2015/08/22 のログ
アーヴィング > ああ、まあ俺はもう帰れねーけどな
そういうっつー事はお前さんも他所から来たクチ?
(帰れない、という言葉はあっけらかんと口にする
 強がってる風でも諦めている風でもなく、ごく自然に)

そーゆー事、まあ島全体覆うような大魔術なんざそうそう破綻はしねーだろうけど
術式で理解は出来るっつー状態でなら並行して見比べれば覚えやすいしな
言葉のニュアンスは…まあ話の流れで理解出来ねぇ事もねーけど、やっぱ地元の常識やら風土やらに根ざした表現は食い違うこともあるな
水が貴重な土地だったんで、湯水のように使うっつったら丁寧に扱う事だったしよ

そそ、こっちの社会って書類作る事多いだろ?その度に代筆頼むっつーのも、ほら
かっこわりぃだろ?
とりあえずテメェの名前とか住所とか、よく使う文字から覚えてこうって思ってな
(本を思い切り警戒する様子を見せられればケタケタと楽しげに笑い声をあげる)
       ストライクゾーン
野球?まあ…有効打撃距離つっても、アレだ昔は優秀な戦士だったけど膝に矢を貰って引退したらしいけどな
ああ、とりあえず…この本は封印しとくか
(と、ショルダーバッグにしまいこんでしっかりと封印する
 余談であるがイワーク教師は大変紳士的なのでアプローチは激しくてもなびかなければ距離感を守るので安全である、少なくとも物理的面では)

蒼穹 > そうそう、私も他所から。んで同じように帰れない。
(さらっと言ってたので聞き流してしまったが。)
ん?…帰る方法とか探さないの?
(ひと月前、ともすれば変わり果てた周りの環境やら目まぐるしく異能や科学や魔術が発展して
ヨソモノまみれのこの混沌とした世界から帰りたいと思うのが普通だし、諦めたりするわけはないだろう。
それで、一年くらい経って漸く馴染んでいくものだが…彼は、それが早かっただけか。)

そうだね、術式の御陰でずっと辞書見てる気分になりそうだし。
どれがどの言葉を使えばいいか、分かってくるとやりやすい。
そうそう、それだよ。風土や常識で言葉が変わる。
今私達が話してるのは日本って国の言葉がベースらしいんだけど。
日本語で言う「紫」って言葉は、フランスって国の言葉では色の違いから区分が沢山あるんだってさ。
逆に、フランス語では「蝶」と「蛾」の区別がないんだとか。面白いよね、言葉って。
「湯」「水」なんて、言い分けるのも日本語独特らしいね。
必要だから、個として認識されるから言葉も生まれるんだろう…って、何言ってるんだろうね。私。
へぇ…そう、水…か。じゃあこっちに来た時はびっくりしたかい?
実にこの丸っこくて馬鹿でかい地球の表面の7割は水なんだよ。海水って言ってしょっぱいらしいけど。

成程、確かに。社会ってそもそもそういう物だと思うけどね。
書類、契約、打ち合わせと面倒なことばっかり。でも書くって機会は多いと思う。
それこそ、自分の名前や住所なんか嫌と言うほど書くよね。ボールペンが憎いね…。
でも、代筆者ってかっこいいんじゃない?ほら、何かこう…上司みたいで。

ん?あれ、野球知らない?
へー、ああ、それ知ってる知ってる!ベンケイってやつでしょ!
それでこの、膝のここの部分だね。ここがベンケイの泣き所とか言われるようになったんだって。
(ひょいと片足を上げればさすさすとこすって見せて。)

うん、…その。焼却か焚本にでもしちゃいなよそれ…。
(苦笑いでその本の向かう先を見届ける。
彼がイワーク教師のストライクゾーンであることが、何となく察せられた気がした。)

アーヴィング > ん~まず門が消えちまったしなぁ…
故郷じゃ色々、やりきって、戦いの中で死んだと思ったらこっちに来てたんでな
なんか、死後の世界とか余生みたいな気になっちまったんだよなぁ…
んで、そしたら同郷の奴が転移してきたんだけど、こっちで数週間過ごしてる間に故郷じゃ20年過ぎてたんだわ、これが
時差が一定かどうかわかんねーけど……まあ、帰れても俺のしらねー場所になってんだろな
そんかわし俺の名前だけはしっかり残ってるみてーでなぁ
(空を見上げ、長い長い息を吐く
 一度、自分は死んだと思いこみ、それを受け入れてしまったせいもあるのだろう
 けど、それでも狂おしく故郷を求む気持ちが無いでもなかった
 しかし、数十年が過ぎ、知り合いが年老いて消えていく故郷に戻る事を思えば…辛い
 それに下手をすれば数百年が過ぎている可能性もある
 帰れる機会があるならばそれを選ぶだろう、だが、積極的に探そうという気分には、なれなかった)

それにこっちでダチも出来ちまったしなあ…
双方向に繋がるなら、まあ賭けてもみてぇけどさ

ああ、判るぜ
言葉の細かい意味とか難しい理屈はわかんねーけど
その土地で必要とされるもんはどんどん細かくなってくっつーのは判る
うちじゃ風に関わる言葉、色々あるしな
おう、驚いた驚いた
つーか陸地が水に漬かってるっつーのが一番驚いた

俺のとこじゃさ、陸地の端っこに行ったら空しかねーんだわ
空の中に島が浮いてて、人はそこに住んでた
ああ…故郷に対する未練はだいぶ薄れたが、空が違うのは、ちっと寂しいな
(と、空に手を伸ばすと、きゅっと握り締める
 どこまでも広く包み込むようだった故郷の空と違い、ここの空は、どこか遠い)

そーそー、何するにしても名前とか書けねぇとな…
いや、むしろ自分で書けねぇのがかっこわりーって社会だったからなあ…
社会的地位がある程度ある奴は自分なりの筆跡っつーので判別できねーとダメだったんだよ
まあ、大体の奴は自分の名前だけ凝ってて他は普通に書いてたけどな

おう、知らん
ベンケイ?そう、言うのか?
まあ確かにそこ思いっきり殴られたら泣きそうにはなるな…
(ふむ、と顎に手をやりじっと見る)

いや、まあ…借りもんだからな…
焼いて借り作んのもこえーし……な
(ふ…と、覇気の抜けた笑みを浮かべて)

っと、そういやまだ名乗ってねぇな
アーヴィング・ヴァン・オルブライト、故郷の名はレガリア、騎士やってた
(よろしくな、と軽く手を挙げ、ぴっと振って)

蒼穹 > …へぇ。満足してるんだね。良かったじゃん。
じゃあ、ここは概ね天国か地獄か…ボーナスタイムか胡蝶之夢か。
…いや、竜宮城だったみたいだね?こっちで数週間過ごしている間に向こうで20年。
本当の意味で宇宙旅行でもきた、そんな感じみたい…不思議だね。
色んな人見てきたけど、それでも、自分の同郷と会えるって、そう言うの良いよね。
戦いの中で死んだ、って、そう言い伝えられてるなら残るその名は名誉不名誉、
どちらだろう…あの世からこの世を見る時、そんな感じ?
で、名前も知らない私に話しちゃってよかったの?
(その息は溜息か、それとも。だが、彼の胸中は察することはできないでいる。
十分に戦って、満足したからもういいと、そう言っている様に聞こえた。
数十年前に戦死した、そんな彼が元の故郷へ帰ったら何といわれるだろうか。
彼の故郷など知らないけれど、この世界、この星には死んで生き返った者は神になる、なんて与太話もあるのだけれど。
時間は、ズレているのか、可能性を考えれば考える程、答えは見つからないものだろう。
戻ってみたら、自分がいた時と同じ時間だったという可能性も無きにしも非ずだろうけれど。)

あはは、成程ね。
残念ながら、門は中々つながらないみたいで。困ったもんだよ。
でも、転移荒野には可能性があると思うけどな。

そういう事。この世界でも嵐、竜巻、台風に色々とあるけど。
へー、じゃ水平線を眺めれば、海と空が交わらず、空と水が交わるんだね。
…でも、陸地の隅っこまで言って落ちたらどうなるんだろう。
そもそも、どうやって浮いてるんだろうね。賢者の石でも使ってたのかな?
見慣れた景色、ね。確かにそれが失われると寂しいよね。
戦闘中にこっちに来たなら、写真とかもないだろうし。
けれど、今日の日の、この世界の、涼しい色をした青色の空も、悪くないでしょ?
(青は遠い色、なんて言葉があっただろうか。手を伸ばしたって、空に届くことはない。
どんなに高い所へ行っても、青い空を掴むことは出来ない。彼のいた世界の空は何色だったのか。
漸く涼しさが出てきたけれど、まだまだ暑さを残した晴れやかな空を仰ぎ見ながら。
緩めた表情、無邪気な表情で同意を求める様な言い方。)

名前は大事。
ああー…そういうね。…うん?それってサインか何かと勘違いしてない?
筆跡鑑定とか鬱陶しい時代だけど。

…へー、野球知らないんだ。
折角公園なんだし、やってみるかい?なーんちゃって。…二人じゃ本格的には出来そうもないけど。
9人と9人でやるスポーツなんだけど―――。
(それから、この世界で知った体を動かす遊びの事でも一通り語るのだろう。)

そーそ、ベンケイね。人間の痛覚が集まってるのかな。
でも、一番やられて痛いし、泣くのは目だと思うけどね。流石に矢で目を射るのは難しそうだなぁ。
(目の下に手を宛がいながら、そこそこ物騒な話。)

あはは、…そ、そうだね。
先生だし、うん。ええっと、大人しく返却しておかえり願うのが良いかもね。
(悪戯を指摘されたかのような、細々と小さな笑い声。)

ん、あ。…そうだね、折角だし私も名乗っておこうかな。
蒼穹《ソラ》だよ。1年生。真面目じゃないけど風紀委員。で、一応破壊神やってるよ。
故郷は…どうかな、多分もうないけど忘れちゃった。
宜しくね、ええと…その、アーヴィング、でいいかい?それともオルブライトの方が良いかな。
それにしても騎士かぁ、御国の為にとか戦ってたのかな。
兎も角、これで名も知らないってわけでもないかな、あはは、こちらこそ。宜しくね!
で、宜しくついでにお隣座らせて頂いても良いかい?…ここ、よく来るの?
(自分指差しながら自己紹介、緩い敬礼をぴしっとしながら自己紹介を切って。
それから、返事を聞く前に背を向けて、その木陰のベンチへと。
文庫本で紆余曲折あったが、やはりこの席は良いものだった。)

アーヴィング > おう、死を覚悟して…そん代わし大事なもん全部守って
万々歳だ
転移そのものは事故だったけど、選んだのは俺だからな
だから…こっち来た時は死後の世界だと思ってたんだぜ?
(笑えるだろ?と、気負いの無い笑みを浮かべる)

あー…一応、アレだ…英雄…っつーの?
そういうアレで映画とかそういうのになって…なんかすげぇキャラになってた
俺なんだけど俺じゃねえような絶妙な……

あん?話されて聞く側が面白くねー迷惑だーみたいなパターンはあるかもしんねーけど
俺が話す分は俺に不都合なんざねーだろ?
(何か気を遣われたのだろう事は察しが付いたが
 その内容がよく判らず、目をぱちくりとさせて)

水平線…っつーやつはねぇな
どこまでもどこまでも空だ
空の底は薄雲が重なって、魔力的にも乱流があるみてーで観測はできねーんだけど
空の底には冥府がある、天蓋の向こうには神々の領域があるって信じられてんな
浮いてる理由は…エーテル、まあ魔力の風だな、あれと反応しあってるとか、精霊が浮かべてるとか、色々な説はあるけど良く判っちゃいねぇ

ま、こっちの空が悪いたぁ思っちゃいねーけどさ
やっぱ…遠いんだわ
包みこむように近くにあったから…どうにも、な
夜になると月は一つで、知った星座の一つもねえ
地べたで生活して、人と交わってりゃ異世界だなんて実感わかねぇけど、上見りゃどうしても意識、させられんだよなぁ…
けどま、綺麗なソラっつーのは…同意しとくわ
(ふ…と、息を吐くと。初めてどこか切なげな…何かを求めているという表情を浮かべ
 それを笑みの形にほころばせ、切り替える)

あー、いや、ちげぇちげぇ
故郷だよ故郷、俺んとこだと男ならちゃんと文字を書けねーと、自分なりの筆運びを持ってねーとって価値観だったんだよ
だから、こっちじゃ異世界人だから文字を書けなくてもって思ってくれても
俺が俺をかっこわりーって思っちまうのさ

はぁん…なるほどなぁ
飛んでくる球を打ち返すのはたのしそーだな
(高速で飛ぶ物体に得物を当てるのは得意分野だ
 まあ、思い切りぶち当てるという意味で得意なのであって、野球のような競技に通用するかというと怪しいところだが)

まあ、目やられたらなあ…視界の半分が失われるのはアドバンテージの喪失激しいわな
本能もガンガンに警鐘ならしてくるし…いっぺん決闘中にやられたけどきつかったわ
(と、こちらも実体験付きの物騒な会話)

ソラ…蒼穹、ね…そりゃいい名前だ、馴染みもいい
ああ、いい名前だ
って、破壊神…ってなぁ、また奮ってるねぇ、オイ
タメ口不味かったら言ってくれよ?一応、宮仕えの言葉使いできねーってわけでもねぇし
あと、俺も風紀だ、つっても自由度たけー代わりに保護も全然ねぇ契約の嘱託だけどな

おう、ヨロシクな
呼び名は好きにしてくれや、気安いのでいい

ああ、たまに来る
ここでダチが何人か出来たしな、巡り合わせがいいんだよ、ココ
今日も1人増えた
(揃えて伸ばした人差し指と中指でこめかみをこするようなゆるい敬礼を返し
 座ろうとするなら背を向けた間にパッパッと手でベンチの上を払い、座り終えてからドーゾ?とふざけた調子ですsめ)

蒼穹 > あはは、良いじゃん。やること全部やれて、満足してるならそれも一興だよ。
ただまぁ、尚ももっと、って死後の世界でも求めちゃうのが普通だろうけどね。
良いじゃん、英雄で。
ま、多分そういうのには尾鰭がついて、誇張されちゃうのが何処の世界でも然るべきなんだろうけどね。
キミがキミならいいんじゃない?自分の定義なんて微妙だろうしさ。
それに、曰く死後の世界みたいな所だし、そんな映画も見れないだろうから。
英雄って、それだけ誇っていればいいんじゃない?にしても英雄…かあ。

あはは、そんな事はないけどね。話すことが好きだし。
そうだね、いやなに、距離感ってそういうもんかなーって、そう思っただけ。
(割と、目付きのそれを除外すれば親しみやすいと言う印象もある。
歯に衣着せぬとでもいうか、そんな感じ。)

うーん、成程。色々と不思議な世界だね、この世界と比べれば。
魔力的で、説明がつかないことも多い様なことばかり。

そうだろうね、大陸が、島が、空に浮いてたんだから。
辺り一面空になってたんだ。…そんな所でも星が見えるのは、驚きだけど。
天体望遠鏡でも使えば、星もみえるんじゃないかな、きっとそれでも知ってる正座なんてないだろうけどね。
引っ越した、みたいな感覚じゃないよね、やっぱり。私はまぁそんな感覚だったんだけど。
世界を転移するのは始めてみたいだし、ううん。
空が近くにあって欲しい、かな。…?
(やっぱり、故郷に未練があるのだろうか。
故郷の景色、故郷の空に。切なさを露呈した表情は、
先程の物言いとはズレがある一方、どうしようもないとでも言っているようにも見えたが。)
ああ、そうそう、時計塔には行った?あそこも良いと思うよ。空には程遠いけど、ね。
(笑って付け加えるのだった。)

うん?
ああ、そういうことなんだ。…価値観ってやつだね。
プライドみたいな。騎士の誇りとでもいうのかな。…かっこよさに拘るんだね。

そうそう、そういう事。
ま、二人だとやっぱり厳しいけど、投げると打つだけならやれそうだね。
…ボールもバットもないけど。
(両手を横に、手持無沙汰なアピール。)

あー…それはキツい、人の体って中々不便だよね。
っていうか、その決闘負けなかった?絶対それ不利ってレベルじゃないと思うんだけど。

いやはや、この名前は自分でも気に入ってるしっ。
ま、破壊神には生きにくい世界だよここは。ただまぁ、こうやって気さくにお話しできる人がいるってのは良い事かな。
ああ、大丈夫大丈夫、寧ろ気安く話して。…ん?ああ、最近入った嘱託の風紀委員ってキミだったのか。
よろしく。あ、後一応私刑事課所属。今後何かあったら一緒に仕事、するかな。

ん、じゃあヴィングとでも呼ばせてもらおうかな。長いし。

へー、そうなんだ。それでなくても涼しいけど、お友達が出来るってのは羨ましいな。
あはは、誰の事?
(そのまま、座った体を横にひねりながら問い掛ける。楽しそうに。)

アーヴィング > おう、まあその辺は満足してっけどな
あーそうだな、こっちは地元よか飯がうめぇから、その辺は求めていくぜ?ガツガツってな
(ハッ、と自分の冗談を自分で笑い飛ばして)

あー、なんか俺が全く知らない必殺技が得意技になってるらしいな…
あと、めちゃくちゃ爽やかで礼儀正しい熱血漢だそうだ
しかも知り合いが面白がって尾鰭つけた形跡がある

まあ、とはいえ俺の戦いが語り継がれてるのは嬉しいね
誉れだ、誇りだ、それにゃ違いねぇ

あー、そか?
俺その辺思うままにやっちまうからなあ…
(顔見知りとは言え、自分とこの大臣にハゲて来たな、って言ったら三日ほど引き篭もってしまったのは我が国のプチ事件だ)

こっちの視点で言うと、魔力に親しい世界って感じになるのかね?
妖精の舞う空に俺達は居たんだ
秘境には龍種の王族が居て、魔獣なんてもんが生存圏脅かして…
ま、懐かしいし、思い出せばやっぱ…色々と思う事もあっけどよ

根っこ張ろうって思うくらいにゃ、ここも気に入ってる
空は遠いけど…手は伸ばせるんだしな

おう、行った行った、あそこは比較的空に近いし、いい場所だ
視線下ろしたら海が見えちまうのは…あー、ちっと、落ちつかねえけど、な
(さすがに、海を見ると恐怖感を掻きたてられる、というのは気恥ずかしくて口に出来ず、苦笑を浮かべて)

おう、騎士なんてもんはかっこつけてなんぼだからな
かっこいいから、こいつが居れば大丈夫、こいつに任せれば安心だ…って思わせてくれんだ
ま、騎士じゃなくてもかっこつけてぇもんだけどな、男なんざ

説明聞くかぎり、球拾いに行くのがめんどくさそうだな、その一対一は…
(いや、それを取り逃さないように飛んだり受けたりするのも楽しい…のか?と首をひねり)

いやいや、まあ俺がやりあった中でも上から何番かっつーくらい強かったけど、勝ったぜ?
こう…死角に飛び込もうって動きを逆に誘ってだな…
終わる頃にゃ失血でちとヤバかったけど
(と、自分がいかに相手の狙いを外したかなど身振り手振りと擬音を交えて話す
 堅実に勝機を積み重ね、積み重なって確率上げた上で賭けに突っ込むような内容で)

空に蒼穹にっつーのは、俺達にとっちゃ信仰にちけーからなあ
神様でそういう名前っつーのは、こう、響くもんがあんな

お、なんだ知ってんのか、つか話題になってんだな
まあ出会ったらよろしく頼まぁ
って、面白ぇ略し方だな…世界が違うとそういうちょっとした感覚的なもんまで違って面白ぇな

よろしくなソラ
……って、名前交しあって、こうやって話しこんでんだ
ダチでいいだろ?
(な?と馴れ馴れしく、子供のように笑って)

蒼穹 > ああ、成程ね…、ここってさ、結構なんでもあるよね。
因みに、どんな食べ物が好き?私はねー…お寿司!
(冗談とも思わず、結構食事の話には食い付いて。)

…なんだそれ。
あのそれは…良かったのかな。
ううん、微妙だね。でも、まぁ、悪く言われるよりましだよ!

いいんじゃないかな、率直で素直。とっつきやすいと思うよ。


ん…こっちはこれまで魔力も異能もなかった世界だそうだからね。
へぇ…それじゃあ、魔物…っていうか、魔獣とか色々居たんだ。
ファンタジックって感じ。…兎も角、思い入れはありそうだね。

伸ばせる手はあるだけいいよね。
ま、嘱託委員に騎士って言うのもあるけど、手は大事にしなよ?
手をなくしたら、握れるものもなくなっちゃうからね。余計なお世話かな?

あー、行ったんだ。良いよねー、ほんと、あそこってさ。
そういえば、水はないせかいだったら…確かに落ち着かないよねー。
海にはいった?最近海開きしたんだって。
(さて、彼の恐怖感はいざ知らず、夏と言えばという話題を振りながら。)

あはは、騎士で英雄なんて凄くかっこいいもんじゃない。
男の子だね、誰も彼も。…皆、思春期の男の子ってのはそんなもんかな。
生き生きしていて、希望に溢れてて、かっこつけたいって思えるだけで、
それが輝かしくも見えるかなぁ…なーんて、ババアくさいよね。

そうだねー…明後日の方向に飛んで、叢とか木の中とか入っちゃったら最悪だと思う。
そうそう、だから気合入れて守ったり!とかね。
ま、今度機会があったら、なんてね。といっても、人間の作った遊びだし、
私ら異邦人の枠で楽しめるかどうかも難しい。人間180km/hの球が限界みたいなんだけど、
普通に異邦人だったら200,300越えられるよね。超次元野球とでも言うのかな?

へー…でも、それでもかったんだ。
騎士って大変だね、死ぬか生きるか、勝負の中に生きてる。
そんな、上手な動きも戦いの中で培ったんでしょ…お互い傷つきながらね。
生きてるだけ儲けものじゃん!…キミにとっては、死んでるつもりかもしれないけど。
(話を聞く限り、手練れの騎士であることが分かった。嘱託風紀委員としても受け入れられるわけだ、と。
彼の元いた世界では、相当苦労していたのだろうか。それとも、戦いさえ楽しんでいたのか。
詳しく語られたその戦況は、切迫している様に思える。)

あはは、そうなんだ…青空信仰。
まぁ、でも私はありがたい神様なんかじゃなくて、既に堕ちた悪鬼魔神…邪神の類だからね。
その辺言っちゃうと水差しちゃいそうだけど。

ん、いやBBSでチラッと名前見たからね、
そのついでに。うん、ま、そのかっこいい背中、頼らせてもらうことにするさ。
…いやぁ、略し方思いつかないんだ。
アーヴィって何か微妙だし、アーヴィンだとじゃあグも言えよってなるでしょ?
だから、ヴィング。良いよねっ?

あはは、勿論!
これから、仲良くしてよね、ヴィング!
(無邪気に笑い返せば、己もまた子供の様に見えるだろうか。
こうして、公園での日常の一コマは、今しばらく、昼時が終わるくらいまで続くだろう―――。)

アーヴィング > 寿司…寿司かぁ
魚生で食うってか、でかい魚を食うってのが精神的にひっかかんだよなあ…
俺が知ってる魚ってこんくらいなんだわ
(と、鮎より少し小さい程度を指で示して)

あ、俺はアレだな、焼肉
(そしてこの男の好みはシンプルだった)

なんか…腹立つくらい爽やかでかっこいいのな、20年後の俺
でも言ってる事の意味合いなんかはしっかり骨子外して無い完成度なのが逆に腹立つ
貶めてるわけでもなく盛ってるだけだしな…

あー聞いた聞いた、魔獣もいねーってんだから平和かと思ったら戦争はえぐかったり、まあ色々あんよなあ…
おう、龍なんかも居たぜ?あと理性も知性も無いのを竜って呼ぶんだがそいつとはやりあったりもしたな
ま、命を賭けられる程度にゃ、思い入れはあるな
(へへ、と、どこか誇らしげに、冗談めかして笑って)

……ああ、そうだな
この手は短くて、二本しかなくて、掴めるもんは少ねぇかもしんねーけど
何かを掴み寄せられる…大事な手だ
ありがとよ、余計な世話かもって思いながら、そいつに必要な事を言ってやれるのは…イイ女、っつーんだよ
(もう一度、ありがとな、と伝え、キュッと拳を握り、頷いて)

あー海な、行ったけど…やっぱ落ち着かねぇわ
底が見えねぇからどこまでも沈んで行きそうで…しかもなんでうねってんだよ…っつーな?
(その光景を思い出せば、それだけで妙に不安な気持ちにさせられ、眉根を寄せる)

ああ、かっこいいよなぁ、騎士っつーのは
だから憧れる、だから誇りに思える
思春期っつーにはちっとおせーけど、ガキみてぇに馬鹿な夢は…持ってたいもんだな

ババアって…いや、神なんつーなら長生きかもしんねぇけどさ
言われねーと落ち着いた女だってくらいにしか思わねーよ
(ピン…と、指で宙を弾いて肩をすくめて見せ)

やるにしても能力の加減どこまでやるかだな…
俺やろうと思えば打たれた球よか速く空飛べっし…
撃墜ありなら…いや、それもう別のゲームだな…
(と、真剣に考えれば真剣に考えるほど超次元になっていく野球風景
 たぶんそれで一番大変なのはキャッチャーだろう)

大変かもしれねぇけど、戦う才を持って生まれて、戦う意思を得て選んだ道だしな
そのために色々な奴に支えられてるわけだし
守るべき物のために体張れるっつーのは、誉れだ

あ、いや勘違いすんなよ?やりきったっつー意味でいっぺん死んだ気分になってるだけで
今も俺は生きる事を十分、楽しんでるつもりだぜ?
じゃなきゃダチ作ったり、勉強したりしねーって
(な?と拳で胸を叩いて、唇の端を吊り上げて笑い)

ん~良く判らんねーけどよ
お前が悪魔だろうが邪悪な神だろうが、俺が知ってんのは俺の目の前に居るソラだけだ
だから俺はそれで判断する、お前は気持ちのいい奴だ、そんな奴がソラって名前なのは似合ってるって思う
そんだけの話だろ?邪悪な事やらかしたらそん時に考えらぁな

まあ確かに略しにくい名前だよなあ…つーかグつけんのめんどくせぇってアーヴィンって呼ばれる事はあったけどな
ま、なんだ、付けて貰った名前だ、ありがたく受け取るよ

今後ともよろしくな、ソラ
(なんだそんな顔も出来るのか、どこがババアなんだよ、と頬を綻ばせ、笑みを返し
 故郷の話や、この辺の美味い飯屋などとりとめの無い話を続けて…)

ご案内:「常世公園」からアーヴィングさんが去りました。
ご案内:「常世公園」から蒼穹さんが去りました。
ご案内:「常世公園」に錐葉 咲さんが現れました。
錐葉 咲 > 「あァ・・・、暑いっての・・・」

蒸し暑さに苛立ちを覚えつつ帰り道の通りがかりの公園、
気だるい眼と声が零れ落ちる、
二本の刀は常に腰に携えポケットに手を突っ込み何ともガラの悪そうな歩き方、
途中の自販機に差し掛かりその前で足取りを止める。

「たまにはいっかァ・・・最近こーゆーの飲んでねェし。」

自販機にコインを投入、
炭酸飲料を選んでボタンを押した。
ガタンッ、という音を立てて出てきた缶ジュースを手にとり
近くにあった空いてるベンチへドカっと大きく腰を下ろす。
購入した缶ジュースを空けて一気に喉を通す。

「ん・・・・・、あ゛ぁ~・・・、ッハハ、良いねェ、ほんとスカッとするわ・・・。げふ・・・。」

女の子っぽさの欠片もない声とガサツっぷり、おまけにゲップまで。
まだ半分以上入ってる缶をベンチにおいて、
ベンチの背もたれに思いっきりもたれた。

錐葉 咲 > 「ポテトチップスありゃ最強だな・・・買ってこりゃよかったっての」

ベンチに置いた缶ジュースをもう一度手に取り飲む。
ふぅー、という息と再びゲップ、足を組んで大きく一度伸びをした。

「・・・今戻ってもうるせーからなァ・・・。」

寮の事だろう、夜とはいえ多少の賑わいがあるだろうと予測、
五月蝿いところや人ごみはあんまり好きじゃない様子、
時間つぶしといったところ、もう一度ジュースを飲んでは空っぽになる。

「うまかった、っと。」

右手に持った空き缶を握り潰す、
拉げた缶を自販機近くにあったゴミ箱へと放り投げ見事に入る。

「ははッ・・・、運いーじゃん」

錐葉 咲 > 「何にもおきねェもんだねェ・・・。
何処かで一悶着おきてもわるかねぇのになァ」

ベンチから立ち上がり、
ふぅーっと深いため息、

「退屈な世の中になったモンだ。
これがへーわボケってやつかねェ。っはは。
もーすこししたらかえるか。」

そろそろ寮も静かになってくるころだろう・・・。
少しだけストレッチして帰る準備を始めだした。

ご案内:「常世公園」に蒼穹さんが現れました。
蒼穹 > (夜。蒸し暑さ…残暑というべき嫌な暑さの漂う公園はしかし、
日光もなく、影が差していて。汗ばんだ体に吹き付ける微風はそれはそれは心地良いものではないだろうか。
夜にこの公園を散歩していたのは、つまり一言で言えば気紛れだった。
のだが。)
来てみる…ものだねぇ。
(昨日今日と、続けざまに柄の悪そうな人が先程まで己が良く座る便利の良いベンチに座っていた。
しかも今日は何と、帯刀しているというおぞましいオマケつき。
別に怖くないけれど、公園で絡まれるのって、ちょっとアレな気がする。
といっても、こういう人に限って気持ち良い物言いをしてくれる人が多いのだが。)
…あ。
(立ったっぽい。…このまま帰るのだろうか。
いや、運動し始めた…?
ともすれば、そちらを見遣った観察的な目が、彼女の目と合うかもしれない。)

錐葉 咲 > 「ん・・・っし、さてと・・・?あァ?」

腰をぐい、ぐい、っと回してストレッチし帰ろうとした所、
視界が90°回ったその瞬間此方を見る一人と眼が合い思わず柄の悪さがにじみ出る声がこぼれる、
足を回して其方の方へ体を彼に対して正面に向けて、

「何、あんた。あたしになんか用?」

じとっとした気だるい眼差しと声を其方に向ける、
青白い瞳でなんだか不思議そーな奴だなとか思いながら様子を伺っている。

蒼穹 > …?!
(あれ、これはまた私は睨まれているのだろうか?!
向けられた目は、柄の悪さも相俟って己にはその様に見えた。
昨日今日と来て、中々に運がない。…服装的に、運動していたのだろうか。)

い、いや。…別に、ないんだけどー…。まぁいっか。こんばんは。
良い夜、だね。なーんちゃって。…トレーニングの邪魔しちゃったかな?

(一人半笑いにて、おずおずと答える。
公園に剣士が居るとは思わなかったが、…何とも、男っぽい喋り方。
女剣士といえば、皆こうなのだろうか。)

ご案内:「常世公園」に錐葉 咲さんが現れました。
錐葉 咲 > ジトッとした眼差しは彼女をずっと見つめる。
まるで睨みつけてるよう。
ぎこちない返事を受け取り小さくため息ついて

「良い夜だァ・・・?ジメっとしててあっついし、あたしはクソみたいな夜だっておもってたけどなァ・・・。」

後頭部に手を回して頭をかく、
失礼なのだが内心変な奴とか思ってたり。

「いーや、トレーニングっていうか・・・、サボり?
ほら、女子寮とかウッセーし静かになった頃に帰ったほーが楽だろ・・・、
それに、トレーニングとかあたしのガラじゃないって言うかァ・・・、
あんたこそ、こんな時間まで何してたんだっての。」

心底帰るのが面倒なのか、
けだるさの上に嫌気さえ見える表情を作る。
こんな時間にいる彼女も彼女、
同じような質問を返してみた。

蒼穹 > あっはは、そう言う考え方もあるね。
いやなに、だけどさ、ここって必ずしも同じ感性を持ってる人がいるってわけでもないでしょ?
もっといえば、そもそも人は人でも大分違うからね。
「ジメっとしててあつい」っての方が好きな人もいるんだよ、きっと。私はどっちでもいいけどね。

(尚、変な奴という考えは多分間違いではない。変な奴といってもこれまた色々いるのだが。)

うーん、そういう事か。…馴染めないのかい?女子寮。
…ああいや、私はただの暇潰しさ。

(この喋り方に、何とも睨まんばかりの眼差し。
あまり好意的とは言えないが。己も失礼ながら友達少なそうだなと思った。)

そうだね…もし、寝れずに、眠気も感じないなら、キミはどうやって夜を潰す?

(閑話にも見える脱線話を一つ。)

錐葉 咲 > 「人それぞれってね・・・、まァ、確かにそのとおりだなァ。」

変な奴、とか思っているが今現状悪さをするような感じには見えない、
空いた両手をポケットの中に突っ込んで姿勢を崩す。

「馴染めないねぇ、ほら、なんつーか。
ああいう女の子っぽい会話とかできねーっての。
ま、馴染めてないからって寂しいとかいう考えもないけどね・・・あァ、あたしと一緒か。」

ちょっと変わったしゃべり方だな、と頭の中で思ってる、が、
自分のことを棚に上げてるなぁ、とも少し考えたりする。

「んなこといわれてもなァ・・・、あれだ、あたしは外に出て・・・、あー、・・・、そうだなぁ。こうして気分転換しにきてるってね。・・・、あんたは?」

何かをいいそうになったことを途中で止める。
暫く思案してからの答えを紡いで、彼女へと同じ質問を返す。

蒼穹 > そうそう。…ま、深く考えない方が良いさ。
悪い夜か良い夜かなら、良い夜の方が良いに決まってる。
確かにさ、暑苦しくて、鬱陶しいだろうけど、たまーに。こうして。
(夜風、微風。小さな音を立てて暗闇の中の公園を吹き抜ければ、残った暑さを一瞬だけ忘れさせてくれる。
ひゅおお、と聞こえるか聞こえないかも分からない、そんな音の風が戦ぐ。)
…風が吹くのは、気持ちいいでしょ?
(なんて、示し合せの様に同意を求める。)

ああ、…あはは、失礼だけど、確かに女の子っぽい会話は出来そうじゃないかなぁ。
あらら、孤高ってヤツ?そういうんだからダメなんだって。
いつか寂しくなっちゃうよ?余計なお世話かな。…あれ、じゃあ奇遇だね。

(といって、夜に公園をうろつくならそれくらいが理由なのだろうが。
然し、何故に腰に剣を携えているのか、それが分からないのだが。人それぞれ、と言ったところなのだろう。)

…?私も、かな。
こうやって暇潰しに来てると思うよ。

(言いかけて止まったことには不問とした。何かを誤魔化した気もするが…、初対面の人にずけずけ聞く程でもなかろう。
眠れないなら、と、こうして暇を潰しているのだ。)

錐葉 咲 > 「随分と前向き思考だねぇ、あんた。ま、そーゆーのも悪くわない、か・・・、風がふきゃ気持ちいいか気持ち悪いかっつったら、気持ちいいっての。」

腕を組んで再び彼女へ視線を向ける、
気だるげなまなざしは生まれつき故変わらないが・・・。

「だろ・・・?あたしみたいなのは、あたしみたいな境遇が一番あってるってね。
っはは、寂しくなったら話し相手にでもなってくれるってか。
余計なお世話じゃないねぇ、人から意見をもらえるってありがたいことだからなァ・・・。」

彼女の答えに冗談交じりの笑みを添えて返す言葉、

「思うよって、はは、自分でも曖昧ってか。
・・・まー、ロクでもない理由じゃなけりゃいいってとこかね」

深入りした質問はこなく内心すこし安心する。
心の中で安堵の息をついた。
もし口にしてしまい彼女が戦いに身を投じる存在だったとしたら・・・。
思案はそこで中断した、結果なんともなかったのだから。

「・・・、まぁ、あんたのいうとーり、良い夜。かもしれないねぇ、こうやって会話するのもわるくねーな。」

蒼穹 > …後ろ向きで何か得なことあるのかい?
そういう事。ま、のんびり生きていくのが良いのさ。

(真っ黒な瞳は気怠さやガラの悪さも相俟って、睨みつけている様で、虚ろにも見えた。)

キミの境遇なんざ知らないけど、ま、キミは良く言われる"普通"ってのじゃなさそうだね。
そうだね、話すのは好きだし。寂しいのは嫌いだし。…意外に素直なんだね。

(否定されるかと思っていたけれど、逆にありがたがられるとは…予想外。)

…いや、じゃあ肯定しようか?こうやって暇潰しに"来てる"。
さっきも言ったけど、色んな種族が居てね。私は性質上睡眠が必要なかったりするんだ。
別にねることや休むことはできるけど、眠気を感じないっていうのかな。
そういう存在なんだよね。あ、…因みに聞くけど、キミは人間?

(彼女が何を考えていたかなど、勘ぐる余地はない。
理由は先述したとおり。今の御互いの距離感とは、そんなもの。
といっても、馴れ馴れしい方の己はまたきっかけがあったら、
彼女の安堵を壊すかもしれないけれど、それは別の話となろうか。
ゆっくりと、先程彼女が立ち上がったばかりのベンチに足を運ぶ。)

あはは、そういってくれたら嬉しいなー。
私も、暇してたしさ…丁度、良かったよ。…どう?もうちょっと続けて御話していくかい?
(それから、ベンチ腰かける。そうして、彼女の方へと、座り直しなよとでもいうかのように、視線を宛がう。)

錐葉 咲 > 「いいことはないねぇ、っていってもあたしは後ろ向き過ぎる思考は持ち合わせてないけどなァ・・・。そーだね、楽にいきて行けたらそれが一番だっての」

この彼女の意見にいたっては同意といったところ、目を瞑る相槌をうってこたえる。

「よくいわれるフツーってのにはあてはまらないだろーねェ。
はは、そこまで捻くれちゃいねーっての。
・・・あたしは話すのは嫌いじゃないし、寂しいのは好きじゃない、ま、考え方の違いか、意味は一緒だってね。・・・意外だろ?
あたしもそー思うよ。」

なんだか変な気分だった、
それはたぶん彼女も普通じゃないのだろうなと勝手な予想を立てた。

「便利なのか便利じゃねーのか、よくわからねーな。
眠気を感じないっつーのはキツそーなきがする、
けど、あんたにとってはそれがフツーってとこかねぇ・・・。
そりゃー夜暇になるのもわからなくはない・・、かな。
あ、あたし?、あたしは人間。
単純に夜型だから眠気は何時か来るっての。
そういうあんたは人間じゃないってとこかねぇ。」

たしかに瞳の色も人間離れしてる。
然しカラーコンタクトと呼ばれるものが存在する今の時代、
外観だけでは人間かそれ以外か、
どちらか判断はつかなかった。

「そーだね、あたしはぜんぜん時間あるからなぁ・・・。
じゃー、暇つぶしにつきあってもらおーかなってね。」

彼女の提案を受け取りそれを受け入れる。
彼女の座るベンチの開いた場所にどかっと座り背もたれにもたれた

蒼穹 > そういう事。楽しく生きられれば、良いじゃん?
生きることを苦痛にしたら、やってられないだろうから、さ。
…あはは、どうだか。ああ、そうそう…時計塔に言ったことはある?あそこなら、もっと良い景色が見れるかも、ね。

(夜の空、暑苦しいけれど、その分晴れ渡り、雲間にある星は、いつもよりも煌めいているか。
それにしても、随分と同意してくれる。こう言った人物は大体意見が対立しがちなのだが。)

へー…そうなんだ。意外ってわけでもないよ。
人間の、生命の心を持つ者は、誰だってそうだよ。話すのが好きで、寂しいのが嫌い。私もね。
…じゃあ、女子寮でわいわいやればいいじゃん?

(予想通り、己は普通ではない。
だけれど、この学園に普通などあってないようなものだ。
ああそういえば、普通の女の子を思わせるあの子は今頃どうしているかと考えが過る。
少し、憂鬱な気分になった。元気だったらいいのだが。考えても仕方ないと、すぐ首を小さく左右に揺らして。)

寝る必要がないんだよね。
ああ…何想像してもらったら良いかな。機械みたいなもの。
休むことなく動き続けられる動力がある。けれど、寝たいと思ったら寝れる。そんな感じ。
そうそう、そういう生き物だから、それが普通なんだよ。
…私は、そうだね、人間って括りじゃないと思うけど、概ね見ての通り人間、さ。

(ほらほら、と見せびらかす様に己の腕を指差し、顔を指差す。
不自然な程の青色は、確かに人間とは少し違った印象を与えるのかもしれないが。
体の表面の作りは、極々人間のソレに似ている。)

あれ、気前良いねっ?やったね、じゃ、お話していこうか。
どうせ私も暇だしさ。…ああ、ええっと。
御名前聞いても良いかな。私、蒼穹《ソラ》って言うんだ。一年、それで幽霊風紀委員ってとこかな。
…乱暴にしちゃダメだよ。
(その振る舞いは、彼女が無遠慮で細かい事を気にしない、豪放磊落な性質を感じさせた。
半ば呆れたような、それでいて苦笑いするようなそんな表情の横目。)

錐葉 咲 > 「あんたは尚更そう思うのかも知れねーなァ・・・。
睡眠がこない分一日が長いからねー、苦痛に感じれば苦痛をより長くかんじるだろーさ。
あ・・・?時計塔かァ・・・、行ったことないねぇ。
あたしが夜景綺麗、素敵・・・とか言ってたら似合わない上に気持ち悪ぃだろ。なんてな、ははっ」

ふー、っと息をついて背もたれにもたれたまま空を見上げて見る、まぁ、確かにこの澄み切った夜空は綺麗だなとか思いつつも言葉にはしなかった。

「馬鹿言え、あたしみたいなのが突撃してみろ、ワイワイどころか殺伐とするっての。
あたしはそこまで沢山の知り合いはいらないかな・・・、数が多けりゃいーってもんでもないだろ・・・、こーやって話してるほーがあたしにはあってるってね。楽だしな」

なんだか考えさせられる素振りを見せた彼女、
なんだろーなぁ、と少し思案する、今度時間があったら聞いてみるのも悪くねぇなぁ、とか思いつつ・・・。

「ふぅん・・・、わかりやすいたとえだけどあんたは機械じゃねーよ、
こうして会話して考えて行動できる、同じ生命ってやつかね。
それにしても外観じゃわからねーもんだな殆ど所か確かに人間だっての。」

彼女の指差した先を眼で追って容姿を伺う、
やっぱり眼の色意外人間と変わるところはない、
不思議なもんだなと思いつつも、では何の種族なのだろうか?と少しだけ気になった。

「だろ?・・・、あたしは会話嫌いなわけじゃないからねぇ。
ま、第一印象は最悪だろーけどさ。暇な者同士お話といきますか・・・。
あァ・・・、そーか、名前いってなかったなァ。あたしは錐葉咲、3年だよ、あんたはソラ、ね。覚えたっての。
・・・乱暴にしねーよ、力でもなんでも使うべき場所はわきまえてるってね。
にしても、幽霊風紀委員、聞きなれないねぇ。」

風紀委員か・・、と、思ったが幽霊?という言葉が先頭につく、なんだろうなと少し気になるところ。
夜空から視線をはずして横目で彼女を見て聞いてみることにした