2015/09/01 のログ
ご案内:「常世公園」に蒼穹さんが現れました。
ご案内:「常世公園」に昼奈さんが現れました。
■蒼穹 > (草木も眠るなんとやら。時は真夜中。
辺り一帯真っ暗で、公園にある仄明るいランプくらいが視界の頼りになるだろうか。
それはさておいて、時期も時期。そういったランプ等に目を遣れば、小さな虫が群れて沸いている姿が見受けられる。
…正直、あまり気分の良い光景ではない。)
はぁ、…暇、だなぁ。
(何をするもなく、寝るところ、寝る必要性もない故に、時間だけが余って行く。
適当にテレビでも見てればいいのかもしれないが、引きこもっているのも性に合わないので、
こうして公園に出てきたと言う事。
腰を落ち着けるもなく、暫し、そのままふらりふらりと彷徨。その行動に、あまり目的も意図もない。)
■昼奈 > ………………
(深夜の公園のブランコが、きぃ、きぃと揺れる。そこに座る小さな影。
僅かな揺れに合わせてちっちゃいツインテールもぴょこん、と揺れて。)
喉乾いた…なー。
(言いながら、飲み終わった缶を手の中でコロコロと転がして。
飲んでも飲んでも満たされぬ乾きと飢えを感じながらも、我慢できぬほどでもない。
とはいえ、安らかに眠る、というわけにもいかずに深夜徘徊。
空を見上げるのも飽いたのか、その缶を無理やりくしゃり、っと手の中で丸め始める。
筋肉がぐつぐつと煮えて、本来であれば出るはずもない膂力を強引に引き出して。
スチールの缶がボールのように潰れていく。)
……そりゃっ!
(ぽーい、っと屑籠に金属の球を放り投げるも、かつん、っと弾かれて。……はぁー、っとため息。)
■蒼穹 > (黒くて、何もかも見えにくい世界に、金属が歪壊して潰れる音と…何かが飛んでいった。)
…何?
(丁度、その目先にあった屑籠の端っこで、金属音がするとともに、きらりと金属片が輝いた。
この暗さだから、その光は尚一層濃く映った。
へしゃげた金属の球は、力で押し潰されたので、恐らくとても小さかった事だろう。
特にする事もなかったのか、その金属の落ちたところへと駆け寄る。
光っていたし、今も光って見える。見間違いでもないだろう。)
アルミ缶?
(そっと拾い上げてみれば、缶のラベルの様な、カラフルな帯も金属諸共丸っこく歪められていたのが見て取れた。)
…ま、罰は当たんないよね。
(元々、屑籠の中に入れようとされていたのだから。
慈善活動なんかそれこそ性に合わないけれど、その金属の球を、
…今は、誰かも知らない不法投棄者?に代わって屑籠に投げ入れておいた。
屑籠から、真っ暗闇を挟んで向こう側、…遊具に乗って遊んでいる子供のシルエットが見えた、気がした。)
■昼奈 > (…人影だ。 自分の投げた金属の缶を拾い上げるその姿が、見える。
別に夜目が普段から効くわけではないのだけれども、虹彩を操ればいくらでも光を取り込むことはできる。
真の闇でなければ、何も見えなくなることはない。)
……誰か知らないけど、こんな夜更けに歩いてるとあぶねーよ。
(声をかける。まだ誰なのかは気がついておらず。
……ただ、うずりと身体の奥から溢れる気持ちを整理するかのように、小さく声をかける。
闇夜の中で声をかけられ、薄気味悪さから立ち去るようならばそれでよし。
無防備なままであれば、………どうしよう。
どうするか考えがまとまらぬままに、相手に声をかけてしまう。)
■蒼穹 > (カラン。スチールで出来た屑籠へとシュートする時に出た金属音。
不意にかかる声。可愛らしさが残っている、少女の小さな声。)
ん?あっはは、大丈夫大丈夫。
私に危ないことなんてそうそうないって。
キミこそ危ないよ?自分の家に、帰らなくていいの?
(どうにも慢心やら自信やらが入りまくった言葉にて、まだ見えぬ声の主に返答する。
無遠慮に、それでいて無防備に、シルエットへとゆっくり2歩踏み出す。
正直、暗かろうと見ることは出来なくても感じる事は出来たりするのだがその必要もあるまい。
此方から見るに、ブランコの様なものを小さく揺らしているだけの、女の子にしか見えなかった。
といっても、この島はイレギュラーが多いため、向こうからしても危ないなんてないのかもしれない。
…ああ、と、ここで思い至る。)
ひょっとしてさ、アルミ缶握り潰してた?
(成程、あの金属球の作り手なら、夜更けが危なくないのかもしれない。
半ばこじつけと強引な推測だが。…それくらい、呑気に思考する余裕はあるのだろう。
緊張感の「き」の字もない、実に悠長な対応。)
■昼奈 > ………そんなこと言ってると、やべー奴に襲われるかもよ。
(この島、やっぱりおかしいと思う。
いろいろなことがあったが、危険に際しての反応が他の場所よりも二手、三手遅い。
それは圧倒的な自信からくるのか、非日常の連続で感覚が鈍っているのか。
女性の声に、思わず手がざわついて。 ぷくぷくと水が沸騰していくような、そんな感覚。)
……そーいうこと。 そんな奴が目の前にいて、んで、今にも襲おうとしてるって言ったらどーすんのさ。
(止まる? 止まらない?
自分でも分からないままに左手をもちあげれば、ぶくりぶくりと泡立つ。
激しい反応を見せ、その左手がぐぱりと横に避けて、牙が覗く。
嗚呼、食べたいんだな私。 ぼんやりと気が付きながら、腰を持ち上げかけ。)
■蒼穹 > やばい奴かー。
それってどんな奴だろ。12mの恐竜とか?ああいうの、ザラにいるんだけど。
まさか公園にそんな怪異が居るわけないでしょ。居てもそんなにやばくない。
(実に悠長である。ともすれば慢心しきっていると思われかねない様な言葉であるが、
本人が実際そうだと思っているのだから尚の事タチが悪い。
自信もあれば、非日常の連続もあろうか。寧ろ、この島で危ない奴なんて飽きる程いるのだと言いたげ。
勿論、暗闇通して向こう側の彼女の中で蠢く感覚など露とも知らないし、知っていても同じことを言っていた可能性が高い。
客観的に見れば凄く慢心しているし、ゆったりしている。)
あ、そうだったんだ。いや、あれくらい私だってできるって。舐めないでほしいな。
それに、襲おうとしてるなら、有無を言わさずもう既に襲ってきてるんじゃない?
(目の前に、つまりその少女は、金属を握り潰すだけの腕力があると言う事。
見えるかどうかわからないけれど、また数歩、遊具へと歩み寄れば、にんまり己の見解を満足気に。
一歩、一歩…踏み出すと共に、暗い中に明らかになっていく、少女の、少女らしからぬ容貌―――。)
…あ、…わーお…。成程、怪異かぁ。最近怪異と鉢合わせする事、多いなぁ…。
(困ったように笑う顔も、果たして向こうに見えているかどうか。
掲げる様にして挙げられた左手は、化学反応でも起こしているかのように、音を立てて変化している。
中から飛び出た一本の刃物のような何か…あれは…あの少女は、機械兵器とでも言うのか?
それとも、少女の皮を被っただけの何かか。魔法で化けているだけという線もある。まぁ、何でも良いか。
暗いながら、ここからでもはっきりと、それが武器であると認識できる。少女が立ち上がった
―――彼女は、つまり?戦闘狂か、その類だろうか。)
ええっと…そうだね、私とお話する気はある?
若しくは、優しいお姉さんがおうちに送って行ってあげるけど。
(明らかに危ない物を見ても、尚も怖じることがない様子は、果たしてどう見えることやら。
場所が場所だし、こう言った荒事は最近は意図的に避けているのもあった故、努めて穏和に。
といって、向こうが聞く耳持たず立ったら、それに取り合う気でもある。
「なる様になるだろう、荒事で己が下に立つ事など、ないのだから。」…そんな、自信とも慢心ともつかぬ感情は、やはりというか、一向に消えない。)
■昼奈 > やばくねーの!?
(思わず聞いてしまう。
12mの見上げるような奴がいたら、私だったら多少緊張をして、ガッツリ戦う準備をしてしまう。
やっぱりこの島はおかしい。何もかもがおかしい。)
………やっぱこの島、頭おかしいな。
あれが「フツー」ってんなら、私の知ってる「フツー」がぐっちゃぐちゃになるわ。
………まー、本当に襲うならもう襲ってるってのは事実だと思うけどさ。
(相手のゆったりとした言動に、飛びかかるタイミングをすかされ。
敵意を向けるにそれを逸し。
言葉の鋭さを削られる。
心が定まっていないからこその、根っこからの戦闘狂になりきれぬ、衝動に揺れながらの行動だからこその揺れ。
それでも、踏み出して近づいてくる相手に、喉がごくりと鳴って。
一気に噛み付いてやろうかと手を持ち上げかけたところ、で。)
………………………!!
(何かに気がついた。何かに。びくり、っと身体が震えて。
そのまま、左手がぎゅるん、っと引っ込んで小さくなり。
立ち上がりかけ、今にも地面をけろうとしたその動きが固まる。固まるどころか、ベンチに座りなおして。
腕が裂けて口になっていたのが、ぱくりと閉じられてもとの腕に戻り、牙は収まって身体の中に消え。)
………えー、っと。………その、……ソラ?
(すごく、その、申し訳無さそうなちっちゃな声がした。
今にも取って食うぞ、とばかりの荒っぽい声のトーンから一転、様子を伺うような小さな声。)