2016/01/23 のログ
四十万 静歌 > 「まぁ、普段から出せれば楽なんですけどね。
 やっぱり大きな声出すと恥ずかしいんですよ。
 なるべく北風さんの前くらいでは多少大きな声だせるよう頑張ります。」

と、苦笑しながらも。
ぐっと気合を入れて答える。
頑張れ私、と心の中で喝をいれただけともいう。

「そういっていただけると助かります。
 まぁ、確かに……」

寒い風が身に染みる。

「どこか暖かいところでゆっくり話した方がいいですよね。
 あはは、のんびり話していたら風邪ひいてしまいそうですし、
 こんどゆっくり出来るときに出会えたら、
 ぜひ聞かせてくださいね。」

とウィンクして約束をするだろう。
語りたくて我慢する様子に、
長くなりそうな話を覚悟しながら。

「――はい。どういたしまして。」

ありがとうの言葉ににっこり笑顔で、応え――

「体、壊さないように気を付けてくださいね。」

と、気遣いの言葉をかけた。

城 北風 > 「そうか。まぁ、無理はするな。
 無理せぬ程度に堂々と過ごすがよい。
 貴様はいい人間だ。善である。
 善がおどおどと隠れるように過ごすのは、不健全だ。」

うむ、と頷く。
相手の気合が伝わったのだろう。

「そうだな。今日は冷える。
 貴様も用事がなければ塒へと戻るがよかろう。
 …ああ、我が引き留めてしまっているのか。悪かった。
 我もこの公園を去らねばならぬ。そろそろ暇を貰うとしよう。」

ぐす、と鼻を鳴らしながらそう言う。
堂々としているが、やはり寒さは堪えるようだ。
コーヒーをポケットの中に入れ、ぎゅっと握りしめながら

「…貴様もな。四十万静歌」

かけられた労いの言葉に、そう返した。

四十万 静歌 > 「――そうですね。
 そうさせていただきます。」

一瞬の沈黙の後、淡く儚く微笑むだろう。
確かに正論だし、
確かにそうあるのが正しいのだろう。
それでも、一瞬間をおいてしまったのは――
四十万静歌という人間の弱さのあらわれ、か。

「――では、お互い帰るべき場所に帰りましょうか。
 それでは、またいつか会いましょう。」

が、すぐに気を取り直したかのように満面の笑みを浮かべてそういうと、
持って帰るべき荷物を手に、ゆるりとお辞儀をして、

「おやすみなさい。北風さん。」

そういってくるり背を向け帰るだろうか。

城 北風 > 「ああ。そうあるがよい。
 貴様はいい人間だ。ゆめ忘れるな。」

相手の柔らかな微笑みを真顔で見つめ、そう言い放つ。


「そうだな。道中気を付けるがよい。」

そう言って相手の背中をしばし見送ると、段ボールを片付け始める。

ご案内:「常世公園」から城 北風さんが去りました。
ご案内:「常世公園」から四十万 静歌さんが去りました。