にも重なるからだ。
 しかし油絵具は水彩絵具に比べて高価であること、
 キャンバスが必要になること、
 さまざまな理由で予算がかかる。
 故にこの妥協だ)

サリナ > 放課後、帰り道を変えようと今日は公園の中を通ることにした。

自販機を素通りし、ベンチの前を通り過ぎる時にちらりと、スケッチブックに目が入った。
一瞬見ただけで鉛筆でスケッチした訳でもなく水彩で何か描いてるのがわかる。
目の前の生徒が缶コーヒーを飲んでいるからこの人が描いたのだろう。

(風景画?いや、なんか違う)
何かこの風景とは関係ないものをここで描いているように見えて、少しだけ興味を引かれて足を止めた。
よく見ると前のページも水彩でふやけているのもわかった。

日恵野ビアトリクス > (何か違うな……)
(筆を置いたまま、
 既に塗られ終わった頁を一枚一枚めくりながら首を捻る)
(こんなものを継ぎ合わせた魔法の効果など
 大したこと無い気がする。
 何かを間違えているのだ)

(……しばらくの間、
 近くで立ち止まった女生徒の存在を無視していたが)

「……眺めてても面白いものじゃないよ」

(低く抑えた声をかける)

サリナ > 目の前の生徒が言葉を発して少しだけぴくり、と反応する。

「…いえ、失礼しました」
そんなにまじまじと見てただろうか。おそらく見てたんだろう…
なんとなく何かに似ているような、目を引いてしまう絵だったので足を止めてしまっていた。
なのでこのまま何も聞かないのは失礼だろうか?そういえばこういう絵にも何か名前があったはず

(たしか…ちゅう、しょう…)
「抽象画…ですか?」

日恵野ビアトリクス > (丸筆をバケツに漬けて洗い、
 パレットに新しい絵の具を盛り、
 混ぜて新しい色を作る)

「抽象画……そうだね、
 そういったものになるのかもしれない」
(無感動な様子で受け答えする)

「……ただ、美術の表現としてやってるわけじゃないんだ。
 次の期末考査で魔術の実技で何かやらなくちゃいけなくてね。
 それに必要な触媒を作製してるんだよ。
 色に魔力がある、って話は知ってる?」

サリナ > (…魔術?)
そういえば何かに似ているような、と思ったのは自分自身も魔法のスクロールを書いているからだった。
その絵が魔術に類するものであるのなら目が惹かれたのにも納得がいく。

「色に魔力…ですか?それはインクや顔料自体がそういうモノという訳ではなく、ですか?」
だったら自分も特殊なインクを使ってスクロールを書いている。
しかし、色自体に魔力、というのはどういう意味だろう。

日恵野ビアトリクス > 「なんてことはない。
 色の魔力というのは身近なものだよ」

(赤と青の絵の具のチューブを手に取る)

「たとえば日常でも、赤色を見ると食欲が増進されたり、
 青色を見るとなんとなく涼しくなったりする。
 これは色に宿る微細な魔力がそうさせているんだ」

「魔術師はそれをもっと意識的にやっている。
 色彩を重要視する魔法体系は多い。
 有名どころだとカバラの象徴色なんかがそうだ。
 たとえば白は優しさや調和の意味を持ち、
 癒やしの効果を持つ魔道具なんかによく用いられる。
 それで『白魔法』なんて呼ばれたりしてな……」

(大して面白くもなさそうに知識を披露して、)
(しゃべり疲れたのか缶コーヒーを一口飲む)

「蝋燭とか布とか……そういう既存の道具だと
 ぼくの魔法のイメージに合わなくてね。
 で、今こうして自作しているっていうわけ」

サリナ > 確かに赤は熱いとか辛いとか、そんな感じで青は涼しいとか冷たいとか感じる。
それと感じるのが魔力なのだろうか…

「なるほど…色彩、ですか…私はあんまり重要視はしてませんでしたが……よくよく考えてみると納得できる感じもしますね」
よくわからない名称が出てきて少し頭の捻る。カバラ?というのはなんだろう、後で調べておくとして…
白というのはこの世界でも医療関係のものと関わりがある気がする。それが癒しの色というのはわかる気がする。

「自作、とはその絵は魔法のスクロールみたいなものなんですか?」

日恵野ビアトリクス > 「そうだね」

(赤と青を混ぜて、さらに白を足して淡い紫を作る。
 そしてそれを新たな頁に着色していく)

「使い捨ての魔法のスクロール、といったところさ。
 あまり具体的なモチーフだとイメージが引きずられてしまうから
 こういった抽象的な感じになってる。
 具体的なイラストのほうがいい場合もあるけど……
 それはまた別の魔法だ」

(一度筆を止めて、何か難しい顔で考える)
(黄色のチューブから絵の具を絞り出す)

サリナ > じっと筆の行く末を見る。紫色のついたその貢はどことなく神秘的なものに感じられた。

具体的なモチーフじゃないと何か不都合があるのだろうか、魔術とはある程度のイメージを持って使うものだと思うけれど…
そう思ったがそれこそが別の魔法、自分の作る魔法のスクロールなのでは?と考えた。

(何か、私の作るもののヒントになりそう)

「私の作る魔法のスクロールは読み上げただけで効果を発揮しますが、これはどうやって使うんです?」
上から見ても横から見てもどういう風に使うのかさっぱりわからなかった。
少なくとも文字らしきものは見当たらなかった。

日恵野ビアトリクス > 「普通の魔法のスクロールだと万人に使えるように加工されて
 販売されたりもするけど、
 ぼくのこれは自分にだけ通じる符牒みたいなものだから、
 多分そうはいかないだろうね」

(別の先端の細い筆を取り、紫の補色である黄色を
 さりげない形で差していく。
 淡い水彩の紫がより引き立ち、深みが増した。
 納得が行ったように頷く)

(問いには、どう答えたものか宙に視線を彷徨わせて言葉を探して)

「ええと。スクロールでもキャンドルでもワンドでも、
 魔法の道具というのは自分のイメージを補強するためにある。
 自分で作った道具というのはその過程で強いイメージが付与されるんだ。
 だからこれを使うのに詠唱や儀式は必要ない。軽く念じればいい。
 ……これは単体で使うことを想定してないから、
 大した魔法は発現しないけどね」

(ふう、と一息。缶コーヒーを飲み干す。
 もう少し短く簡潔に言えたかな、と思いながら)

「……人に教えるのは難しいな。
 これ以上詳しく知りたいなら、なんか魔術学の講義を取ってくれ」

サリナ > (相反するような、でもお互い強くなったような…)
神秘的な色合いの紫に黄色を足されるのを見て、対照的な二つの色の組み合わせだな、と思った。
しばらくスケッチブックに目を移しながら言葉を聞いていた。

イメージの補強という考え方はわかる。書いた文字の読み方が本来のものとは正しくなくても自分がそれはそれと知覚できればいい。
それがこの絵に当てはまるんだろう。言葉にするのはむずかしい気がしたが


「それがあなたの魔術、なんでしょうね。私にはその絵を見てもよくはわからないけれど、あなたは自分の描いた絵に感じる所がある」
頭の中のイメージをそのまま引っ張るのがこの人の魔術、なのか
…実際に披露された訳ではないので憶測に過ぎないけれども

「…いえ、長々と聞いてしまったようでごめんなさい。そろそろ行きますね」
ちょっと色々と聞きすぎただろうか。少し、目の前の相手が怒っているような気がしてきてそろそろ立ち去る事にした。

日恵野ビアトリクス > (細い筆で色彩が滲む縁を整えていく。
 このページの完成は近いようだ)


「……別に謝る必要はないが」

(相手の反応に、誤解させたかもしれないな……と思う)
(別に怒っているわけではなかったが、
 人に説明をすることが得意ではないことと、
 愛想がよくないことからそう思わせてしまうことは多々ある)
(……ということは彼自身わかっていたが、
 いつものことなのであえて訂正する気にもならなかった)

「まあ……もし機会があればこれを使った魔術を見せてやるよ。
 成功すれば大したものになるはずだから」

(再びスケッチブックと筆に視線を落とし、意識を集中させはじめた)

サリナ > 「はい、その時は是非…それではお邪魔しました」
大したものになる。どういった類のものか全くわからないままだったが、あの絵がそのまま具現化するのであればきっとすごいものになるんだろう。
振り返って返事をして、そのまま歩き去って行った。

ご案内:「常世公園」からサリナさんが去りました。
日恵野ビアトリクス > (おざなりに手を振って、その背を見送る)

(……つまらない作業だが、人と喋ったら、少しは気も紛れた)
(しかし、こんなことばかりやっていると
 絵の描き方を忘れてしまう……
 そんな気もしてならない)

日恵野ビアトリクス > (スケッチブックを閉じる)
(気が付くと日が落ちかけていた)

「……まあ、こんなところで間に合うだろう。
 多分」

(ひとりごちて、道具を片付けて
 公園をあとにする)

ご案内:「常世公園」から日恵野ビアトリクスさんが去りました。
ご案内:「常世公園」に葵 桃花さんが現れました。
葵 桃花 > 「」
葵 桃花 > (間違えて落ちちゃったの
葵 桃花 > 元気良くかけてくる少女
「桃花いっちば~~ん。 
やっちゃんとかなちゃんランドセルおいてから来るっていっていたけど、何時ごろくるかなぁ」

きょろきょろと、あたりを見渡す用にかけている少女

(あっ、今日は誰もいない。 こんなに広い公園一人占めって凄く気持ちイイの)

葵 桃花 > (少女は駆けて行く。 この公園でも、子供たちの中で人気のあるすべり台へ)

「えへへへ~ 今日は何度も滑れそうなの。 男の子たちがいると、すべり台のぼってくるんだもんっ」

ミニスカートなのも気にする様子もなく すべり台を登り、頂上に登ると左右を見渡す

「やっぱり、高い所だときもちがいいねの♪。 やっちゃん達も早く来ればいいのに」 (彼女の友達がいる家の方を眺めるが友達はまだ来る気配はない様だ)

葵 桃花 > 「よ~し。 一杯すべるぞ」

とスカートを気にする事もなく少女はすべり始める。

きゃっきゃと嬉しそうな声をあげて滑る少女

楽しい時間もあっという間に終わり、滑り終えて、砂場に尻もちをつく

「男の子たちがいないと凄くはやいの♪」
興奮気味に顔を赤らめつつも、お尻についた砂を払う事もせず
もういちどもういちど~ とうきうきと少女はすべり台の階段の方へ駆けていく。

葵 桃花 > やっちゃんと、かなちゃんと待ち合わせている事も忘れたかの様に、何度もすべり台と戯れる。

「わぁ~~ わぁ~ きもちい~~ 」
彼女のツインテールの髪が風に踊るように揺れ動く。
そして、何度かすべり台で遊んでいる最中に、速度が速すぎたか着地に失敗し思い切りお尻をつぶつけたようだ。

「いたったたっ……」
うぅぅぅ~~ 涙目になりながらお尻を抑える。

ご案内:「常世公園」に風間蒼介さんが現れました。
葵 桃花 > 「お尻すごく痛いの…… うぅ~ん 今日はすべり台は辞めた方が良さそうなの」
砂場で何度かお尻を抑えるように呻きながらも、砂場で遊び始めるように動き始める

「誰もいないのならスコップとか持ってくればよかったのっ」
と小さくつぶやきつつ 砂場で穴を掘りつつ、小柄な山を作り始めて行く。

そして、バケツを片手に近場にある水飲み場に行く。
水飲み場で水を組むと重そうに両手でうんしょうんしょと声をかけながら歩いていく。

風間蒼介 > (先日の戦闘後、面倒を避けて離れたが何らかの痕跡があれば と足を運んだは良いものの、闘争の跡は綺麗さっぱりと拭い去られていた
 果たして町内清掃同盟の手腕かはたまたご近所ゴミ拾い旅団の仕業か、空想上の集団が実在したらどうしようかと思えるほどに跡形も無く
 どちらかというと視線は常世では珍しい元気に遊びまわる子供の姿の方へ、あ、転んだ…というか、ぶつけた)

えーっと、だいじょうぶでござ……るか?
(声をかけようとしたのもつかの間、そこには元気に走りまわる幼女の姿が
 後に残されたのは幼女に対し声かけ事案発生カウントダウン中の忍者であった)

葵 桃花 > 「あっ、大丈夫なのっ。桃花強いもん」
(バケツを持っている少女はそう答えるが若干、目は真っ赤に染まっているようだ暫く泣いていた様な瞳であった)

「お兄ちゃん、やさしいの~ そうだ~ おにいちゃんあそぼうよ~」
とにこにこと笑いつつ少女は問いかける

風間蒼介 > はぁ…そうでござるなあ
強い子でござるな嬢は
(このタイプには覚えがある。この島に来てからではなく故郷の里で
 ここで否定かませば間違いなくこじれる
 ゆえに素直に認め……)

へ?遊ぶ?いや、ちと警戒心というかその辺の大丈夫でござるか!?
路地裏どころかその辺の石めくったら修羅がこんにちはしそうな界隈で君は天使か何かでござるか!?
(無邪気さは時に純粋さゆえに攻撃力を持つ、今がまさにそれであった)

葵 桃花 > (凄くおっきになお兄ちゃんなの? おじちゃんなのかなぁ?)
とは思ったものの、少女は一人より二人で遊んだ方が楽しいかなぁと思ったようだった。

二人だと色々とやれる事もある。特に大人の人がいるとおままごととかも楽しそうだ。 

「警戒心?? 何だろう?それ聞いた事が無いの」
(バケツを砂場に降ろしつつ少女は少年を見上げた

「石をめくったらしゅら!?・・・ あっ・・・・あの虫さんの事をしゅらっていうのかなぁ?」

風間蒼介 > あー、知らない人に付いて行ったら…いや付いて行ってはござらんなぁこれ…
(あ、これルールの穴をすり抜けて拙者だけ被弾する場所に居る系のアレでござるなと忍者状況判断完了)

まあ少しくらいなら大丈夫でござるよ、拙者も暇してる身でござるし…
あー、それは修羅ではなく別の生き物でござるなあ…つっついたら丸くなる奴とか好きでござるなあれ
逃げるのあきらめてるスタンスとか
(しゃがみ込んで視線をあわせ、まあ良いかと現状を受け止めるスタンスで)